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無課金で勝てちゃうLL鉄獣【遊戯王MD】

黒井です。
「遊戯王 マスターデュエル」やってますか?
私は1/26から始めて、この記事を書くちょっと前、1/30でプラチナ1まで到達しました。

最初のブロンズ帯だけ初期のシンクロデッキを無改造で使用し、それ以降は適宜チューンを加えていったLL鉄獣を使用しました。

デッキの紹介自体は私があまりLL鉄獣には詳しくない(MD環境に近い時の遊戯王もやってないわけではないが、人に見せられるほどやってない)ので、先人の方のnoteを見るのがよいかと思われます。
デッキリストや構築に関する詳細、プレイ指針についてはゴウヨクさんという方がnoteを公開してるので、詳しい解説はそちらに譲ります。

ただ、数多と存在するデッキタイプの中でLL鉄獣を組もうとしたのには明確な理由があります。
エルドリッチ、ドライトロン、電脳堺、十二鉄獣と対抗馬が多い中でLLを選んだ理由をポツポツと書いていこうと思います。

1.現行OCGでの制限が緩い

2022/1/1施行のリミットレギュレーションではLL鉄獣にほぼメスが入っていないです。
《炎舞-「天璣」》が準制限なので初動札がOCG環境だと減ってます。が、MD環境は無制限なので《鉄獣戦線 フラクトール》が6枚あるようなものです。やったね。
あと強いて言うならば《抹殺の指名者》が制限になっているのですが、これに関しては相手から飛んでくる分も減るのでノーカン。
汎用札は減るとみんな困るから、おあいこということで。

この理論より、《真竜皇V.F.D.》が消えてOCGでのトーナメントシーンでは見ることがあまりなくなった電脳堺は除外しています。
OCGでは《十二獣ドランシア》が禁止の十二鉄獣も同様です。

2.汎用でないUR要求枚数が少ない

このデッキのUR枚数は20枚です。
比較として、他のデッキのUR枚数と併せて比較してみます。
太字は高Tier帯の構築で使いまわさない(テーマ専用カード等)もの。
LL鉄獣以外のデッキリストはネットの記事などを参考にカウントしています。

・ドライトロン:22枚(うち、専用パーツ9枚)
 (内訳:《竜儀巧-メテオニス=DRA》*1《宣告者の神巫》*3《灰流うらら》*3《崇光なる宣告者》*1《増殖するG》*2《流星輝巧群》*2《おろかな埋葬》*1《旧神ヌトス》*1《竜輝巧-ファフμβ》*1《永遠の淑女 ベアトリーチェ》*1《天霆號アーゼウス》*1《リンクリボー》*1《ユニオン・キャリアー》*1《トロイメア・ユニコーン》*1《I:Pマスカレーナ》*1《アクセスコード・トーカー》*1)

・電脳堺:16枚(うち、専用パーツ5枚)
 (内訳:《灰流うらら》*3《増殖するG》*2《墓穴の指名者》*2《抹殺の指名者》*3《電脳堺狐-仙々》*2《電脳堺鷺-鷺々》*1《真竜皇V.F.D.》*1《天霆號アーゼウス》*1《セイクリッド・トレミスM7》*1)

・エルドリッチ:15枚(うち、専用パーツ11枚)
 (内訳:《黄金卿エルドリッチ》*3《灰流うらら》*3《王宮の勅命》*1《神の宣告》*2《虚無空間》*1《天霆號アーゼウス》*1《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》*2《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》*1《No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ》*1(《強欲で金満な壺》や《金満で謙虚な壺》用のEXはすべて非URとする))

・十二鉄獣:19枚(うち、専用パーツ6枚)
 (内訳:《灰流うらら》*3《増殖するG》*3《レスキューキャット》*2《墓穴の指名者》*2《抹殺の指名者》*2《十二獣ドランシア》*1《召命の神弓-アポロウーサ》*1《天霆號アーゼウス》*1《戦華盟将-双龍》*1《アクセスコード・トーカー》*1《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》*2)

・LL鉄獣:20枚(うち、専用パーツ8枚)
 (内訳:《灰流うらら》*3《増殖するG》*2《霞の谷の巨神鳥》*1《墓穴の指名者》*2《ワン・フォー・ワン》*1《抹殺の指名者》*2《LL-リサイト・スターリング》*2《FNo.0 未来龍皇ホープ》*1《LL-アンサンブル・ロビン》*1《天霆號アーゼウス》*1《戦華盟将-双龍》*1《王神鳥シムルグ》*1《アクセスコード・トーカー》*1《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》*1)

