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長島と名古屋に行ってきた(その4)

最初の記事はこちら!


2/5 2日目

気づいたら7:30のアラームが鳴っていた。アラームが鳴るにはあまりにも早すぎる、本当にもう朝なのか!?
カーテンを開けると日はとっくのとうに昇っていた。でも肝心の太陽は雲に隠れて見えなかった。
気絶するほど眠っていたらしい。安眠できたみたいだ。
ただしホテルの朝は眠気ですぐには起き上がれない。このままだとすぐ寝てしまいそうなのでテレビをつけて朝の番組でも見てみる。

テレ東の「しなぷしゅ」がやっていた。
見るからに幼児向けなのは分かっていたが、なんだかずっと見てしまう。なんだこの番組は…深層意識に…直接語りかけてくる…!

気づいたら20分経っていた。まずいまずい。ごはん食べなければ。
社会に受け入れられる程度の身支度をして、ホテルの朝食に出かける。安いのに朝食付きなのはありがたい。
朝食をホテルで食べるか、外で食べるかはどちらが良いのかまだ分かっていないが、ホテルで食べたほうが安いし楽なので今のところは前者を楽しんでいる。
朝食は軽めのバイキングで、和食をいただいた。味噌汁を飲むと生きている感じがする。
レストランのテレビではNHKの朝イチが流れていた。どこに行ってもホテルの朝食のレストランでは朝イチが流れている。

ごはん!

旅行経験を重ねていくと、ご飯を食べ終わってから宿を出るまでの時間が短縮できるようになっていた。この時間朝のロスが意外と痛かったりする。忘れ物チェックを指差ししながら確認して、チェックアウトする。お世話になりました。

晴れならば どれほど 良かったでしょう

昨日と打って変わって雨模様。予報が的中してしまった。
本来2日目は東山動物園にお邪魔する予定だった。東山動物園は日本の動物園の中でも有名な動物園で、ぜひ一度は訪れたいと思っていたところだった。あ、申し遅れましたが私は博物館(広義)も好きです。
しかしこの雨模様。せっかくなら雨の日にしか行かなそうなところに行くことにした。

小さい折りたたみ傘に縮こまりながら、栄駅に向かう。こういう時都市の地下街は助かる。
昨晩よりも混んでいる地下鉄に乗って名古屋駅に到着。名古屋駅からはあおなみ線に乗って金城ふ頭に向かう。

途中でこんなものに出会った。レゴランドが名古屋にできてから名古屋のレゴ化が進んでいる。

ここでハプニングが発生した。GoogleMapに載っている金城ふ頭には

とまあこんなマークがついている。このマークの路線に乗れば良いんだろ、と考えていた。しかし、名古屋にはもう一つ似たようなロゴがある。

そう、名鉄である。
色と形が似すぎ!これで乗り換えの事故が発生した。私があおなみ線の改札だと思って行ったところには「あおなみ線」の文字は無かった。名鉄の改札だったのだ!幸い改札に入る前にそれに気づいた。そして幸いにも本来予定していたあおなみ線の列車にも乗ることができた。ふう。朝から運動運動。

あおなみ線

この路線に乗る人達は基本的に観光客なんだろうか、そんな期待に溢れるような空気がした。どうやら私の隣りに座っている人も、私と同じところを目的地にしているらしい。
名古屋の次の「ささしまライブ」という駅名が気になる。なんか青くて好き。

最近の多国語の案内放送では日本語、英語、中国語、韓国語の4言語が主に流れる。しかしあおなみ線の放送をよく聞いてみると、日英中の次にラテン語系の言語が流れてきた。スペイン語かと思ったが「Obrigado」が聞こえたのでポルトガル語であることが判明した。どうやらこの地域は在日ブラジル人が多いので、ということらしい。こういうところから垣間見える地理が好きだ。

さて、金城ふ頭に到着。

ここでもポルトガル語が

リニア・鉄道館

さて、私が今回やってきたのは、JR東海の「リニア・鉄道館」!

車両展示

うお!かっけええええええ!
残念ながら私は鉄道の知識があまり無いので、詳しいことは他の方に任せる。しかし、小さい頃図鑑で眺めていた車両が目の前に置かれていると流石に嬉しい!特に一番奥に置かれているリニアは、図鑑に穴が空くほど見ていた記憶がある。

リニアの眼光
独特な開き方!
しかも入れる!うわあ!

大興奮している。今回の記事は写真ばかりになりそう。素晴らしい3つの車両に歓迎されたあと、奥の展示室に進む。
すると!JR東海が誇る数々の特急列車のみなさんが!

