ホイスコーレ135日目

今日は10時から第二次世界大戦の博物館に皆んなで行きました。
以前ドイツまで試合を見に行ったときと同様の2階建ての大型バスでいざ出発!
今回のバスも2階席のフロントガラスは飛び石で盛大にヒビが入ってました。
これってOKなのか、、、?
デンマークの常識に一抹の不安を抱きながらバスに揺られる佐野。
40分ほどで目的地に到着。
明らかに博物館ではない。
牧場と古いTHEヨーロッパって感じのお家が何軒か建っている。
見た感じ100年以上昔の民家なのではないだろうか。


戦争の博物館とは思えないので
休憩場所かな?
と思ったらここで昼ごはんを食べるらしい。
古い民家を使ってレストランをしているらしい。
とりあえず下車。
各自中庭的な広場を散策。


10分くらいフリーで散策した後にチームごとにクイズが配られ、チームのみんなでよくわからん小屋のベンチでクイズに挑戦。
だがしかし、英語で問題が書いてある紙は2枚しかなく、英語が中学生レベルの佐野さんに回ってくる訳でもないのでベンチに座ってボケーーっとしておりました。
この小屋、壁に沢山絵が描いてあるのだが、なんだか良くわからん。
誰かの家の歴史なのか。
はっきり分かったのは、ハンチング帽をかぶったおじいちゃんが祖父で右に息子がいて(名前のところにおじいちゃんの名前とサンって書いてあったので息子だと分かった)
その右に孫が描いてあり、お父さんと孫の没年が1944年で同じだったこと。
1944年といえばナチス・ドイツが降伏する一年前。
デンマークへの侵攻は1940年なので一体なんで亡くなったのか、、。

それにしてもこの小屋、、臭い。
なんかションベン臭い。
なぜ?
そんな事を考えていると、
「YOKO!1か4どっちがいい?」
と聞かれたので「1」と答えました。
やっとクイズに貢献できました。
ちなみにクイズは世界大戦中の死者の数だったり、とりあえず戦争に関係するものでした。

そんなこんなで私は気づいちゃったんだなー。
ここが博物館だということに。

う、うそだろ・・?
って思うでしょーー。
私も思ったけどどうやらここらしい。
この場所に意味があるらしいのです。
戦時中にデンマークの軍隊かナチス・ドイツのどっちかがここに駐留したらしいです。
確かな事は分かりかねますのでご了承ください。
展示物が全くない博物館も珍しいな。

その後はレストランで昼食🍽
レストランはヨーロッパの古民家でとても可愛かったです。
内装も凝っていて、ここだけタイムスリップしたみたいでした。


でもご飯は、、、。
なんでここでも酸っぱいパンなんだよーーーーー。
酸っぱいパンと白身魚のフライ。
あとデンマークによくあるレモネードのソース。
最後に豚の皮をパリパリにしたものを卵と一緒に炒めたもの。
この豚の皮がとてもしょっぱい。
なんでやねんってくらいしょっぱい。
この卵も炒めたというより茶碗蒸しみたいにした感じ。
でもさっき厨房を見た時には炒めてたんだよなー。
学校のブランチで出てくるスクランブルエッグと同じような味。
学校のスクランブルエッグも、バットにいれてオーブンで焼いた後にかき混ぜたみたいなスクランブルエッグ。
正直のところ、口に合わない。
なんか乳臭い。
きっと慣れてないだけさっ。

ご飯の前におじさんが何か皆に話しをしていたけどデンマーク語なのでよく分からん。
他の子に聞いても結局おじさんのおばあちゃんがなんかあった事しか分からんかった。
結局英語でも分からんかったので、佐野さんの英語力の無さを痛感して終わった。

ご飯を食べ終わってバスに乗り込み次の場所へ。
次の場所こそはちゃんとした博物館であってほしいぜ。

10分後。
森の手前で降ろされる。

なんでじゃーーーーーーーーーーーーーー。
わしらに一体どこへ行けと、、?
仕方がないので皆に続いてひたすら歩く。
ふと頭をよぎる「地獄のアウトドア」
頭にこびりついた浴室の如きカビの様な記憶を薙ぎ払い、無心で体重移動を続けていく。
右、左、右、左。
雨上がりの森は無数の刺客を放つ。
そう、数多の蟲達である。
ぎぃやああああああああ。
内心は自分の叫び声で一杯である。
しかし、そんな様子はおくびにも出さず黙々と歩みを進める。
なぜなら私は大人だから。
こんな子供達の前で弱音は吐くまいよ。
地獄のアウトドアではブヒブヒと醜い子豚ちゃんの如き醜態を晒してしまったが、佐野は生まれ変わったのだ。
さながら湖畔を涼しげに泳ぐ白鳥の様である。
とかしょうもない事を考えていたら目的地に到着しました。
ぽつねんと小さな掲示板があるだけの広場。
広場と言っても教室くらいの大きさの小さい広場。
特に整地されてるわけでもないので、荒れ地と化している。
掲示板には白黒の落下傘部隊の写真が載っていたので、おそらくここがナチス・ドイツの落下傘部隊が降りたとこなのではないだろうか。
多分。
もしかしたら連合軍かも。
分からん。
そこで10分くらい先生の話を聞いて終了。
直ぐ側で待機してたバスに乗り込み帰路につきました。
・・・いや、最初からバスで行けばよくね?
なんて無粋なことを思ってしまってすみません。

まぁそんなこんなで今日を終わります。
ではまた明日!!!

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