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黒双子の強い幻覚

見出し画像のうちの子4人の強い幻覚(妄想)を見たときに更新される文
あぶないおクスリの体験日誌みたいなタイトルですけど合法です
ついでに軽くキャラ設定も書くよ


黒双子が妹、元気印の微褐色娘。
お姉ちゃん大好きでよくくっついてるけど、逆にくっつかれるのに弱い。
空手がめっちゃ強い。お姉ちゃんを誑かすやつは顎に回し蹴りだ!
最近気になることはつくちゃんの頭の上にハネてる髪。


黒双子が姉、ジト目の内気娘。
妹によくくっつかれてるけど全然嫌ではない。恥ずかしいけど。でも妹大好き。
昔は妹と一緒に空手をやってたので普通に強い。
最近気になることはなんで自分が姉なんだっけってこと。

木菟森(つくちゃん)
双子のお友達、目が初見だとちょっとコワイ。
お茶目でよくイタズラしたりからかったりして楽しんでる。
軍人、警官を輩出してる家系のご令嬢と噂されているが真相は内緒。
最近気になることは双子のハネっ毛を直したらどうなるか。

牛鬼(きーちゃん)
双子のお友達、ヤンキーだけど今はそんなに喧嘩しない。
若干情緒不安定で感情に任せて不良らと連戦してたら、ニューチャレンジャーの透に負けて少し落ち着いた。
最近気になることは双子は一卵性なんだろうかってこと。

・お化粧

G1:姉御ギャル1、G2:ゆるふわギャル2、J:純、T:透
G1「お、双子の姉ちゃんじゃん 妹はいないの?」
J「あ、うん。透ちゃん何か先生に呼ばれて行っちゃったけどすぐ戻ってくるって」
G2「ふーん…じゃあさ、待ってる間にイイことしてあげよっか」
J「?」
G1「前々から思ってたけど、純はいい素材持ってるのに活かさないのはもったいねーぞー?」
G2「そーそー というわけで、アタシらの実験台になってもらおーかー♪」
J「え… …え?」

G2[さて助手くん、この子が今回の実験体かね?」ガサゴソ
G1「誰が助手だ、レポートでは眠そうな目をしているが良い素材のようですよドクター」ガサゴソ
J「(レポートじゃなくて直接見れば良いのでは)お化粧道具?というか鞄にどれだけ入ってるの…」
G2「ふふ…この子はどれぐらい楽しませてくれるかしらぁ?」
G1「がっかりさせないでくれよな」
J「きゃーおたすけをー」

コッチノイロノホウガヨクナイ? イヤコッチノホウガ

G1「さて…これは…」
G2「うむ…想定以上だ…」
J「え、なに、どうなったの私」
G1「とりあえず鏡を、はい」
J「…これ私?」
G2「それが呪われた鏡じゃなきゃ純ちゃんだねぇ」
G1「いやしかし…可愛いなこの生き物」
G2「飼いたい…」
J「飼いたい!?」
G2「ちょ、ちょっと写真!写真!カメラはよ!」
G1「うるせー!今出しとるわ!おら純こっち来い!」
J「え!?ちょ、待って!」
T「おねーちゃーん、もどヘアッ!?」
G1「おう!丁度いいとこにきた!透もカメラ出せ!」
G2「こうか!?この角度か!?これだ!完璧なツーショット撮ったどおおおおお!!」
J「ちょっ透ちゃん!二人止めて!」
T「フヌグウウウアアアアカワイイイイイ」カシャシャシャシャシャ
J「連写してないで止めてええええええ!」


・お酒

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
少しだけ先のお話
菟「それでは我々も20歳になりまして、様々な権利を得、様々な義務を背負うことになりました。しかしそれは悲観することではなく、新たな形の自由を得たと私は考えています。そして私達が無事に20年という人生を生き抜き、新たな門出を
牛「なげーぞ、さっさとまとめろ」
T「まーまー、いいお話は聞いとくもんだぞー?」
牛「要点をまとめろって事だよ」
J「まあまあ…」
菟「堪え性が無いのはこの先苦労しますよ?まあいっか、それでは初めてなのでほどほどに、乾杯ー!」
J「かんぱーい」
T「かんぱーい!」
牛「…乾杯」

グビー

T「…ヌオオオオ、こんな味なのかビールって…」
J「に、にが…」
菟「まあビールは基本おつまみを食べた後に喉に流し込むようなものらしいので」
牛「(けっこううまいな)」
T「そっか、じゃあとりあえず焼き鳥とか来るまでは枝豆とかで飲む感じかな」
J「飲みきれるかな…」
菟「次は別の飲みましょうか」
牛「グビグビ」
T「…きーちゃん早くない?」
牛「別に…」
菟「先に潰れないでくださいよ?」
牛「そうだな、介抱されるの癪だしな」
J「枝豆でもキツイ…」

1時間後

J「透ちゃんは昔から私のこといっつも気にかけてくれて私はいつもその背中に隠れてでもそれでもお姉ちゃんって慕ってくれてほんとどうしてそんないい子に育ってくれたのウワーン」
菟「そうですよ透さんは真面目で人見知りするはするけど律儀で真面目な人なんですからもっと自信を持つべきですよ折角空手で心身ともに立派に成長してるんですからウンヌンカンヌン」
T「ちょ、ちょっとふたりとも…」
牛「(こいつら酔うとこうなるのか)」
J「ウワーン」
菟「ウンヌンカンヌン」
T「きーちゃん助けてー…」
牛「知らん(こいつは普段よりおとなしいな)」
J「トオルチャーン」
菟「ベラベラ」

翌日

J「何か…昨日とんでもないことしてた気がする…」
T「え…いや…(言わないほうが良いかな…)」

菟「記憶が…昨日は飲みにいってたはず…」

牛「…あいつらならたまには付き合ってやるか」


・田舎

T:透、J:純、母:双子のお母さん
親戚:母方の、ジョー:親戚の家で飼ってるデカめ雑種の犬
T「…よし!お姉ちゃん着替え終わったー?」
J「えーっと、できたよー」
T「じゃあおかあさーん!ジョーと散歩行ってくるー!」
母「はーい、帽子被ってくのよー!」
T,J「「いってきまーす!」」
ジョー「ワン!」
親戚「行ってらっしゃーい、そういえば双子ちゃんはなんでこっちで白のワンピース着るようになったんだっけ?」
母「なんでだっけ?まあ可愛いからいいじゃない」
親戚「それもそうね~、ほんとに似合ってるもんね」
母「そりゃ自慢の娘だからよ」

T「今日もあっちい!」
J「最高31℃だって」
T「ぐあーあーつーいー、けどこっちの暑さは何かいいよね、毎年思うけど」
J「そうだねー、何か苦しくない」
ジョー「?」
T「ジョーは暑くない?」
ジョー「ワン!」
T「大丈夫そうだね」
J「でも出来るだけ日陰…ないか」
T「田舎道はこれがネックなんだよな…」
ジョー「ワンワン」
T「あんまり長い時間散歩するのもあれだし走るか!」
J「え!?」
T「いくぞジョー!」
ジョー「ワン!」
J「ちょ、待ってー!」


<タダイマー
母「お、お帰りー、…どしたの?汗だくだけど」
T「いや…ちょっと…」ゼエゼエ
J「だから言ったのに…」ハァハァ
ジョー「ハッハッ」
親戚「あらあら、シャワー浴びてきたら」
T,J「「そうしまーす…」」
ジョー「クーン」


・羽角-うかく

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
T(あたしにはよく話す友達につくちゃんこと木菟森ちゃんがいます)
T(頭が良くて佇まいがキレイな子です。考えが読めないところがあるのもミステリアス感があって魅力を増している…と勝手に思ってる)
T(で、ミステリアスと言えば、あたしはつくちゃんについてかなり気になっている事がある)
菟「ここはこうすると覚えやすいですよ」
J「あーなるほど」