最強の顔ぶれ

しかも殆どの車両の中に入れる。なんてこった

0系車内
0系の食堂車 興奮しすぎ

食堂車というものを生まれて初めて生で見た。こんなに広いし素敵な空間なのか!食堂車が現存している列車は大変少ないが、ぜひ体験したいものだ!
0系の車内はなぜか現在のものよりも広く感じる。

100系食堂

0系のお次の100系では、2階建てが導入された。今や東海道新幹線で2階建てが走ることなど考えられない。300km/h近くの速さで2階建てで走る、なんてすごいことだろう。2階建てなので、食堂の広さが広くなったことがおわかりいただけるだろうか。

100系車内
300系車内

アイロンみたいな顔をした300系は、「そうだ、京都行こう」のCMが大好きな私にとって馴染みの深い顔である。「じぇいあ~る とうかい♪」をバックに流れる300系の顔が好き。
車両展示以外にも、新幹線を支えるダイヤやマルス発券機についての展示も豊富だった。

ご覧よこのパタパタを!こんな近くでパタパタ見れることなんてない!なんて素晴らしいこと!チピチピパタパタドゥビドゥビパタパタ

これは現在新幹線が水平エレベータと化しているダイヤの様子を示している。この画面の前には新幹線開業当時のダイヤも示されていたが、それと比べるともうクラクラするほどの本数だ。10年後には一体どうなってしまっているのか。

ジオラマ展示

リニア・鉄道館で侮ってはいけないのは、ジオラマ展示だ。東京から大阪までの有名地がジオラマになっており、そこに新幹線やJRを代表する様々な列車が走るようになっている。また、定刻になると鉄道の1日を追うようなショーが行われる。

昨日の朝見たスパイラルタワーズが見える
白鯨らしきものがいた
(白鯨の前身はこんな感じだった)
Tokyo…
びゅーん
さんらいず いずも・せと またのりたいなあ

時間帯に合わせて走る列車の種類も変わる。昼間は新幹線が多く走っていたが、夜になるとサンライズが走ってきた。この列車は日本で唯一残っている寝台列車である。ぜひこの記事にサンライズのことを書けるような旅程を組みたい。他にも、保線車両が多く走るようになる。ちっちゃくてかわいい保線車両に萌えた。
鉄道のジオラマのみならず、よく見てみると道路には夜行バスが走っている。夜行バスは、ツバメが側面に描かれたJRバスだ。これに乗って名古屋にやってきた身なのでなんだか嬉しい。
東京付近では、なんと建物から煙が出始めた。そこにサイレンを鳴らしながら消防車が数台やってきた。こういうのが好き。

リニア中央新幹線!

親の子供時代の話を聞いていると「みなさんが大人になる頃にはリニアが走っているよ」と言われていたらしい。今大学3年の私も、小学校の頃に全く同じことを言われた。
某県などいろいろゴチャゴチャなっていて政治が嫌いになるが、東京-大阪が電車で1時間で移動できる夢のような技術が、すぐそこまで来ている。そんなリニアが体験できる展示も「リニア・鉄道館」にある。

なんと、リニアの乗車体験ができるシミュレーターだ。新幹線のような座席が再現されている上に、前の映像と連動して横の窓の映像も連動する。これでまるで実際に乗車しているかのような体験をすることができる。
特筆すべきなのは、振動も再現されている点である。リニアには大きく分けて2つ、タイヤ走行と浮上走行がある。タイヤ走行は速度が低いときにモノレールのように車体下部のタイヤを使って走行する方法で、浮上走行はリニアで有名な高速時に磁力によって浮いて走行する方法である。この2つの走行方法の振動の違いを体験できるのである。タイヤ走行の時は、ちゃんとタイヤ走行で走行しているような振動が伝わってくる。
例えるなら、舞浜のアクアトピアの揺れだ。

展示がありすぎ!楽しすぎる!

これはなんと新幹線の運転が体験できるシミュレーターである。在来線バージョンもある。私もやりたかったが、客層は小さなお友達ばかりだったので1人で突っ込んでいく勇気はなかった。こういうとき一番恐ろしいのは案内してくれるスタッフさんの視線である。

他にも、鉄道ができる前からできた後の所要時間がわかる展示や、

ぶれぶれ

かつてのヘッドマークを見ることのできる展示もある。とても良い字!

これは車掌のドアの開け閉めが体験できるものである。これ家にほしい。

お腹がすいた

もう12:30を過ぎた頃だ。流石にお腹も空いてきた。どうやら館内にはご飯を食べられるコーナーがあるらしいので、そこで食べることにした…のだが!
駅弁を売るタイプの店で、もう駅弁はすべて売り切れていた!残っていたのは小さいお友達向けのしんかんせんのおべんとうだけだった。高いし小さいので買うのはやめておいた。

さて困った。毎回旅行で一番困るのはご飯調達である。
確かにコンビニでおにぎりを買えば死なずには済むのだが、おもしろくない。ご飯の質はなるべく上げたほうが旅行の印象が良くなる。
そういえば近くに商業施設があった。そこに何かしらあるだろ!ということで、ご飯を食べるために一旦鉄道館を抜けてそこに向かった。
商業施設は「ファニチャードーム」という名前で、名前の通り家具がたくさんおいてある施設であった。レゴランドと鉄道館のちょうど間ぐらいに位置する施設なのだが、はて、ここで家具を売ってて採算が取れるのか、不思議である。
食券で注文ミスをしながらも、無事温かいご飯にありつくことができた。

びーふしちゅー

どうやら、雨は弱まったみたいだ。せっかく外に出たことだし、「お隣」にお邪魔してみるか…!



→次に続く


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