……URの総数から言うと、下から2番目の多さです。
ただし、電脳堺と十二鉄獣は先述1の理由より除外しております。
エルドリッチについては汎用性の高いパーツを4枚しかデッキ生成時点で刷ることができず、環境的にエルドリッチが意識されるようになってきて他のデッキを組もうとしたときに汎用パーツが《灰流うらら》3枚程度しかないため、乗り換え時に他の高Tierデッキと同じ程度かそれ以上のURを要求されることになります。

ということで、ドライトロンかLL鉄獣がいいのではないかと考えます。

3.プレイ指針が簡単か

 私は趣味程度に遊戯王OCGをやっている程度で、CSに出たりというところまではやっていません。
 なので、プレイ指針が簡単なデッキを作りたいところです。
 具体的に言うと、先攻を取って複数妨害を立てて押し付けを行うデッキです。
 ドライトロン、電脳堺、LL鉄獣あたりがこれに該当します。

 で。
 展開をするにあたり、展開パターンを覚える必要があります。
 スタバの呪文みたく、知っている人なら暗唱できるというアレです。
 基本的にそれをどれも覚える必要があるんですが、覚えたら勝てます。
 LL鉄獣に関しては覚えてなくても勝てます。私がそうでした。
 下級(メインデッキに入っている通常召喚も可能な)LLには名称ターン1の制限が付いています。
 そのため、使っていないものをどんどんサーチして手札に加えてSS、場が埋まってきたら減らすためにリンク、エクシーズ、としていると手なりでも2妨害は堅く作れるようになっていました。
 ドライトロン・電脳堺も同じく展開デッキです。
 が、ドライトロンはこの詠唱呪文が若干長いため、一戦が長くなりがちです。何戦も行うランクで一度の行動が長いデッキはミスを誘発しやすいため、私は選びませんでした。
(※《崇光なる宣告者》が出てしまえば相手の出すカードを全て打ち消せるため、一人回しをいくらやっても飽きないし疲れないタイプの人にはオススメです)
 電脳堺は先述1で否定している通りです。

 じゃあ相手とある程度対話を行うデッキはどうなのか?となると思います。
 エルドリッチはこのタイプに相当します。
 対話を行うには、ある程度の知識が必要です。このデッキにはこれが辛いだろう、このデッキにはこのカードはあまり効かないから優先度を下げよう、そういった「読み」が必要です。
 入っている手札誘発や、初動の汎用札から読み解く必要があり、罠カードの性質上読みが必要なエルドリッチはある程度の知識を求められています。

 エルドリッチがお勧めできないという有識者は多く、ツイッターでも見かけることが多い話題のため、知っている方も少なくはないかと思いますが。
 確かに要求枚数は少なく、EXを《強欲で金満な壺》用だと割り切ればかなり費用を抑えることもできますが、その分汎用性に欠けるメタカード群で戦わなければならないエルドリッチは玄人向けと評価しています。
 私のような日曜YP(?)には、ほど遠いデッキです。

 自分が作る盤面のゴールが明確なデッキはそのゴールに向かって走るだけなので、簡単だよって話です。

4.さいごに

 いろいろ言いましたが、意外とどんなデッキでも勝てるんだな、というのが正直な印象です。
 プラチナ帯には上で書いたデッキ以外にも、沢山のローグデッキが存在していました。そういった「わからん殺し」が通用するのもBO1ならではの遊び方ですしね。
 後手の誘発ない時に好き放題展開されて負けるのはもう遊戯王あるあるなので、ある程度受け入れて、ツイッターでも弄っていればいいと思います。
 投了せずに待ってたら展開ミスって恥ずか死……を少なくとも2回は見ました。

 恐らくMDはMDで独自の制限改訂になると思いますし、その時にシャドウバースのように砕いた時のクラフト量が増えるように措置を行うかもわかりません。
 別のレギュレーションで使えるようにするから、補填は無しね^^と言われてもプレイヤー側は文句は言えないので。

 いろんなデッキを作りたいなら、メインギミックが安上がりな方がいいよね、遊戯王やるならいっぱい動いて成功体験味わった方が楽しめるし勝てるよ、という話でした。
 おしまい。余裕があれば追記します。

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