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長島と名古屋に行ってきた(その5)
最初の記事はこちら!
(注意!:展示を批判的に書いています!嫌な方は閲覧をお控えください!)
激しい雨は通り過ぎて、天候が「ちょっと散歩しても良いんじゃない?」と提案してくれた。
よし、昨晩友人からもらったチケットの出番ですよ。
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シーライフ名古屋にお邪魔しよう
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昨夜友人からもらったチケットは、レゴランド・ジャパンのチケットと、レゴランドに併設されている「シーライフ名古屋」という水族館施設のチケットであった。
私は(広義の)博物館が好きなので、まあ水族館には訪れてみようという気になっていたのだった。
ちなみに、残念ながら私は魚の知識は無い。
受付を済ませると、フォトカードなるものをもらった。どうやらこれを使うとレゴランド施設の中で写真のあらゆるを便利にできるというものらしい。しかしこのフォトカードを触れたのはこのときが最後だった(どっかに落とした)。
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このシーライフ名古屋はレゴランドに併設されているのでレゴの要素が所々に施されている。ただこのレゴの角張ったところで魚さんたちが怪我をしないか少し心配になった。
「シーライフ」というのはレゴランドが軸になって運営しているのではなく、別の「マーリン・エンターテイメンツ」というところが国際展開しているものである。そこはご理解いただきたい。
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思想の強い亀が歓迎してくれる。
ここまで露骨に施設の活動を紹介するPVはなんとも海外っぽいといったところだ。
皆さん御存知の通り、レゴランドの主な対象の客層は親子連れである。展示のキャプションは子供が見やすい低い高さに貼ってあったり、子供も私もくぐりたくなるような展示の工夫が多くされている。
私は恐れ多くて体験しなかったが、タッチプールもある。
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しかし気になったのは展示されている魚の解説の少なさである。「説明を書いても子供はよくわからない」と言う意見が飛んできそうだが、親子連れが対象なら親子のコミュニケーションを生むような展示がされていれば良いと思ってしまった。
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ベースとなる展示に加えて、このように飼育員が手描きで説明を加えている箇所が多く見られた。ハード面での展示があまりうまく行われていないので、飼育員が苦労してこのような形で解説を行っているような印象を受ける。実はこの「展示目的と展示施設があってない」のは動物園あるあるなので、なんとか改善してほしいものである。飼育員は何も悪くない。
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照明のせいで色のデザインが死んでいる
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展示を大変批判的に書いてしまった。申し訳ない。「じゃあお前よ、良い展示はなんだってんだい?」と聞かれそうだ。私が今まで訪れた水族館で良いと思ったのは大阪の「ニフレル」である。テッポウウオの展示なんかは最高だ。
ここまで展示を批判的に書いてしまっているのは、私が大学で学芸員コースを専攻していて、展示教育は私の最も興味のあるところだからだ。ご容赦いただきたい。
みなさんがシーライフ名古屋に訪れた際は、ぜひ私の意見なんか気にせずに楽しんでいただきたい。
レゴランド・ジャパンにお邪魔しよう
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外に出た頃には、さっきよりも雨は弱まっていた。しかし傘を差している片手は冷たく、思わず傘を持っている手にもう片方の手を重ねる。
さあ、眼の前にあるレゴランドに訪れようか。とても迷った。なにせ私はテーマパークファンだからだ。
眼の前にそびえ立つレゴブロックたちは、どこかで聞いたことのある荘厳な音楽とともに「さあ来なさい」と私を歓迎している。
しかし…私のような二十歳で一人浮浪しているようなやつは主な客層から離れている。
レゴランドに来るならちゃんと楽しみ方を知っている人と一緒に行って楽しみたい…。
ということで結局入園することにした。だいたいこういうときに行っておかないと、とてつもない後悔に襲われることは目に見えている。
舞浜と桜島同様に手荷物チェックが入り、もらったチケットを見せて入園する。本当に無料で入っちゃったけど良いんだろうか…という心配しても意味のない心配をしながら、無事に入園することができた。どうやら遠方からやってきた二十歳の謎の1人浮浪者でも入園できるみたいだ。
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さすがに1人は悲しいので、チケットをくれた友人にこの写真を送りつけて、1人であるということの気を紛らわせる。すると、
「バカ空いてるやん」
と返ってきた。閑散としたパークに、明らかに客層から離れている人間1人ポツンと立っている様子を想像してほしい。今書いていても意味がわからなくて涙が出てくる。
どうやら紙マップは昨今のコロナによるタッチレスの影響で無いらしい。パンフレットコレクターの私としてはとても悲しい。
マップが無いので何があるかもわからない。とにかく海月なす漂って中心にあるエリアに行ってみた。するとビンゴ。私の好みにとても合うエリアに辿り着いた!
