シノファーム 国策でグローバル画策

国有医薬の中国医薬集団(シノファーム、北京市)が新興国開拓に意欲を見せている。広域経済圏構想「一帯一路」の関係国向けに製品供給を狙い、開発中の新型コロナウイルスワクチンでは中東や南米も視野に入れる。相次ぐ国内再編で売上高は約7兆5千億円超。薬の製造から販売まで一手に手掛ける複合企業が「外海」に乗り出す。

一帯一路って、南米まで視野にいれてるってすごいな。

今回のコロナがきっかけでどの国もワクチンほしいもんな。なんか中国ずるいな

売上高7兆5000億円ってすげえな

IQVIAは2月18日、2019年の国内医療用医薬品市場が前年比2.8%増の10兆6256億3100万円となったと発表した。国内市場が暦年で前年を上回るのは3年ぶり。10月に消費増税に伴う薬価改定(平均で2.4%引き下げ)があったものの、抗がん剤などの販売拡大が市場全体を押し上げた。製品別ではMSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」がトップだった。

中国の7兆円って、コロナ関係の医薬品だけなのかな?だとしたら凄い

最終治験は今回で5カ国目。7月以降、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンですでに始めており、ブラジルでも現地当局と合意ずみ。対象国の拡大は、ワクチン供給で影響力を高めたい習近平(シー・ジンピン)指導部の意向がにじむ。

これは大事

供給側狙い: ワクチン供給でそれらの地域への影響力を高めたい  

需要側:どうにかしてコロナ感染を止めたい  

中国は衛生面の課題から感染症対策を重視してきた経緯がある。09年には約100年の歴史を持つワクチン製造会社である中国生物技術を獲得。また、日本脳炎のワクチンでは東南アジアなど12カ国に輸出実績があり、そのノウハウもコロナワクチン開発に生きた。

中国はワクチン大国だった?

シノファームグループの売上高は上場している主要企業の合計だけで約5千億元(約7兆5千億円)に上る。医薬関連企業では中国で首位だ。
ただし売上高の9割近くは卸売りや薬局運営。製薬事業は1割程度にすぎない。そのため7兆円企業でありながら、スイスのノバルティスや米ファイザーなど欧米の医薬大手と比べられることはほとんどなかった。

医薬品ってやっぱ卸売りなんだ

米医薬コンサルティングのIQVIAによると19年の中国の医薬品販売額は1416億ドル(約15兆円)。5103億ドルの米国に次ぎ世界2位の市場だ。高度成長に伴う所得向上で薬を買う人が増え、市場は拡大傾向。シノファームの業績も右肩上がりで伸びてきた。

医薬品販売額比較

日本:10兆
中国:15兆

所得向上すると健康目的で薬買える人増えるんだ。
これバングラデシュ🇧🇩はどうだろう??

海外の先端技術の取り込みにも意欲的だ。19年12月にはオランダのバイオ関連企業、パソファインダーを買収。同社は遺伝子による診断技術を持ち、感染症治療などで相乗効果を見込む。シノファームの海外輸出額は18年時点で6億7千万ドル(約700億円)で、これをさらに引き上げる。
コロナワクチンは12月末の実用化を目指す。実現すれば今の流れに拍車がかかりそうだ。ただし課題は「安全性の担保」とする指摘は多い。シノファームは過去にワクチンで品質不正問題を起こしたことがあるためだ。大連市の会社員男性(34)は「発売後もしばらく使いたくない」と話す。
シノファームが名実ともにグローバル企業になれるかどうか。新興国戦略はブランドの確立も関わっている。

技術開発ってよく聞くけど、ノウハウを持っている企業を買うことなのね。

会社への信頼度ってやっぱ重要。

特に健康ㆍ命に関わる医薬品の会社なら、安全性はみられるよね。

医療界のブランド=安全性

出典:https://r.nikkei.com/article/DGXMZO62942090R20C20A8FFN000?unlock=1

https://answers.ten-navi.com/pharmanews/17796/

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