長島美術館〜シャガール『ダフニスとクロエ』
長島美術館
前からずっと行きたかった美術館にようやく行ってきた。
昨春、鹿児島市内の三宅美術館に行った時に、美術館内のポスターで存在を知ったのだった。
徒歩で行くには遠いと聞いていたが、私には問題なかったから(確かに最後の階段はキツかったけれど)もっと早く行けばよかったと大後悔。
長島美術館の概要をホームページから引用。
以下に概要リンクを貼っておきます。
やはり、行きたい場所、やりたいことはすぐやるのが肝心。
ダフニスとクロエ
3連休。
引っ越し準備をしないといけないのに、どうしても違うことをしたかった。
鹿児島を満喫したいのだった。
桜島に渡ろうかとも考えた。
でも行ったことがない場所だと長島美術館。
検索したら、企画展はシャガール。
シャガールは昔ニースのシャガール美術館がとても良くて、シャガールの印象が変わった。
また訪れたい場所のひとつ。
そんなこともあって、徒歩1時間かけて行くことにした。
アクセス
鹿児島中央駅の西口から、蒸気屋さんの前の通りをてくてく。
お腹が空いて、焼きどうなつ(朝8時台に開いていた)を買ったら、このお店だけハート型らしい。
素朴で好きなおやつ。
そのまま進むとトンネルがある。
常盤トンネルだと思う。
そこを抜けると左側に長島美術館への道?がある。
一見躊躇うものの、ここを通り長島美術館へ行った人のブログにもこの写真があったから、とりあえず進む。
とにかく急。
まだ椿が咲いている。
白い花に癒される。
斑入りも咲いていて、
地面には冬の名残のように、花が落ちていた。
冬が好きな私は、椿が落ちると悲しくなる。
途中小さな真紅の椿も落ちていたが撮る余力なし。
結構急な階段なのだ。
そこを抜けたら見晴らしが良くなり学校が見えた。
横には公園の案内があったが、どこが公園なのかよく分からない。
この案内の横にまた坂道がある。
まだ登るの?と思ってもここで引き返す訳にもいかない。
実はここに至るまでにナビの案内のせいでものすごい遠回りをした為に、かなりエネルギーが切れていた。
気を取り直しとにかく一歩一歩進む。
上がり切ると霊園があって、そこを左に曲がっていくとようやく長島美術館が見えてきた。
案内が見えてからもさらにてくてく。
ようやく入り口に着いた。
スムーズに行けばナビ上は、52分だったけど回り道のお陰で30分!も余計にかかってしまった。
この入り口にいる動物から南国情緒が漂う。
アプローチも広々で解放感
展望スポットがいくつかあり、ここからの眺めも良かった。
こんな看板もあって、椰子の葉っぱの落下に気をつけた方がいいらしい。
広々とした空間が、それまでの疲れを忘れさせてくれた。
美術館は本館とアネックスがある。
本館とアネックスの前からの眺めも素晴らしい。
桜島手前の鹿児島市内。
赤い観覧車も見えた。
美術館の本館。
本館横には、鹿児島の郷土作家像が配置されている。
7つの展示室
ロビーには、ロダンの『考える人』が正面に展示されていた。
第1展示室
黒田清輝など郷土作家の作品を中心に展示。
私は特に、和田英作の『バラ』と黒田清輝の『夏草』が好きだった。
第2展示室
ここには、エコール・ド・パリの画家を中心とした絵画や彫刻があった。
ルノワールの彫刻が2点ほど。
ユトリロの『ロバンソンのラヴィヨン・ラ・フォンテーヌ』とシャガールの『花嫁と花束』が好きだった。
第3展示室
アール・ヌーヴォーのガラス。
ドームとエミール・ガレの作品があり、これも見に行きたかった理由。
第4展示室
新大陸の先史美術。
ペルー、コロンビア、コスタリカ、エクアドルの出土品や装身具。
第5展示室
見たかった白薩摩の展示室。
薩摩焼で主に藩主御用達品として作られた錦手や金襴手などの豪華絢爛な『白薩摩』
第6展示室
薩摩焼で主に日常雑器として使われた素朴で力強い『黒薩摩』
第7展示室
企画展室で、収蔵品などによる小企画展などを開催。
今回はシャガールの企画展だった。
シャガールの企画展
『ダフニスとクロエ』という、山羊使いと羊飼いに拾われた男の子と女の子の物語。
館内に、物語も置いてあるから、ザーッと読むこともできた。
シャガールが好きな方もそうでない方も楽しめると思う。
おわりに
時間があまりなかったから、2時間くらいしか居なかった。
(美術館の人によると短い人は15分、長くて1時間くらいだそう。)
私は好きな展示室を、ゆっくり何回か見たし、外の景色も楽しみ2時間ほど。
喫茶室は時間の関係で入らなかった。
絵葉書を買ったから、友達や家族に便りを出したいと思っている。
長島美術館のホームページの割引のページを見せたら大人一般1,000円が800円になった。
鹿児島市を訪れたら是非足をのばしてほしい場所のひとつです。
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