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ミリオンライブで隙あらば自分語り①切っ掛け編


前置き

2023年8月、アイドルマスターミリオンライブがアニメ化されて劇場で先行上映がされた。あまりにも待ち続けて、待ち続けている間に様々なクソデカ感情に襲われていたことから、上映当日には疲れ果てて虚無であった。
しかしだ。先に鑑賞をしたプロデューサーたちが、SNSでミリアニのことを大絶賛していたのである。その称賛の嵐に、期待と不安に襲われる。そんな様々な感情を抱きながら劇場に足を運んだ。

結果、鑑賞中に号泣したのであった。
一緒に観に行った友達と涙ながらに語ったし、帰ってからはネタバレを巡回した。そしてnoteで様々な素敵な感想を読んで、私もこの感動を言語化して残したいと思ったのである。

そして初めてnoteに上げた記事がこれである。
ひとまず第一幕を書き終えた今、思ったことは、今までのミリオンライブの出来事もリアルタイムで書きたかったなということだ。その時の楽しかったことや感動したことを言語化して残しておけば良かったと後悔している。
リアルタイムで書くのは無理だが、ミリマス10周年という節目でもあるので、思い出せる範囲で書こうと思う。

アイドルマスター

初めて好きになったアイドル

一番最初のアイドルマスターの記憶は、頭にヘルメットのようなものを被り「とかちつくちて♪」と歌う女の子だったと思われる。当時流行っていたニコニコ動画で、そんな動画を目にしたことがあった。
本格的にハマったのは、アイドルマスターが好きな友達がいて、その子から布教されたことだ。
友達は家庭ゲーム機でアイマスを遊ぶくらいにハマっていた。
私にはゲームをやる環境も習慣もなかったため、色んなアイマスMADを教えてもらって、アイマスのキャラクターや楽曲を知ったのである。

教えてもらった動画の中で、この3A07という動画が特に好きになり、そのまま三浦あずささんが好きになった。
とは言え、ニコニコ動画で動画を見るだけだったので、あくまでもライトなファンであった。

アイマスアニメ化と映画化

確かアニメも友達にすすめられて見たはず?
アニメ化されて喜んでいたような写真もあった。オープニングのCHANGE!!!!が大好きで、友達の家庭ゲーム機で何度もCHANGE!!!!を見せてくれとせがんだ記憶もあるので、それなりに楽しんでいたようだ。

東京駅で撮影したあずささんの広告

ムビマスは映画館で鑑賞した。天海春香の言葉でめちゃくちゃ号泣した。今でも買ったパンフレットを大事にしている。
映画でミリマスの子たちも出てくるけれども、この時は特に知っておらず、可奈と志保は物語のキーパーソンであるぐらいの認識であった。

ミリオンライブ

知った切っ掛け

ミリオンライブを知った切っ掛けも、やはり上記の友達の布教であった。
最初にミリオンライブを知ったのは、友達のスマホの画面を見せられた時だ。それはGREEで配信されていたソーシャルゲーム、通称グリマスの画面であった。
その時のミリマスの第一印象は、あの悪名名高いソシャゲかーとあまり良くなかった。当時ソシャゲは流行っていたが、1枚のイラストデータに何万円も課金させ、ゲームはポチポチするだけの作業ゲーだと、批判の声の方が多かったと思われる。
初見はあまり良くなく、次に出会ったムビマスでもモブキャラくらいの認識で終わってしまった。

ハマった切っ掛け

やはりというべきか、ハマった切っ掛けも勿論その友達の布教であった。友達がミリマス2ndライブに当選して、もう一枚あるからと誘われたのだ。折角だし行くか〜ぐらいの軽い気持ちで私は承諾した。ライブに行くんだったらLTHシリーズのCDを履修した方がいいと教えてもらって、TSUTAYAでレンタルしにいったのを覚えている。LTPシリーズの履修もなんやかんやライブまでに済ませていた気もする。
水中キャンディとvivid colorが好きで、何度もリピートして聞いた。

上の10枚がLTHで、下の13枚がLTP

グリマスに手を出す

グリマスにも手を出すことになったんだが、ここも友達の布教によってだと思われる。
上記で三浦あずささんが好きだと書いたが、グリマスで「激動!アイドル警察24時」というイベントが開催されていて、三浦あずさのSRが簡単に手に入るからやってみてと言われたのである。
このイベントは2014年10月28日~2014年11月5日まで行われたものだ。

ゲームのアイテムが大量の始末書で笑った気がする

その後の2014年12月26日~2015年1月5日に開催された「年越し!アイドル美食グランプリ」では三浦あずさが上位報酬だった。
初めたばかりでレベルが低いと、アイテムなしでも体力回復をしてもらえたような気がする。それなら無課金でもいけるのではとやってみたが、無事に爆死したはずだ。
順調に、ソシャゲへの抵抗感がなくなっていくのであった。

宮尾美也のタイエビさんが有名なイベント回

友達が有能プロデューサーだった

ここまで書いて思ったのが、友達がハマらせようとめちゃくちゃ頑張っていたんだなということだ。
その友達と私は、趣味と嗜好がまるで合わない。
好きになるキャラクターは被ることがないし、そもそもハマるコンテンツやジャンルすら、被ることが少なかった。
私がミリオンライブにハマったのは、熱意ある布教、引き際を見誤らない判断力、私が興味を持つだろうと見極めた慧眼など、友達のプロデュース力によってだろう。すげぇや。