T(…あのハネっ毛なんだろう)

T(ミミズクって木菟って書くらしい、つくちゃんの名字もそれが由来らしいけど…え?ほんとにそれなの?なんか一族に代々伝わる的なそういう?)
T(触ってみたい…いやさすがに怒りそうだな…)
菟「透さんどうしたんですか?何か熱い視線を感じますが」
T「エ、いや、なんでも…」
菟「照れてしまいますよ」ピコピコ
T(動いてる!?いや揺れているだけ…?うーん…?)
牛「あいつどうしたんだ木菟森の頭見続けて」
J「さあ…」
T(いや…人間度胸!何でもやってみるもんだ!経験主義万歳!)
T「つくちゃん!その頭のハネてる髪触っていい!?」
菟「え…///」テレテレ
T(その反応なにいいいいい!!!!????でもまずいのはわかるううううう!!!!)
T「いや!その!違うの!ごめん聞かなかったことにして!」
菟「ここはその…敏感なので…///」テレテレ
T「飲みもん買ってくる!」
J「あ、行っちゃった」
牛「どうしたんだお前、気色悪いぞ」
菟「あら失礼ですね、花も恥じらう乙女と言ってほしいものですね」
菟「それにしても透さんも意外と素直ですね」
J「え?」
菟「純さんのハネっ毛だって触られてもそこまで気にはならないでしょう?」
J「まあ…髪だけなら…」
菟「私のもそれと同じですよ♪」

J(お茶目だなぁ…)
牛(食えねえやつだ)

菟「フフ♪」


・甘えんぼう

J:純、T:透
家にてオフモード双子
T「んー…」
J(この子は双子の透ちゃん、妹です。双子だけど。)
J(普段はスキンシップが多い子なんですけどたまーにこんな感じでおとなしくなります。)
J「ん?」
T「んーんー」
J(こんな感じ。)
J(で、こういうときは大体理由が決まってて何かというと)
J(何か寂しくて人肌恋しい時)

J「どーしたのー」
T「んにぇー」

J(いつもくっついててそんな事あるのって思われそうだけど、普段元気なこの子、意外とナイーブで寂しがりやなんです。)
J(なんでこういうときは頭撫でてあげたりこっちからスキンシップしてあげれば調子戻ってくれます)
J(私はスキンシップ得意な方じゃないのでしないけど、こういうときはこっちからしてます。普段は恥ずかしいから言わないけど結構メンタル的に助かってるのでこういうときぐらいは助けてあげないとね。ぎぶあんどていく。)

J「ほらこっち」
T「んー…?」ノソノソ
J「いいこいいこ」ナデナデ
T「んああ…///」
J「いつもありがとね」
T「んーふふ、よせやい照れるやい」
J「いつもこっちが照れてるんだからお返しだよ」
T「んえーへへ」
J「…元気出た?」
T「ちょっとだけー」
J「よしよし、元気が一番」
T「お菓子とってくるー、お姉ちゃんの分もいっぱいね!」
J「はーいありがとね」

J(一件落着、透ちゃんもそうだけど結局のところ私も甘々なんだよなぁ。)
J(…もしかして私シスコン?)

T(お腹減ってただけなんだけどなんかお姉ちゃん甘々だったなぁ。まぁいっか、ラッキーだったし。…もしや元気ないフリすればお姉ちゃんが甘やかしてくれる?)
T(…たまにやろっかな)


・双子、姉妹

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
牛「…」
菟「クッキー食べます?」
J,T「「食べるー」」
牛「…」
菟「いかがです?」
J,T「「おいしー」」
牛「…お前らさあ」
J,T「「?」」
牛「一卵性なのか?」

J,T「「…?」」

T「あれ?どっちだっけ?」
J「そういえばお母さんに聞いたことあったっけ…?」
T「んー…?無いような気がする…」
J「そういえばどっちなんだろうね」
T「ねー」
菟「でもお二人息ピッタリですよねぇ」
T「ヘヘッ」
J「エヘヘ」
牛「自分と同じ顔したやつと生活するってどんな気分なんだ」
T「え?」
J「そんなに似てる?」
牛「双子なんだからそら似てるだろ」
T「そんな似てる顔と思ったことないからなー」
J「まあ、目元とか結構違うかな」
牛「あっそう」
T「きーちゃん姉妹とか欲しいって思ったことないの?」
牛「お前みたいのだったら鬱陶しいからいらん」
T「ハー?鬱陶しくないですしー、めっちゃいい子ですしー、ね!!」
J「ウワ、エ、ウン」
牛「そういうとこだろ」
T「ぐぬぬ…」
J「いい子だよぉ」
菟「じゃあ私を妹にしてみます?」
牛「お前はもっと嫌だ」
菟「あら残念、こんな可愛らしい妹他にいませんよ?」
牛「食えない奴、不気味、この辺りが妥当だな」
菟「相変わらず厳しいですねぇ」
J「じゃあ私は?」
牛「…」
J「…?」
牛「…相対的にお前が一番まともだな」
J「わ、わーい?」
T「ハーン?人のお姉ちゃん許可なくとろうだなんていい度胸じゃんか?」
牛「んなこと言ってねえ」
T「表出るか?」
牛「上等だやってやろうじゃねえか」
J「ちょっと待った!ストップストップ!喧嘩はもうだめ!いい!?」
T「ハーイ」牛「フン」
菟(お姉ちゃんですねぇ)ニコニコ


・気まぐれお姉ちゃん

J:純、牛:牛鬼、G1:姉御ギャル1、G2:ゆるふわギャル2
牛「zzz」
J「…」
G1「…」スマホタプタプ
J「…」!
G1「…」スマホタプタプ
J「…」アミアミ
G1「…ん?」スマ
J「…」アミアミ
G1(こいつ…!”髪を編んで”いやがる…!?)
G1(あの鬼弁慶と呼ばれた牛鬼の髪を物怖じせず編んでやがるゥ!?)
G1「(おい…純…止めたほうが…)」
J「(へーきへーき、ヘヘ)」
G1(なんか変なスイッチ入ってねーか…)
G2「たっだ~い…ま?」
G1「(静かにしろ!起きる!)」
G2「(あrrrrrrrrrrrrrrrrらぁ)」
G1「(どういうわけか純が牛鬼の髪を編み出して…)」
G2「(ヘヘ…姉ちゃん姉ちゃん…いいものあるよ…)」アクセジャラァ
J「(お主も悪よのう…ヘヘ)」
G1(だめだこいつら…)

コレイインジャナイ?
イイネ、コッチモツケチャウ?
アンラマア!