レゴブロックで作られた有名建築の数々
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ここに映っている建築物はすべてレゴブロックである。ものすごいクオリティだ。しかも私の好みの建築どストライクのものがたくさんある。レゴランドはこれだけでめちゃめちゃ楽しい!
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左奥には昨日見たスパイラルタワーズ
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ここにある建築物たちは、基本的には日本の建築ばかりである。しかも北から南まで多くの有名どころが再現されている。もし外国人観光客が最終日にここに訪れたのなら、「あ、あそこでみた建築だ!」と楽しめるはず。(初日に来たらつまんなそう)
この日来ていた客も日本人よりかは外国人のほうが多かった。
建築の再現だけでなく、所々にボタンが設置されており、押してみるとどこかが動く工夫がされている。これも面白い。(類似施設で言えば東京有明のスモールワールド東京が思いつく。)
しかもこれらが狂っているのは屋外常設という点だ。現にいまこうやって雨風にさらされているわけで、どうやって管理をしているのか。管理をしている皆さんに頭が下がる。
レゴランドをお散歩しよう
無料で入らせてもらったので、レゴの素晴らしい建築を見せてもらっただけで大変満足している。が、本来なら安くない入園料を払って楽しむはずだ。せっかくなので、レゴランド全体をお散歩してから、一度離脱したリニア鉄道館に戻ることにした。
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テーマパークでは、リアルな街の風景を再現するため、新築の建物をまるで何十年もそこにあったかのように見せる「汚し(エイジング)」と呼ばれる作業を行っている。しかしレゴランドはなにせ「レゴ」を再現しているので、このエイジング作業がいらない。逆転の発想で面白い。
もっとたくさん写真を撮ったつもりだったのだが、手が寒すぎてスマホを出すのが億劫になってしまってあまり写真が撮れていない。ごめんなさい。
お散歩をしていると、ストアのレジのキャストさん(これは舞浜の言い方だと分かっているけどなんて呼べばいいのかわからない)が元気にレゴのポーズをしながら通行人に向かって挨拶をしている。
私と目があってしまった。
私はどんな反応をしていいのかわからないまま通り過ぎてしまった。
1人テーマパークで一番気まずい瞬間である。ごめんなさいごめんなさい…。
せっかくパークに入っていることだし、アトラクションの1つでも乗ってみたい。そこで、前から気になっていた潜水艦型のアトラクションに乗ることにした。
このタイプと同じようなアトラクションはアメリカアナハイムのディズニーランドにあるのだが、日本にはこのタイプのアトラクションがなかった。レゴランドができてからすごく気になっていたのだ。
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「何名様ですかー1人ですねーどうぞー」
手慣れた反応で助かる。
中に入るとQライン(並び列)上に写真撮影コーナーがあった。キャストさんが家族写真を撮ってくれるところらしい。「え、これは1人でも撮らないと行けないやつ…?」と恐る恐る行くと「いってらっしゃ~い」と、撮影してほしく無さそうな空気を読み取ってくれたのか、スルーしてくれた。なにせフォトカードをどこかに落としてしまったので助かった。ありがとう。
さて、すぐに乗り場に到着。
「何名様ですかー?1人…?どうぞー」
この反応が一番気まずいのでやめてほしい。
一緒に乗船したのは中国語を話す家族連れのみなさんだ。日本のぼっちが一緒にお邪魔しております…。
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このアトラクションは、舞浜の某2万マイルとは違い、「本当に」水の中に潜るアトラクションである(厳密には上半分は水面上)。これが日本で唯一なのだ。これがすごい。
本当に潜りながら、泳いでいる魚の様子を観察でき…
あれ、よりによってまた水族館型の施設に来てしまった。なんてこった
艦内でアナウンスが流れ、一応ストーリーを追える形となっている。だが別にストーリー上でトラブルが起きるわけでもない、やさしいアトラクションだ。
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意外と「あ、もう終わり?」という感じで終わってしまった。でもこのタイプのアトラクションが体験できて個人的には大満足。
もう十分楽しんだ!これ以上ここにいると私のメンタルが持たない!
足早に退園した。この日の退園RTAで1位だったと思う。
ここは1人で来るところじゃない、誰かといっしょに来ようと決意してレゴランド・ジャパンを後にした。
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→次回に続く
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