デートDV ー毒親ー

10年前は私の発達障害が判明した時期である。

交際相手にも告げた上で、定期的な精神科通院をしていた。先生は注意力を改善する薬を出してくれて、診察では世間話が楽しかった。

1年間通院する。薬の調整で仕事も問題なかった。

「親が話したいって」ある日、相手方から突然スマホを渡される。電話は既に繋がっている。

「精神科に通ってるんだって?」

私「はい。行ってます」

「その先生の専門はなんなのさ?」

私「専門、ですか?えっと、精神科の先生で…」

「そうじゃないわよ!その先生ごとにあるでしょ!引きこもりの診察とか摂食障害とかさあ」

私「…すみません、先生の得意分野は知りません」

「はあ〜〜?あなた大丈夫?普通病院だったら何を診るか書いてあるじゃない」少し笑っていた。明らかに馬鹿にしていた。

「それで、カウンセリングの時間はどれくらいなの?」

私「いえ、カウンセリングとかはなくて…。話を聞いてもらって、それでお薬を」

「ハァ?!カウンセリングなしで薬出すなんてまともな先生じゃないわね!」今度は怒り出した。私は意味もわからず「すみません」を繰り返した。相手方はひたすら謝る私をつまらなそうに見ているだけだった。

#デートDV #モラルハラスメント #毒親 #発達障害

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?