牛「…ん」
G2「お!おはよう!」
牛「…うるせぇ…」
J「よく寝れた?」
牛「…」
G1(…あれ?気づいてない?)
牛「…ア?」
G1(そんなわけなかった)
牛「…なんだこれ」
J「サプライズプレゼント」
牛「…」
G2「アタシとの共同制作♪」
J「ねー」
G2「ねー」
G1(やばい)
牛「…気が済んだら取ってくれ」
G1(え)
J,G2「「はーい」」
G1(…なんとかなった)
J「他にも何かある?」
G2「そうねえ、これとかどう?」
J「いいねえ」
牛(眠い…)


・黒兄弟

J:純?、T:透?、菟:木菟森?、牛:牛鬼?
T「フガッ…」
T「…朝か」
J「zzz…」
T「んー…、にーちゃん朝だぞ、起きないと遅れるぞ」
J「…んあ」
T「おはよ」
J「…ございzzz」
T「あ、ちょ、寝るなって」

・・・

T「じゃ、行ってきまーす」
J「行ってきまーす」

・・・

T「おはー」
菟「お、待ってました、というか聞いてくださいよ」
T,J「どしたの」
菟「また女子たちの間で妙な噂が立ってるんですけどどうなってるんですか!」
T,J「また?」
J「つっくん相変わらずモテるね」
T「また変なこと言ったんだろ~」
菟「失敬な、女子ってのは危険な香りが好きなんでしょう?だからちょっとそんな雰囲気を醸してみただけです」
T「具体的には?」
菟「…まぁ昨日も告白されたんですけど、それでこう…「へぇ、そうなんですね…それで?」って感じでネズミを弄ぶ猫のようなサムシングで…」
J「危険っていうかドS?」
T「それでどんな噂立ったのよ、まぁ何となく想像つくけど」
菟「…「告白すると蔑んだ目で見てくれる」って…」
T「ブフォwww」
J「大変だねぇ」
菟「しばらく逃げますか」
J「それがいいんじゃないかな」
T「ヒーwwwヒーwww」
牛「うるせえぞお前ら」
J「お、しっきーおは」
T「イヤwwwダッテwww」
牛「やかましい」ゴッ
T「ダッ!いってえ!殴るこたねえだろ!」
菟「いや透さん笑いすぎです」
T「えぇ…俺が悪いの…」
J「人が困ってるときは笑わないの」
T「ぐぬぬ…」
牛「というか何話してたんだ」

カクカクシカジカクロフタゴ

牛「ブフォwww」
菟「いい度胸してますね」ビキビキ
牛「無茶言うなwww」
T「あのしっきーが爆笑なんだからそら無理って話よ」

・・・

T「かえんべかえんべ」
J「帰るかー」
牛「…あの女子、木菟森見てないか」
菟「エ"ッ"」
T「…先帰るんでごゆっくり」
菟「…今日は普通に断ってきます」
J「誠意は大事」

T「はぁ、俺もモテてみたいなぁ」
J「そう?」
T「それはモテる側の発言だぞにーちゃん」
J「え」
T「にーちゃんだって毎年バレンタイン貰うだろ」
J「あれ義理だよ?」
T「義理だろうとそれは1カウントなのよ、勝者なのよ」
J「そうか…チョコ貰えるからもうそれで満足してたから…」
T「これだから天然タラシはよ~!」
J「いでで、やめーや~」

・・・

J「…ふぁ」
T「そろそろ寝っかー」
J「おやすみ」
T「はやっ!? まあじゃあ俺も寝るか」

T「…なぁにーちゃん」
J「…なに」
T「俺らが女子だったらどんな感じなんだろな」
J「…そんな変わんないんじゃね」
T「…それもそうだな、双子で、仲良くて、空手やって、そんな感じだな」
J「…あの二人も女子になったらどんな感じかな」
T「つっくんは相変わらず考え読めねえだろうし、しっきーもヤンキーなんだろうな」
J「それでも」
T,J「仲良いんだろうな」
T「ヘヘッ」 J「フフッ」
T「悪い、もう寝ていいよ」
J「ん」
T「お休み」
J「お休み」

・・・

T「…んあ」
T「…?」
T「なんか…変な夢見てた気が」
J「あ、起きた」
菟「おはようございます、そろそろ帰りますよ」
牛「さっさと起きろ、帰らせろ」
T「…ハイ」
J「それで夢って?」
T「ん?んー…よく覚えてないや」
T「にーちゃ…あ、ちが、お姉ちゃん」
J「にーちゃんじゃないぞー」
T「今なんで…?」

T「…まあいっか」


・宅飲み

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
またまた少しだけ先のお話
二人暮らしの双子宅
T「お酒もおつまみも揃ったし、そろそろ始める?」
J「いいよー」
菟「いいですよー」
牛「早く飲ませろ」
T「きーちゃん何だかんだ待ってくれるよね、じゃあかんぱーい」
J,菟「「かんぱーい」」牛「…」 カラーン

T「ん、これおいしい」
菟「それビールですか?」
T「そう、ホワイトビールっての、ビールだけどなんか…甘い?」
菟「へぇ、良いですね、少し飲んでもいいですか?」
T「いいよー、つくちゃんは何飲んでるの?」
菟「今日は日本酒に挑戦してみました♪」
T「すいげい?クジラ可愛いね」
菟「クジラ可愛いですよねー」
T「ねー」

J「きーちゃん何のボトル持ってきたの?」
牛「これは…バーボンか、ウイスキー」
J「アルコール度数どんぐらい?」
牛「…40度」
J「うへぇ」←5%
牛「飲むか?」
J「そんなの飲んだら倒れる」
牛「ハイボールにでもすれば良いだろ、ジンジャーエールとかコーラもあるし」
J「ジンジャーエールとかコーラでもいいの?」
牛「ジンジャーハイとかコークハイになる」
J「へぇー」
牛「お前のそれなんだ」
J「梅酒、缶でもあるんだね」
牛「…こっち飽きたらそれくれ」
J「いいよー」

90分~後

牛「…っあ゛ー」
菟「良い飲みっぷりですねぇ!まさに牛飲ですねぇアッハッハ!」
J「うあー、のめのめー」

T(やばい)
T(お店だと皆さすがにセーブするけど家だと完全に枷が飛んでってる…)
T(というかアタシの役目じゃないでしょ正直ちょっと眠いし…)

牛「おい透」
T「ハ、ハイ!」
牛「おまえのよぉ…」
T「ハイ…」
牛「おまえのそのはだよぉ…」
T「え?肌?」
牛「どこまでやけてんだ」
T「やけ…日焼け?」
牛「みせろおらぁ!」
T「おわーっ!?やめっ!」
菟「あらー!楽しくなってきましたねえ!」
J「たぶんうえはかたぐらいで、したはあしのつけねぐらい…」
T「そんなこと言わなくていいから!服伸びるから!」
牛「まじだはらはやけてねえな」
T「やめい変態!」
牛「というかおまえちゃんときたえてんな…」
T「え!?うん…まぁ…」
牛「…おまえじゃなかったらとおもうといまでもこわくなる」
T「え…?わっ」
牛「…」バタッ
T「え、あ、寝てる…」
T「だいぶ飲んでたな…酒臭い…」
菟「んーへへ…」zzz
J「んー…」zzz
T「あれ!?こっちも寝てる!?」
T「ハァ…何かいつもより疲れた…」
T「というか重い…よっこいせ」
牛「zzz」ゴロン
T「…」
T「…」チラッ

部屋「ゴチャア」

T「…いいや、アタシも寝よ」


・頭の片隅の記憶

J:純、T:透、S:?、C:?、V:?、G:?
少し昔の話
T「エグッ…ここどこぉ…」
J「大丈夫だから…絶対帰れるよ…」
完全に、迷った…
どうしよう、まさか少し知らない道に入っただけでこんなにわからなくなるなんて
透ちゃんの手前、なんとか堪えてるけど正直私も不安で仕方がない
もう帰れないかもしれない
お母さんに会えないかもしれない
そんな心配がどんどん積もっていく
もう泣きそう
でも私が泣いたら透ちゃんがもっと辛くなる
だから、何とか堪える
それでも悲しくて辛くて何とかしたくてもう心がぐちゃぐちゃだ
T「お姉ちゃん…」
J「…絶対一緒に帰るよ」
T「…うん」
その時だった

G「どうしたんデスかー」

…大きい
いやしゃがんでるから小さくなってるけど大きい
髪が金色…目が赤い…

C「何だガキども、泣いてんのか?」

…やばい、もっと大きいのが来た
どうしようどうしよう連れてかれるかもしれないどうしよう透ちゃんだけでもどうにか

G「ちょっとマイン怖がってるじゃないですか離れて離れて」
C「何だよ別に何もしねえよ!オレを何だと思ってんだ!」
G「貴方すぐ人に喧嘩売るんですから!」
C「分かったから押すなっての! ったく…」

…何とかなった、いやなってないかもしれない
とにかくここを離れないと

V「…」

もっとやばそうな人に見られてる…!

