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金峰山で引きこもりが久しぶりの山行

遠出するなんて、いつぶりだろう。電車に乗るのも久々で家にSuicaを忘れて来てしまったほど。ずっと在宅で引きこもりをしていたわたしには電車はむずかしいみたいだった。2020年6月20日コロナでの自粛解禁からすぐ山梨の金峰山へ向かう。

高速道路も久しぶり。高尾や奥多摩が近くなってくるとゆるく山の尾根が見えて、あぁこれも久しぶりだなって。
そういえば3月まだ雪のあるときに景信山を登った。
高速をずーっと走っていくと、久々の富士山におもわずテンションがあがる。もう冬化粧からとけて青い夏らしい雰囲気。季節の移り変わりが気温くらいでしか実感できなかったけれど、時は流れているんだなと再確認をした。自宅に引きこもっていると、おいてきぼりにされているような気がしてならない。

登山口へと向かう山道は、見事にぐねぐねとカーブが続いていて酔う。窓を開けて山の涼しい風を吸い込むけれど、気分がとても悪い。こんなんで今日金峰山登頂出来るんだろうか。
駐車場はコロナ明けというのにかなり混み合っていた。登山口の前で軽くストレッチをしていくと、酔いもおさまっていく。山の空気はとても涼しく気持ちいい。金峰山の登山口の標高は、2360mらしく、かなり高い。今回のルートは細かなアップダウンを繰り返して、山頂に向かう大弛峠登山口からのルートだ。準備万端で登山を開始。たしかに細かなアップで息があがるけれど、木々を眺めながらだとそれも気持ちいいもの。木の種類もだんだんと高山植物に変わっていく。

ちょっとひらけたところに出ると、下の方に瑞牆山が見えた。瑞牆山なんて強そうな名前をしているから、もっと高いのだと思っていたけれど、金峰山のほうが高いらしい。
特徴的な岩が名前に似合わず、おとぼけ系で涼しい時期においでと言われているような気がした。低山は暑いからね。

お昼もはさみしばらく歩いていくと、山頂につく。山頂付近は開けていて、かなり気持ちの良い風景。ゴロゴロと大きな岩が転がっているのにギャップを感じる。

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金峰山の頂上にはデカイ五丈岩があるけれど、今回はチャレンジならず。新しいシューズをおろしたからか、指が擦れて靴擦れになってしまった。隊長に靴擦れ用のバンドエイドをもらって応急処置をする。救急セットは買ったのにまだもっと必要なものがわかっていないみたいだ。修行が足りないなぁ...

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山頂をしばらく堪能して、あとは楽しくかえるだけ。くもりだったところが少し晴れて富士山の頭も見えた。

登山口について、もう終わっちゃったのねと名残惜しくなってしまった。森林浴をしていると本当に気持ちが落ち着く。もういっそ山の近くで仕事をしてしまおうかな。そんな気持ちになった引きこもり明け久々の山行でした。

もしよかったら瑞きちの飲み代をごちそうしてください!