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【にじ甲本戦ルール検証】コントロール型リリーフ育成の最適解

以前の検証記事で、リリーフのコントロールは重要性が高いという事が分かりました。
そこで決め球を変化量7にした後に
①コントロールに振り切る軟投型
②球速も上げるバランス派
どちらの方が成績が良くなるのかを検証します。

検証用選手

軟投型

球速135・コントロール90・スタミナ100
フォーク7・カーブ1・特能なし
栄冠でのコントロール80→90の必要経験値54340

バランス派

球速147・コントロール80・スタミナ100
フォーク7・カーブ1・特能なし
栄冠での球速135→147の必要経験値55800

野手陣

両チーム同じ選手です
オールB70・キャッチャー A・ムード○有・DHあり
以前の検証で使用したアレンジチームです

リリーフの検証ではありますが、イニング数を多くしないとサンプルが少なくデータの正確性が下がるので、スタミナ100にして先発させています。

両投手の違いは、栄冠ナインでの必要経験値が同程度になるように
軟投派   球速135コントロール90
バランス派 球速147コントロール80
としています。

1P(先行)2P(後攻)を入れ替えて10試合ずつ、計20試合の成績を集計します。

検証結果

軟投型

165.2回 2470球 防御率1.96 自責点36
被打率.172(647-111) 奪三振113 四死球40 被盗塁数36

①球種別投球数-②被安打数(②÷①の数値)
ストレート 289-25(.087)
カーブ1 133-8(.060)
フォーク7 2048-78(.038)
ナイスピッチ率41.3%
ナイスピッチ 1020-48(.047)
通常投球 1433-62(.043)
失投 17-1(.059)

バランス型

173.2回 2373球 防御率1.04 自責点20
被打率.159(637-101) 奪三振129 四死球22 被盗塁数18

①球種別投球数-②被安打数(②÷①の数値)
ストレート 557-56(.101)
カーブ1 116-5(.043)
フォーク7 1700-40(.024)
ナイスピッチ率33.8%
ナイスピッチ 801-35(.044)
通常投球 1553-64(.041)
失投 19-2(.105)

成績比較

防御率
軟投型   1.96
バランス型 1.04

被打率
軟投型   .172
バランス型 .159

四死球
軟投型   40
バランス型 22

被盗塁数
軟投型   36
バランス型 18

球種別投球割合
軟投型   ストレート11.7%
      カーブ5.4%
      フォーク82.9%
バランス型 ストレート23.5%
      カーブ4.9%
      フォーク71.6%

フォーク被安打数÷投球数の数値
軟投型   .038(2048-78)
バランス型 .024(1700-40)

ナイスピッチ率
軟投型   41.3%
バランス型 33.8%

結果からの分析

バランス型の方が明確に良い成績になりました。
基本的にはストレートの被打率が高く、フォークの被打率は低いという認識がありますが、投球割合のバランスも重要なようです。

注目したいのが四死球・フォーク被安打数÷投球数の数値です。
軟投型の方がコントロールが高いにも関わらず、四死球が2倍近く多くなっています。
フォークの数値.038というのは及第点ではありますが、バランス型の.024と比較するとフォークにしては打たれているなと感じます。

原因として考えられるのは、本来ストレートを投げるべき場面で球速が低い事により無理に変化球を多投した結果、四死球や被安打が増えているのではないかと思います。

球速が低く、変化球の割合が多い軟投型はバランスの2倍も盗塁されています。
これも防御率悪化の原因の1つでしょう。

ナイスピッチ率に関してはコントロールが高い分、軟投型の方が7.5%高くなりました。

結論

被打率が低い球種を球速を上げない事によって投球割合を上げても、トータルの防御率・被打率が悪化してしまっては本末転倒なので、球速・コントロールをバランス良く上げる方が成績は良くなるという事が分かりました。

栄冠ナインの育成内容によってリリーフがどれだけ強く出来るかは変わってきますが、目安としては決め球を変化量7にした後は球速140・コントロールBを目指す。
さらに伸ばせる場合、球速は対エース○が発動しないラインの147止め。
コントロールは出来る限り伸ばすというのが良いと思います。

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