V「…んー」
V(ポンッ)
J「えっ…?」

…桜?今どこから

V「あげる」
J「え…?」
V「すぐ枯れると思うけど」
J「…ありがと」
V「そのかw G「リオン!!」
V「チッ」

…桜だ、花咲いてる

G「ゴメンネ…迷子になっちゃったのかな?」
J「…うん」
G「そうですか…ドウシマショ…」
S「おい」

一番やばそうな人が来た
もう見るからにやばい
お父さんお母さんごめんなさいいい子になれなかったごめんなs

S「行くぞ」
G「え?どこに?」
S「そいつらの家だ」
G「え、わかるんですか」
C「アイツのことだからあてはあんだろ、めんどくせえなぁ」
V「ロリ…」
G「大丈夫なんですかね…うーん、まあアレだったら交番につれていきますか…というわけなんだけどお二人さん、いいかな?」
J「え…でも知らない人についていっちゃだめって…」
G「アー…エーット…じゃあ後ろ離れてついてきてください、ゆっくり歩くから、できるだけ人が多い所歩くので、OK?」
J「…うん」

今は…この人達についていくしか無いかもしれない
いざとなったら透ちゃんだけでも…

J「…あ」

知ってる道だ、この先を曲がれば、帰れる

S「ここまで来ればもういいだろ」
G「相変わらず謎能力ですネ…あとは帰り道わかる?」
J「うん…」
G「それは良かった、じゃあサヨナラ」
J「さよなら…」
C「じゃあな、ガキども、知らんとこ歩くなよ」
V「ロリ…」

帰れる…良かった…

J「透ちゃん帰れるよ」
T「…もう」
J「?」
T「知らない道行かない、ごめんお姉ちゃん」
J「うん、何もなくて良かった」

J「って感じ」
母「…アンタ達ねぇ」
T「スイマセンモウシマセン」
母「無事だったから良いんだけどさ、あの時は帰ってこなくて死ぬほど心配したんだから」
T「ハイ」
J「ゴメンナサイ」
母「それにしても変な人達だね、なんでどっちから来たかわかったんだか…」
J「なんでだろうね」
母「あと貰ったっていう桜、なんだかんだで1ヶ月ぐらいもったし、時期外れもいいとこだったけど」
J「あの桜も何だったんだろう…」
T「ゼッタイバケモノダッテ、イマデモソウオモイマス」


・間接

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
T「あっつー…」
菟「湿度高いですねー」
T「のわりにはつくちゃん平気そうだけど」
菟「日々の鍛錬の賜物ですね」
T(普段何してんだろう…)
J「それにしても雨強いね」
牛「帰れねえじゃねえか…」
T「傘持ってないの?」
牛「朝晴れてたし」
T「あぁ、まあアタシも持ってないんだけど」
J「だから折りたたみ傘持ってこうって言ったのに」
T「めんごめんご」
T「あ、飲み物買ってたの忘れてた」ゴソゴソ
T「(ゴクゴク)…っあー」
牛「…」
T「ん?飲む?」
牛「…は?」
T「え、だからこれ」
牛「いや…別にいい」
T「そう」
菟「じゃあ私欲しいです」
T「ほい」
菟「(ゴクゴク)…ふぅ、ありがとうございます」
J「私もいい?」
T「あい」
J「(ゴクゴク)…ん、これ新しいやつだっけ?」
T「そう、なんか期間限定だって」
J「へぇ」
牛「…」
T「雨止まねーね」
菟「そういえば課題出てましたよね?」
T「あ」
J「暇だしここでやってっちゃおうか」
T「えぇ…マジで」
J「お姉ちゃんの負担を減らしてあげてください」
T「ウ"ッ、ヤリマスハイヤリマスッテ…」
菟「私のサポート力は53万ですよ!」
J「それなんだっけ?」
菟「上司にしたいランキング1位の人でしたっけ?」
T「いや知らないんかい」
牛(知ってて言ってんなこいつ)

T「…あー終わった終わった」
J「はいお疲れ様」
菟「雨もちょっと弱まってきましたね」
T「ちょうどいいじゃん帰ろ帰ろ」
J「傘持ってないんだよね?」
T「だから入れておくれお姉ちゃん」
J「はいはいしょうがないなぁ」
T「わーいお姉ちゃんやっさしー」
J「濡れて帰る?」
T「ナンデモナイデス」
菟「…牛鬼さんずっとおとなしいですけど頭でも痛みます?」
牛「あ?まぁ…低気圧で若干調子は悪いが…」
菟「他にも何か?」
牛「何でもねえよ」
菟「そうですか?」
T「ほら早く帰ろー」
J「また雨降り出しちゃうよー」
菟「はーい」
牛「…」

牛(女子ってのは何であんな距離感バグってんだろうなぁ…)


・恋だの愛だの

T:透、牛:牛鬼、G1:姉御ギャル1、G2:ゆるふわギャル2
T「あのさー」
牛「なんだよ」
T「いやー…そのー…」
牛「さっさと言え」
T「ちょっと聞いてみたいことがあって…」
牛「内容による」
T「うーん…」
牛「…そんなに悩むなら聞くなよ、鬱陶しい」
T「わかった言うから!えっとね…」

T「好きってどんな気持ち?」

牛「…ふざけてんのか」
T「いや真面目に、アタシたちの中だときーちゃんだけじゃん、恋愛経験者」
※「ハートブレイクショット」参照
https://note.com/blacktwin/n/n37dabbf90ce0
T「アタシもまぁ一端のJKとして興味無くは無いんだけど…いまいちよくわかんない…」
牛「だからってよりによって私に聞くか?というか姉はモテるんじゃねえのか」
T「されることはあるけど、自分から好きになるってのはまだ無いみたい」
牛「あぁ…」
T「で、d
牛「言わねえよ」
T「ん”ん”ん”ん”」
牛「お前なぁ…」
T「じゃあどういう所が好きになったの!?」
牛「それは言った」
T「え?そうだっk… あぁ言ってたね、そうだった…///」
牛(しまった)
牛「そもそも私はアブノーマルだから参考にならんだろ」
T「好きになるのにアブもハエもあるかってんだ」
牛「そのアブじゃねえし、お前がそれ言うか」
T「それは、まあ、そう」
牛「もうあれだ、少女漫画でも読めばいいだろ」
T「詳しくないんだけど」
牛「私だって知らねえよ」
T「ダメじゃん、誰かオススメとか知らないかなぁ」
G2「何だかんだと言われたら!」
G1「…ん!?アタシもやる流れ!?」
G2「ノリ悪いなぁ…さて、恋だの愛だのを学べる漫画をご所望で?」
T「そんなところ」
G2「リストアップして明日持ってくるから時間ちょうだい!」
T「アッハイ」
G1「こいつ恋バナとかそういうのに目がないからな、勘弁してやってくれ」
T「いや助かるよ、ありがとね」
牛「…」
G1「(…怒ってる?)」ガクブル
T「(いや、そうでも無いと思うけど)」
牛(学べるかはともかく面白そうだったら借りるか)

数日後

T「…」
G1「どうよ、何か分かった?」
T「…」
G1「どした?」
T「…最近の少女って」
G1「ん?」
T「結構すごいことするのね…///」
G1「…おいG2!!透に何渡したんだお前ぇ!?」
G2「え!?いや、恋愛学びたいとか言うからてっきりそういうあれなのかと…」
G1「んなわけねえだろ!ABCの順序踏めよ!」
G2「ABCって何?」
G1「通じない…!?いやそんな馬鹿な!?」
G2「G1ってたまによくわかんないこと言うよね」
G1「いやいやいやいや、というかそこはどうでもいいんだよ」
T「んむむ…」
G1「あれは透にはまだ早いぞ、気にしなくていいからな」
T「んん…」
G2「ゴメンネ、今度ちゃんとしたの持ってくるから」
T「うん…」

