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後悔先に立たず  

フラワームーン

昨日はフラワームーンだった。

射手座の満月。
私も射手座だし、3月も4月も満月を拝めなかったので五月は見たかったが、曇り予報。

月の出18時41分にベランダや外に出ても見えない。

諦めていたが、10時を過ぎて少しした頃、何となく呼ばれる気がしてベランダに出てみたら雲が切れて満月を見ることができた。

同じように撮っているのに
これは周りの光が多い
まだ完全でないのが分かる一枚

母を転ばせてしまった夜。
しばらく父とスッタモンダしていたが諦めて、救急車を呼ぶ。 

その時は、雲でぼんやり霞んだ月がぼーっと私を見下ろしていた。
救急車に乗り込みながら、
『こんな曇りの夜でも見えるんだ』と思った。


月を眺めて、母の不在を思うと、
心が苦しい。
涙が出そう。

私の不注意。
悔やんでも悔やみ切れない。
自分を責めるなと言われてもまだ無理みたい。

和室にもリビングにも、母が居なくて、母のために戻ってきたのに意味がない。

救急車の中で

救急車に付き添いで乗るのは初めてだった。

ただでさえ病院が怖いのに、こんなことになるなんて。

救急車の人?が、『お母様、血圧の薬飲んでますか!?』と聞いてくる。


飲んでない。

このピコンピコンうるさいのはなんで?と思うと、
母の血圧が、200を超えているらしい。私が見た時は211とか206だった。

!?

死なないよね!
と思いながら、ドキドキして見ているが病院に着いてからも母の血圧は200を超えており、転倒のショックだったのかも。

ごめんなさい、お母様。

昨日の母

げっそりしていた。
胸が痛む。

ちょうど私と父が病院に着いたところで、母が寝かされた台を看護師さんが移動しているところにばったり会えた。

駆け寄って、『お母さん、ごめんね。』と言う私に、

キリッと険しい顔で、
『この人たち悪者で、』と私に訴える母。

看護師さんが、『朝からたくさん検査をしているから、お疲れで。』とおっしゃる。
悪者にされて、ごめんなさい。

悪いのは私なのに。

検査が終わるまで、
面接の受付
入院の諸手続き
の対応をする。

ようやく面会

ものすごくげっそりした母を見て、
申し訳なく思う。

父が『可哀想に』と悪気なく私に追い討ちをかけてくる(苦笑)。

少しだけ折れなかった足をリハビリの方が動かしてくれたが今日と土日はないので心配。
私が行った時にやってみよう。

北海道の友達が送ってくれたチョコレートをあげたら嬉しそうに食べた。

寒そうなので靴下を履かせる。

今日の母

大腿骨骨折の内出血で、輸血。

したくなかった。

面会に行くと、顔が赤い。

熱が38度ある。

謝っても仕方ないけれど、
本当に可哀想で(ガリガリの細い手に管とかついている)、
涙が出そうになる。

これがまた自分のせいなのが辛い。

謝ると、分かっているのか分からないけど、
『いつまでも、言わなくていい。』と言われた。

後ろ髪を引かれる思いで、面会を終える。

土日

先生との次の診察は月曜日。
手術の説明を受ける。

怖いから聞きたくないが仕方がない。

土曜日は友達と美術館の約束があり、どうしようとケアマネさんに行ったら、

行けるなら行ったらどうか。
辛い気持ちを聞いてもらうもよし、
別の話でリフレッシュするもよし。

家で悶々としないように。
のアドバイスをもらった。

友達とアートに触れたら、ランチをして15時から16時には面会に行くことにする。

なんだかくたびれた。
体もだけど、きっと心も疲れてると思う。

自分の気持ちを正直に書くと、
やることはこなしているけれど、
多分まだ立ち直れていない。

転んだ時のことが、フラッシュバックみたいに蘇る。

私、こんな人生のシナリオ、なんで書いたの?
って生まれてくる前の魂に言いたい。

今日は暑かった。

病院ややることの合間に、大物を洗濯した。
草取りもした。

何かしていないと、考えてしまうから。

後悔先に立たず。
どんなに悔やんでも悔やみ切れないが、元にも戻れない。

月はこんなにきれいに輝いていた夜。
私の心は重たい。

父は『自分が替ってあげたい。』と何度も母の頭を撫でていた。

母と父の時間を奪ってしまった🥲
父にも申し訳ない。

一日も早く、その時間を取り戻すために、今はお医者様に手術を無事にしてもらうしかない。

不安だらけ。
早くホッとしたい。。。

最後にコメントをいただいた皆様、
ありがとうございます。
少しずつ気持ちも取り戻していきますね。

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