私もアイマスを楽しんでいたが、この時は友達に誘われたからが理由であり、主体的には活動はしていなかった。プロデューサーではなく、ファンとして楽しんでいた。

ファンからプロデューサーへ

2ndライブ

アイマスのライブも初めてであったが、そもそもライブ自体が初めてであった。
物販ではサイリウム6本セットを買った。何か記念に欲しかったが、実用性のあるグッズはなく、それならばライブで楽しめるものを買おうと思ったからだ。

憧れのバルログ持ちができて楽しそうですね

友達が買ったパンフレットを読みながら、りえしょんのコメントが文字なのに五月蝿いと笑ったような気もする。
どういう心持ちでライブに挑んだのか忘れてしまったが、多分普通にワクワクしていたのだろう。

ライブの詳細は覚えていない。
ただ、興奮の渦に巻き込まれて大はしゃぎした思い出が、薄っすらとだけ残っている。
ちょっとした記念に買った6本のサイリウムだけど、買って本当に良かったと思っている。

天空橋朋花

天空橋朋花を好きになった切っ掛けを覚えていなかったのだが、友達とのLINEの遣り取りを遡ると「鬼だらけ!アイドル節分パニック」のカードを見て、気になりはじめたようだ。
2015年1月29日~2月8日のイベントで、2ndも近くなっており、キャラクターも曲も把握し始めた頃だろう。
そんな頃に出会った天空橋朋花がこちらだ。

鬼の女王様
皆なかよく恵方巻

この頃好きだったキャラクターのように、高圧的で堂々とした立ち振る舞いに惚れたのだろうか。
それとも覚醒後の可愛い笑顔にギャップを感じて好きになったのだろうか。
覚えていないけど、今では何も恥ずかしがることなく「ぶひ〜!!🐷」と叫ぶ子豚ちゃんになったのだ。

小岩井ことりさん

2ndライブは1日目を現地で参加することができた。
初めてのアイマスのライブ、そもそもライブ自体が初めての状態で、小岩井ことりさんのMaria Trapを見てしまったのである。

一緒に行った友達が、朋花ちゃんを演じている小岩井ことりさんがいてよかったねと、言ってくれたと思う。買ったサイリウムにも朋花ちゃんがいてよかったねと言ってくれたはずだ。
だから2ndライブに臨む時点で、天空橋朋花のことは既に好きになっていたはずだ。

しかしだ。
これも薄っすらとした記憶だが、小岩井ことりさんのMaria Trapを目の前にして、「こわっ……」とちょっとビックリしてしまったのである。
今まで可愛かったり明るかったりしたアイドルの曲が続いていたのに、一気に重々しい雰囲気になったのを覚えている。
天空騎士団七か条が唱和されたので、Maria Trapと鳥籠スクリプチュアどっち!!??と混乱したのも覚えている。
うーさぎのうたー♪の可愛らしい歌声で一息つけたと思ったのも束の間、すぐに迫力のある歌声に戻ったので「やっぱこわい」となった気がする。
小岩井ことりさんが髪の毛の先をクルクルするパフォーマンスが好きなのだが、きっと多分、あのライブ会場の画面で見て、目を奪われたはずだ。

このライブの後、私は鳥籠スクリプチュアを何度も繰り返して聞いていた。
天空騎士団七か条を唱和できなかったのが悔しくて、必死に覚えようとしていたのだ。
それにあの頃は、人の話し声が異常に五月蝿く感じてしまうことがあったが、イヤホンから流れる天空橋朋花の歌声に救われていたのもあった。
Maria Trapと、鳥籠スクリプチュアと、ソロCDに入っていた星屑のシンフォニアは、あの頃の私にとってかけがえのないものであった。

こうやって書くと、やっぱり2ndライブで天空橋朋花と小岩井ことりさんが好きになったんだと思う。
ライブ会場ではあまりにも圧倒されすぎて、感情の整理がつかなかったのだろう。
その後の日常で、グリマスを遊び、曲を聞き続けていくうちに、私は天空橋朋花の子豚ちゃんでプロデューサーになれたのだ。

10thAct1のMaria Trap

こうやって書くと、10thAct1のMaria Trapは、2nd以来の現地でのMaria Trapだったのかもしれない。
2ndから10thまでの間に、私は天空騎士団の水色の法被を身に纏い、天空騎士団七か条なんて暗記済みだった。
しかしだ。いざMariaTrapが流れ始めると、七か条を間違えて「ひとつ」から言い始めてしまったのである。まるで成長していなかった。

小岩井ことりさんはあの頃と変わらず、いや、あの頃よりも、パフォーマンスを仕上げてきていた。
怖いなんて感情はもう存在しない。歌声に圧倒されて、興奮と高揚に襲われて、サイリウムを強く握りしめた。間奏で、この湧き上がる感情を吐き出すかのように、大声でコールをした。

ふと、観客席のサイリウムが目に入る。たくさんのウルトラオレンジのサイリウムが光り輝いていた。
残り少ない曲数からいっても、あのアイルが控えているのは皆がわかっていただろう。それでも、小岩井ことりさんの圧倒的なパフォーマンスに、たくさんの人がウルトラオレンジを折って振っていたのだ。
この光景に涙で視界がボヤケてしまい、ライブをちゃんと見れなかったのは、ちょっとだけ後悔している。
現地でのMaria Trapを、また別の機会にリベンジしたいものだ。

切っ掛け編はここまでだ。次はグリマスの思い出を書こうと思う。できれば第二幕を見る前に書きたい。

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