その後、ギャル二人は姉にがっつり怒られました
G1[ドウシテ…」

牛(百合物の心理描写面白いな)


・弱点

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
またまた少しだけ先のお話、宅飲みの席
菟「王様ゲームしましょう」
T「えぇ?」
菟「準備はもう出来てるんで、さあさあ」
T(つくちゃんまた酔ってんなぁ…)
J「…んあい」スッ
牛「また変な事始めてんなお前は」スッ
T「…ほい」スッ
菟「…ふっふっふ」
牛「お前か…最悪だ…」
菟「さあいきますよ!3番が1番の耳を3分触る!」
T「あ、アタシだ」←3
J「ちがう」←2
牛「…」
T「まさか」
牛「…」←1

牛「ゴッゴッ」
T「え!?」
J「いっきのみだぁ」
菟「…あら?」
牛「…ッフー、おい純」
J「ハイ」
牛「ベルトで腕、後ろに縛ってくれ」
J「ハ、エ?」
牛「いいから」
J「ピエ…」ギュッ
牛「おら、とっととやれ」
T(ええええええええええええええ)
T(なんでそんなやる気なの!?酔ってるから!?)
菟「(ここは大人しくやっておきましょう)」
T「(え、いやだって、というか酔い覚めてる?)」
菟「(そりゃあ…、というかあの状態の牛鬼さんは下手に刺激しないほうが良いです)」
T「(うぐぐ…他人事だと思って…)」

T「じゃあやるよ?」
牛「あぁ」
T「じゃあちょっと髪失礼して」ファサ
牛「ん…」
T(うー…何かこっちがドキドキする…)サワッ
牛「ん”ん”」
T「え!?痛かった!?」
牛「いいから…別になんともねえから…」
T「う、うん…」
T(…これは)
牛「くっ…」
T(ちょっと…)
牛「うぅ…」
T(いやちょっとどころじゃなくて…)
牛「フーフー…」
T(殺される!!!!)
牛「ハァ…ハァ…グスッ」
T「…え?大丈夫?」
牛「…」
菟「…はい3分経ちました」
T「じゃあベルトも取るよ…うわお姉ちゃん締め過ぎだよ、跡ついちゃってんじゃん」
J「え?そんな強く締めたはずは…」
牛「…トイレ行ってくる」
T「あ、うん」

T「…つくちゃん何か言うことは」
菟「…いやでもまさかあんな事になるとは」
T「まぁそうだけどさぁ」
J「それよりさぁ…」
T,菟「ん?」
J「…何というか、すごいこう…(PI-)じゃなかった?///」
T,菟「…」

T,菟「うん…///」「はい…///」


牛(ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

牛(結構酔ってたからって…やっちまった…最悪だ…)
牛「しかも変な声聞かれたし泣いてるとこまで見られた…流石にドン引かれたよなぁ…)
牛(耳…こんな弱いとは…)
牛(あああもう最悪過ぎて訳分かんなくなってきた…)
牛(くっそ…でも…)
牛(何だ、嬉しいのかこれは?)
牛(いやでも自ら縛られて無抵抗で耳触られてんだぞ?)
牛(私…変態なのかな…)ズーン

T「あ、お帰り、大丈夫?」
牛「…もう寝る」
T「目真っ赤だけど…」
牛「だからだよ…」
T「わかった…」
J,菟「おやすみなさい」
牛「ん…」

T「(へああぁぁあ、助かった…)」
菟「(…何か随分と大人しかったですね)」
J「(酔い過ぎたんじゃない?)」
T「(一気飲みが効いたんだろうなぁ…)」
J「(でも、ちょっと素の所が見れて嬉しいかも)」
菟「(そうですか?)」
T「(んーまぁそうかも、弱点なんて絶対晒しそうにないもん)」
T(もしやまだ好きでいてくれてんのかなぁ)
T「(つくちゃん)」
菟「(はい?)」
T「(…やっぱたまにやろっか、王様ゲーム)」
菟「(そうですか?)」
T「(スキンシップだと思って)」
J「(んーまぁそうだね)」
菟「(…そうですね、やりましょうか)」
T「(でも今日ぐらいの軽めのね)」
菟「(はーい♪)」

その夜、夢を見た
アイツと互いに髪をいじり合ってた
お揃いのポニテにしてた
アイツは髪が短いから小さい箒みたいになってた
私のはサラサラだとずっと触られてた
…嬉しかった

牛「う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”う”/////」
T,J,菟「!?」


・カラオケ

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
T「おっしゃ歌うぞ歌うぞー!」
J「久々にカラオケ来た気がする」
菟「あまり最近のは知らないんですが…」
牛「知ってるような集まりじゃないからいいだろ」
T「さらっと失礼なこと言われた気がする、Pretenderぐらいは知ってるよ」
J「…それ去年じゃない?」
T「え!?そうだっけ?」
牛「…うっせぇわ」
T「あん!?なんだと!?」
菟(多分それ違う)

T「Hurray!Hurray!日本晴れ!♪」

J「日の当たる~坂道を~♪」

菟「Sing us a song you're the Piano Man~♪」

牛「愛を止めないで そこから逃げないで♪」

T「胸の中にあるもの♪ いつか見えなくなるもの♪」(Jと恋ダンス)
菟「きゃー!双子を超えてゆけー!」
牛「ムゥ…」

J「あなたと過ごした日々を この胸に焼き付けよう♪」
T「焼”き”付”け”る”ぅ”ぅ”ぅ”」(号泣)
牛「うるせぇ」

菟「I'm on the top of the world lookin' down on creation
  and the only explanation I can find♪」
T「これなんだっけ?」
J「お母さんなら知ってるかな」

牛「真っ直ぐな愛と 挫けそうな夢と ちっぽけな誇り それだけを抱えて♪」
T,J,菟「…」

牛「出会いも 別れも 知らぬままに 流れるうたを聞いていた♪」
T,J,菟「…」

牛「…ふぅ」
T,J,菟 パチパチパチ
牛「…なんだよ」
T「いや…歌上手くない?」
J「最後のすごい綺麗だった…」
菟「引き込まれましたね」
牛「うっ…ん”ん”」
T「というかずっと同じ人のだね、好きなの?」
牛「んー、まぁ…そうだな」
T「へー、いい曲だなぁ」
J「何がきっかけだったの?」
牛「…人生で初めて歌ったのが「言葉にできない」だったらしい」
J「あー、CMでかかってたね」
T「La~La~La♪ ってのか」
菟(あれ失恋ソングじゃありませんでしたっけ)
牛「でまぁ…そんな感じ」
T「ラブソング歌うから意外とそういうの好きなのかと」
牛「…別にいいだろ」
T「ギャップあっていいんじゃない?」
J「ねー」
牛「お前ら…」
菟「バンドやるとしたら絶対入れたいですね」
T「いーじゃん!アタシドラム!」
J「えぇっ、楽器やったことないけど…」
菟「いいんですよ想像で、じゃあ私はベースで」
牛「…じゃあギター」
J「えっえっ、あと何残ってるの!?」
菟「もう一人ギター追加かキーボードか…あとはボーカルですかね」
J「じゃあキーボードで」
牛「ボーカルいねえじゃねえか」
T「きーちゃんでいいんじゃないの、兼任で」
牛「やだよ…」
菟「でもやるとしたら基本ギターじゃないですか?」
T「いーじゃんカッコいいじゃん」
J「長○くんみたいでカッコいいじゃん」
菟「そうですよお」
牛「お前ら勝手なことを…」
T「じゃあ同じ曲歌って決めようよ」
菟「お、歌いますか」
J「何にする?」
牛「…」

