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半身浴と読書

最近毎日病院に行くので対応を測る。

36.8度くらいがいいのに、今日は36.3度だった。低い。

やはり暑いから車でエアコンなどつけていると表面温度が下がるのかしら。

そんな訳で半身浴で身体を温めなきゃ。

半身浴の間は本を読んだりする。
あまりにも眠たい時は無理だけど。

昨日はこの本を読んでみた。
曽野綾子氏の本。

ストーリーではなく、どこから読んでもいい本は半身浴にちょうど良い。

人はかならず必誰かに好かれ、誰かに嫌われている
人間の中には、必ず排他的な心理がある。人はかならず誰かに好かれ、誰かに嫌われている。それをいちいち気にする必要はあまりないように思う。嫌われている人の心はあまり乱さないほうがいいからそれとなく遠ざかり、自分と気が合うと言ってくれる人と感謝して付き合う。それが自然ではないかと思う。嫌う相手に好きになれ、と強制する方が私は惨めで浅ましくて嫌だ。

「自分の顔、相手の顔」

世の中には、良心的で厳密な人ほど神経症にかかります。他人は多分自分のことをよく思っていないだろうと思うと、人嫌いになります。
失敗や手抜きを自分に許さないと不眠症になります。他人に愛されないことも悲しいことです。しかし、自分にとりたてて悪意がないなら、他人の悪意は甘んじいち受けるほかはない、とこの頃は思うようになりました。一人の人に憎まれても、別の人に好きになってもらえる、ということも、世の中にはよくあるのですもの。

「聖書の中の友情論」

こんな感じで短い文章が掲載されている。
正直な書きっぷりが好き。

ボランティア活動は、初めから、いささかの損を覚悟すべきだし、あまり楽しくないほうが本物である。楽しくて、たまらないボランティア活動には、どこか危険な匂いがする。

「自分の顔、相手の顔」

壊れても仕方がない、むしろ壊れたほうが良い関係
誰しも自分の体は自分で守るのである。他の状態なら、いざ知らず、死ぬほど疲れていると感じたら、どんな不義理もできる。死ぬことと比べたら、出世も、悪評を立てられることも我慢できるというものだろう。本当に過労で死ぬかどうかは、自分しか判断できない。一方、企業や組織の方でも、従業員をどれほど厳しく使ったら、事故が出るか、見極めるのが組織の繁栄につながってくる。働いている人が「カローシ」でもすれば、格好が悪いから、週休も年休も、しっかり取ることを今より勧めるようになるだろう。企業の方にもこの点の見極めと言うことが必要になって来る。

「近ごろ好きな言葉」


今日の半身浴のお供は、津田晴美さん。

2001年初版の本。
何回も読んだ。母の本棚にある本。

キッチンの英雄。
パイレックスのミキシングボウル。キッチンタイマー。野菜水切り器。万能鋏。タッパーウエア。ピーピーケトル。フライパンとパスタ鍋。木ベラ。ガーリックセラー。

気持ちよく暮らす100の方法

優雅なもの。
小さな銀の灰皿。

気持ちよく暮らす100の方法

十五年間共に暮らした猫が老衰で死んだ。何も食べなくなって、一週間、水を飲まずに一週間、眠ったままで最後の一週間目に昇天した。
病院へ連れて行かずに我が家で最後を看取った。誰も教えてくれない。大切なことを猫が教えてくれた。

気持ちよく暮らす100の方法

どんな本かうまく説明できず、筑摩書房さんのサイトからお借りする。

部屋に。家具に。ともに暮らす「もの」に、あなたはどれだけ自覚的だろうか。そして選び抜いたそれらに愛情を持って接しているだろうか。やっかいで面倒な日々のことを、よろこびに置き換える方法。選んだものを愛する意識。それだけで、毎日は豊かになる。インテリアプランナーである著者が一人の生活者の視点から気持ちよく暮らす方法を提案するエッセイ集。

この本の目次
プロローグ あなたのプランを描く前に
1章 気持ちよく暮らす100の方法
2章 ものとつきあう法
3章 住まいを豊かにする法
4章 光を考えるときに
5章 シンプルな生活を楽しむ春夏秋冬
6章 部屋のうちそとも楽しむ
エピローグ 毎日の暮らしの中で

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480420107/

母の本棚には他にも津田晴美さんの本があり、私は結構好き。

さて。
今日の母。
先生からは、

まだ熱が下がらない。
検査をしたら、肺は大丈夫だが甲状腺に腫瘍があるみたいだから月曜日に診察させたい。とのこと。
甲状腺は確かに前にも指摘で経過観察だった。
あと今日朝と昼あまり食べてないという。
明日はゼリーやリンゴを煮たものなど、持っていこうと思う。

読書はエッセイが好き。
適当に紐解いている。

図書館でかなり待っている本のうち3冊があと5人以内になった。
まだかなり待つものも数冊ある。忘れそう。

おうみのひとさんの読書記録から面白そうで予約したものだと思う。

楽しみ。

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