~少女歌唱完了~

T,J,菟「「きーちゃん!」」「牛鬼さん!」
牛「出来レースじゃねえか…」

こうして担当は決まった
こんな適当に組んだバンド、後の「Black Twin's」が
文化祭のライブで大好評を博したのは
また別の話


・カフェイン酔い

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
T「うぬぅ」
J「どしたの」
T「何か…自販機で買ったらコーヒーも出てきた」
菟「微糖ですね」
T「コーヒー飲めないんだけど…」
J「私も」
菟「私もです」
牛「飲んだこと無い」
T「じゃあ飲んでみる?」
牛「…じゃあくれ」
T「ほい」
牛「…」ゴクッ
牛「…まぁ、飲めなくはないな」
T「おっとなー」
牛「うるせえ」
菟「カフェオレだったら何とか飲めるんですが…」
J「カフェ○ーレとか○印のコーヒー牛乳とか?」
菟「そうですね~」

~授業中~

牛「うぐぐ…」
T「(ちょ、大丈夫?)」
牛「頭が…それに少し吐き気が…」
T「(え、保健室行ったほうがいいって)」
牛「そう…する…」
T「せんせー、牛鬼さん調子悪そうなんで保健室連れていきまーす」
ワカッタ
T「ほら、肩」
牛「ふー…」
J「大丈夫かな…」
菟「透さんがいるから大丈夫でしょう」

T「失礼しまーす」
アラドウシタノ
T「何か調子悪いみたいなんでベッドいいですか?」
アイテルワヨ-
T「ほらこっち」
牛「ハァ…あー…」
T「…もしかしてあのコーヒー?」
牛「他に変なもん食った覚えはない…」
T「それか寝不足?」
牛「…」
コーヒー?
T「そうなんですよ、自販機で一緒にコーヒーも出てきちゃって、それでこの子にあげたんですけど」
カフェイン酔イカモ
T「カフェイン酔い?カフェインも酔うんですか?」
ラシイワネ、アルコールトハチョットチガウミタイダケド
牛「嘘だろ…」
ミズノンデネテナネ
牛「うー…」
T「大丈夫?」
牛「…キツイ」
T「よしよし」ナデナデ
牛「…」
T(弱ってるなぁ)
牛「…少しだけでいいから」
T「うん」
牛「…手握っててくれ」
T「ほい」
牛「…フゥ」
T「…」
牛「…スゥ」
T(いつもこれぐらい素直だったらなー)
T「じゃああとお願いしまーす」
ハーイ

T(これは黙っとこっと)
T(困った時のカードにしーよっと♪)

牛(姉って、あんな感じなのかな)


・身長差

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
菟「…」
T「今度はなんかおしるこが一緒に出てきた…」←160cm
J「え、しかもあったかい」←160cm
牛「…飲まねえからな」←168cm
T「おしるこは大丈夫でしょ…」
菟「…」

菟(背高くないですか?)←154cm

菟(いや気付いてなかったとかそういう事では無いんですが、改めて見ると…いやというより私が小さい…?)
菟(むむむ…自覚してしまうと何とも言えない悔しさが…)
菟(別にコンプレックスとかでは無いんですが、3人ともなまじスタイルがいいから…)

T「…つくちゃん欲しいの?」
菟「ふぇ!?な、何でしょう!?」
T「え、だからおしるこ」
菟「おしるこ!?」
T「はい」
菟「…じゃあ貰います」
T「はいよー」
菟「…ご両親の背ってどのくらいですか?」
T「両親?お母さんは同じくらいだよね?」
J「ちょっとだけ私達より小さいんじゃないっけ」
T「そうだっけ、お父さんは結構高いよね」
J「そうね、180ぐらい?」
菟「お母様似なんですね」
T「よく三つ子に間違えられる」
J「ねー」
菟「牛鬼さんはどうです?」
牛「あ?あー…おんなじようなもんだ、母親が少し低い」
菟「へぇ…そういえば気になってたんですけど、その目の色って…」
牛「知らん、聞いたこと無いけど向こうの血でも入ってんじゃないか」
菟「それでですかね、そのスタイルの良さは」
T「羨ましいねえ」
J「ねー」
牛「」
J「えっ、何っ、何でこっち見るの!?」
牛「…お前には言われたくねぇ」ギリギリ
J「ヒイッ」
T「つくちゃんとこはどうなの?」
菟「私の両親は…多分それぞれ男女の平均より少し高いぐらいでしょうか?」
T「ほーん、アタシとおんなじぐらい?」
菟「んー、透さんと牛鬼さんの間くらい?」
T「そこそこ高いね」
菟「そうですねー」
T「じゃあつくちゃんもこれから伸びるのかな」
菟「ウ"ッ"」
T「エ」
菟「いや何でもないです」
牛「なんだ、お前身長気にしてんのか」
菟「相変わらずストレートに言いますね、というか気にしてないです」ビキビキ
牛「じゃあ目閉じろかっ開くな」
菟「別に気にしてないのは本当です、こればかりは天性の物ですし特段低いわけでもないですし別に普通ですし…」
T「つくちゃんはいいんだよ~、可愛いし」ギュー
J「気にしなくても大丈夫だよ~」ナデナデ
菟「ウググ…」
牛「別に150切るようなチビじゃねえんだから気にしなくていいだろ」
菟「そうですけど…」
T「それにつくちゃんはこの身長とは思えない存在感があるからいいんだよ~」ギュー
J「カリスマ~」ナデナデ
菟「…」

菟「もー!抱きつくのと撫でるのやめなさい!」
T,J「はーい(ちょうどいいんだけどなぁ)」


・HUGっと

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
G1:姉御ギャル1、G2:ゆるふわギャル2
G2「ウオー!透ー!」ギュー
T「おわあ!?何!?」
G2「あ~やっぱいい体してますなぁ、鍛えられてて締まってるけど女の子らしい柔らかさが残ってて良き」サワサワ
T「あ゛ー!ちょっやめてー!くすぐったいー!」
G2「ふぅ、満足」
G1「お前おっさんじゃねえんだから」
G2「ギャルは美少女とおっさんとタピオカの悪魔融合生命体だから」
G1「ユートニウム博士だってもうちょっとマシなもん入れるわ」
T「…で、何なの」
G2「アッヒカナイデ、ちょっと人肌が、ね?」
T「…」
G2「アッヒカナイデ」
T「…気持ちは分からんでもないけど、急にはダメ」
G2「えっじゃあ
T「でももうダメ///」
G2「ウ"ッ"、まあいいや透ちゃんは堪能した」
G1「すまん、こいつたまにおっさんが牙を見せるもんでな…」
T「…触り方なんかやらしかった」
G1「同性として謝罪する」

G2「お次は~…お前だ-!」ギュー
J「ギャー!」
G2「おほぉ、やべえ同じ種族と思えん何だこの幸福感脳内麻薬がドバド J「ふんぬあああああ!!!!」あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ああああああああ!!!!!!!!!!!」ドンガラガッシャーン
G1「…体回すだけで人体あんなに吹っ飛ばせるんだな、人って」
T「急にお姉ちゃんに抱きついたらそらああなるよ、単純なパワーだけならアタシより上だし(危ないあのままだったら切れ散らかしてた)
てか大丈夫なの!?」
G1「へーきへーき、昔からあいつは平地ですっ転ぼうが坂道転げ落ちようが自転車ごと吹っ飛ぼうが擦り傷程度で済む女だから」
T「人間なの…?」
G2「あ”ー流石に死ぬかと思ったぜ、へへっ」
J「ちょっごめん!大丈夫!?」
G2「むしろ脳内麻薬で頭ダメになりそう」
J「ええ…?」
G2「透ちゃんよく純ちゃん抱きついて頭おかしくならないね、アタシなら30分で廃人だよこりゃ」
T「ええ…?うーん…耐性付いてる?」
J「真面目に考えなくていいの、というか何なの…」
G2「人肌恋しいの♡」
J「…急にはダメ」
G1(双子だなぁ)
G2「えっじゃあ
J「…ダメ///」
G1(…双子だなぁ)
G2「まあ純ちゃんはいいか、あのままだったらアタシが危なかった」
G2(特にあの特大おもちが)

G2「さあこの流れなら次はハネっ毛が可愛らしいご令嬢!君に決めた!」ガバッ
菟 シュンッ
G2「!?」
G2「え!?今ここに、あrッイダダダダダダダ!!!!」
菟「あっ」パッ
G2「oh…」
菟「すいません…急に来られたものでつい…」
G2「いい…んだけど、今何がどうなって…」
菟「ええっと…後ろに回って腕を固めさせていただきました…?」
G1「アタシにも見えんかったぞ…!?」
T「つくちゃんマジック」
J「消えるミミズク」
G2「うー…」
菟「えっと…スキンシップがご所望でした?」
G2 ブンブン
菟「そうですね、では私を捕まえられたらご自由にどうぞ♪」
G2「ほう?聞いたからね?」
T「あーあ」
G1「アタシにもわかる、ありゃ無理だ」

~10分後~

G2「はぁ…はぁ…エホッエホッ」
菟「もうギブアップですか?」
G2「…むりぽ」
G1「…まるで宙を舞う桜の花びらを掴もうとするが如くだった」
J「本当に何やってきたらあんな動きが…」
T「…教わったら空手に応用出来ないかなぁ」
菟「再戦楽しみにしてますね♪」
G2「圧倒的”壁”を感じた…それはまるで巨岩のような…」

G2「さて、お次は彼女か…」
G1「…死にたくないならアイツだけはやめろ、マジで」
G2「…墓には”愛に死んだギャル、ここにすやぁ”と書いてくれ」
G1「おい!」
G2「うっしー!」
牛「何だよ」
G2「許せ!」ギュッ
牛「っ…」
T(あぁ…)
J(これは…)
菟(…)
G1「G2ーーーー!!!!」

G2「…お?」
牛「…何だよ」
G2「…細っこいなぁ、でも何だろう、何か落ち着く」ムニムニ
牛「…」グイッ
G2「んなぁ」
牛「…私じゃなくてあいつらに構ってもらえ」
G2「アッハイ」

G1「大…丈夫そうだな」
G2「何か大丈夫だった」
T「絶対殴るかされると思ってた…」
J「まぁ…良かった」
菟(前々から思ってましたけど、あの人私達3人以外には割と態度柔らかいんですよね、根が真面目なんでしょうか)
G2「でも…すごい…良かったです」
G2「何か…なぜかママに抱っこされてた頃を思い出した」
G1「はぁ…?」

その後、G2は牛鬼ちゃんにお菓子をあげるようになった
最初は断っていたが渋々貰って食べるようになった
ついでに木菟森さんにリベンジしたが掠りもしなかった

牛(うーん…どうしてやりゃ良かったんだあれは…アイツなら顔面掴んで引き剥がしてやったんだが…)
牛(ギャルって…わからん…)


・双子星に願いを

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
T「七夕ー」
J「七夕ー」
菟「ですね」
T「そういえば学校来る時笹置いてあったなぁ」
J「短冊吊るしてあったね」
T「帰り書いてく?」
J「いいね」
菟「私も書きたいです」
T「きーちゃんも書こうぜ」
牛「やだよ…」
T「いーじゃん、お願いとかあるでしょ」
牛「…無い」
T「その間はあるでしょ」
牛「…」
T「素直になれるようお願いしたら?」
牛「…」ギリギリ
T「いふぁい!いふぁい!」
牛「ふん」
T「ほっぺ取れるかと思った…」
J「うわぁ、赤くなってる」
菟「ほら、冷たいペットボトル当てて下さい」
T「あ”ー、ぎも”ぢー」
牛「…」

T「で、結局ついてくるじゃん」
牛「うるせえ」
J「何書こっか」
菟「~♪」
T「お?早速書いてるね」
菟「やっぱりこれですよ」

「平穏な世になりますように」

T「でかいねぇ」
菟「平和になれば楽しいことも気楽に出来ますからね」
J「情けは人の為ならず、みたいな」
菟「そんな感じです」
牛(お前は今でも”楽しいこと”やってくるだろ)
T「じゃあアタシはー」

「もっと力を!強くなりたい!」

菟「…もう十分強くないですか?」
T「そーでもないのよ、きーちゃんとも相打ちだったし何よりもうちょっとメンタルを強くしたい」
菟「あー」
J(そんな事無いと思うけどね)
T「というわけで、いつかリベンジするからな!」
牛「…あ?私?」
T「聞いてなかったでしょ…」
牛「あぁ」
T「聞いといてくれないかなぁ…そこは」
牛「…」
牛(…聞かなかったことにしておこう)
J「んじゃあ」

「透ちゃんが元気でいれますように あとおいしいスイーツ見つかりますように」

T「へへ」
J「へへ」
菟(さらっと願望が漏れ出てますね)
T「帰りコンビニ寄ろっか」
J「寄ろっか」
菟「…そういえば新しいのが出たって聞きましたね」
J「!?」
菟「まだ何とは言ってないですよ」
J「…///」
牛「…」
T「何、まだ書いてなかったの?」
牛「衆目に晒されるような場所に願いを吊るすってどうなんだ」
T「目立つ方が織姫様と彦星様に見つけて貰えやすいんじゃないの?」
牛「んん…」
T「んまあ見ないけどさぁ、そこまで嫌がられちゃあねぇ」
牛「むしろ何で見られて平気なんだ」
T「…え、まさか見られちゃまずいタイプの内容?」
牛「…」
T「冗談です」
J「じゃあコンビニ行ってるからその間に書く?」
牛「…そうしてくれ」
T「んじゃ行ってくるー」
菟「新しいの買いましょうか」
J「ナ、ナンダロナー」ソワソワ
牛「…」

T「戻ったー」
牛「あぁ」
菟「牛鬼さんにもお土産ありますよ~」
J「書けた?」
牛「ん」
T「どれdいででででで!」
牛「探すな」ギリギリ
T「何で1日に2回もやられなきゃ…」
J「何のためにコンビニ行ったのよ…」
菟「ほらこれ」
T「あ”ー」冷エー
牛「…願いなんて自分でどうにかするしかないんだよ」
T「んー?まぁそうね」
牛「これは自分への意思表明だ」
菟「でも人事を尽くして天命を待つとも言いますよ?」
牛「やることは変わらん、どうにか出来なかったらそれまでだ」
J「ストイックだねぇ」
T「まあアタシも強くなるのは自分でどうにかしないとねー」
J「手伝いますよー」
T「わーい、強い味方ー」
菟「私もお手伝い~」
T「つくちゃんは強すぎるのよ」
菟「そんな事ないですよぉ」
T「…投げ技の対処は教えてもらおうかな」
菟「フフ~♪」
牛「書いたんだからさっさと帰るぞ」
T「あ、やべっアイス買ったんだった!」
J「あ”ー!ちょっと溶けてるー!」
菟「じゃあ帰りましょうか」
T「はよ!はよ!」
J「走るぞー!」
牛「うるせえなぁ…」
菟「…」チラッ
T「つくちゃん早くー!」
菟「はーい」
J「もう食べちゃったほうが良くない?」
T「…それもありか、近くに公園あったよね」
牛「帰らせてくれ…」

お二人には見つけられなかったようですが…
というか牛鬼さん、見つけられないように隠しましたね…
ですが私の目は誤魔化せませんよ
牛鬼さんの体格と性格を合わせて考慮し、おおよその吊るす位置を推察してバッチリ見つけましたとも
…それにしても、本当にあの人はいじらしい人ですね
恐らく先程言ったことは嘘や誤魔化しは一切無いようです
自分の出来ることは全てやる、それでどうにもならなかったら天命を待つ
彼女らしいですね

「彼女の願いをどうか見守って下さい、私も側で支えます」


G2「お、短冊あんじゃ~ん」
G1「書くべ書くべ」
G2「やっぱこれっしょ~」

「ネイルのセンス爆上げでオナシャス!」

G1「それな」
G2「ウェーイ!」
G1「じゃあアタシは~」

「G2とズッ友!」

G2「…仏か?」
G1「すこだぞ」キリッ
G2「キャー!やばたん!」
G1「ウェーイ!」
G2「ウェーイ!」


・再開

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
M:マリア(マリー)中学の時の双子の友達
A:アメリア(エイミー,メル)中学の時の双子の友達
M「トールー!!」ガバッ
T「うわっ!?何!?え!?誰ー!?」
J「え!?あっ!マリーちゃん!?」
M「ンフーフー♪ひっさしぶりー!」
T「マリー!?ひさしぶrってかデカっ!?」
M「デッカくなったよー」←174cm
A「ちょっ…ハァ…まっ…エホッエホッ」
M「あ、忘れてた」
J「エイミーも、どうしたのこんな所で」
M「なんかこっちの方で気になるお店があるってメルが言うから来てみたら知ってる背中が見えて」
A「だからって…走らなくてもいいでしょ…」
J「…エイミーも背伸びたねー…」
A「…そう?」←175cm
菟「あの…」
T「あっそうだったはじめましてか、2人は中学の時の友達」
M「Muito prazer!マリアっていうの!マリーって呼んで!」
A「んえ…あの…その…」ススッ
M「そのジュンの後ろに隠れる癖やめなよー、隠れてないし」
J(そういえばよく隠れてたな…)
A「…アメリア、nice to meet you…」
菟「Nice to meet you too♪」
菟「…生まれはどちらですか?」
A「え?オイa…あっアイルランド…」
菟「あぁなるほど、英語にしては少し訛りがあると思ったら」
A「まだクセが抜けなくて…」
菟「大丈夫ですよ、それにしても日本語上手ですね」
A「そう?えへへ…頑張った甲斐があった…」
M「エライぞー!」モニモニ
A「んー!マリー!」
菟「マリアは…南米ですかね?」
M「なんでわかったの!?」
菟「マリアって名前はキリスト教が広まってる国で使われる名前だったはずってのと、その肌の色と…スペイン語?」
M「português!ブラジル!」
菟「あーポルトガル語ですか…惜しかったですね」
M「でもすごい!探偵みたい!…えーっと」
菟「木菟森って言います」
M「トゥクモリ?」
菟「つ」
M「とぅ…違う、とぅ…んあー!」
菟「まあそれっぽければ大丈夫ですよー」
M「わかった!トゥクモリ!」
菟「んふっwww」
M「エ」
T「そういう子だから許したげて」
M「…?」
A「それでジューン…」
J「ん?」
M「あの子って…」

牛「…」
M,A「ヤンキー?」

牛「聞こえてるぞ」
M,A「ヒッ!」
T「”元”ヤンキー?で今は普通の子だから大丈夫」
J「そうそう」
A「ホントニ…?」ガクブル
T「ちょっとーエイミービビっちゃってんじゃん、この子怖がりなんだから」
牛「何もしてないのに酷い言われようだ」
M「それで名前は?」
牛「…牛鬼」
M「ウスィキ」
牛「…まあいいよそれで」
M「Muito prazer、牛鬼」スッ
牛「ん?…ん」握手
M「…ヘヘッ」
牛(何か透に似てんなコイツ)

M「んじゃそろそろ行くね」
T「もう行っちゃうの?」
A「お店閉まっちゃうから…もう少し話したいけど」
J「じゃあ連絡先交換しようよ」
菟「それがいいですね、また会いましょうよ」
M「そうだね!じゃあこれ」
T「ほいよー」
J「ほーい」
A「じゃあ…はい」
菟「はいはーい」
牛「…あ?」
A「え…交換しないの?」
牛「…ほら」
A「ア、アリガト」
M「よし、じゃあ行こっかメル」
A「そだね」
M「じゃあまたね!Tchau!」
A「またね」
T「じゃーねー」
J「2人元気そうで良かったね」
T「ねー、というか背伸びすぎでしょ」
J「中学の時同じくらいじゃなかったっけ?」
T「エイミーなんかアタシ達より小さかったよね?」
J「そうだよね?キレイだったなー」
T「あれが欧米の血…」

菟(何だか良いですね、旧友との再開)
牛(…私よりでかいの初めて見たかも知れない)


・香り

J:純、T:透、菟:木菟森、牛:牛鬼
T「スンスン」
J「?」
T「…薄っすらシャンプーの匂い?でもあんま匂いしないね」
J「同じ生活してるからじゃないの?」
T「じゃあちょっと嗅いでみてよ」
J「んー?」スンスン
T「どう?」
J「…概ね同じような感想」
T「そんなもんか」
J「ただ…若干…汗の匂い?」
T「えっ」
菟「何してるんですか?」
T「何か人の匂いが急に気になった」
牛「何だそれ」
T「何かたまによくわかんないけど嫌な匂いの人と良い匂いの人いない?」
菟「あー」
T「それで何か」
菟「それで純さんはどうでした?」
T「薄っすらシャンプー、でもぶっちゃけほぼ無臭」
菟「透さんは?」
J「大体同じ+汗」
菟「よく動きますしね」
T「つくちゃんも嗅いで良い?」
菟「どうぞー」
T,J スンスン
菟「どうですか?」
T「なんだろうこれ、でもいい匂い」
J「花の香り?でもふわっと香る程度で全然嫌じゃない感じ」
菟「ふふふ~」ファサァ
J「何か香水でも使ってるの?」
菟「何も使ってないですよ~♪」
T「自然にそんな香り付くの…?」
菟「何でしょうね、シャンプーですかね」
J「髪長いから香り付きやすいのかな」
菟「ふふ~♪」
T「じゃあきーちゃん」
牛「やめろ」
T「えー大丈夫だよ変な匂いとかしないでしょ」
牛「…」
菟「…」スンスン
牛「…おい」
菟「あ、バレました?でも特に匂いしないですね」
T「どれどれ」スンスン
J「…何もしないね」
牛「お前ら…」
T「こっちも嗅いでいいから、ほれほれ」
菟「じゃあ私から」
牛「…」スンスン
菟「どうですか?」
牛「…何の花だこれ」
菟「何でしたっけ…帰ったら確認しますね」
J「私は?」
牛「…石鹸ぽいのと…制汗剤?」
J「午前の体育の後に使ったやつかな、結構香り残るんだこれ」
菟「…んー?しますかね?」
J「?」
T「んじゃアタシー」
牛「…」スンスン
牛「…?」
T「え、何その顔」
牛「…お前なんか付けてる?」
T「え?さっきお姉ちゃんが言ってたのは体育のあと付けたけど」
牛「いや…そういうのじゃなくて」
T「あとは何も付けてないよ?」
牛「は?」
T「え?」
牛「…まあいいや」
T「え、いやせめて良いか悪いか言ってよ!」
牛「2人に聞け」
T「ええ…?」

牛(なんだあの香り…ずっと嗅いでいたいような、石鹸とも制汗剤とも違うあの香り…)
牛(…香水とかってどこ行けば買えるんだ)

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