「児童養護施設に希望の本を届ける」(毎日投稿78日目)
こんばんは。映画監督の武内剛です。
アタクシの初監督ドキュメンタリー作品「Padre」を世に出す為の毎日ブログでございます。
今日は、作家、心理哲学者のひとみしょうさんが現在行っている、
クラウドファンディングについて少しだけ紹介したい。
それは様々な理由で、社会的養護が必要な子供たちのいる全国の施設に、
「希望の本」を届けるという壮大なプロジェクトだ。
アタクシは片親育ち、日本人の母に女手一つで育てられた。
現代は、昔に比べたら片親家庭も珍しくなくなったが、
"片親パン"、"親ガチャ"などという悪趣味なネットスラングが誕生する時代….。
アタクシが少年時代を過ごした90年代とは、
また違った形の息苦しさがあるような気がする。
アタクシの家庭の場合、母親が本当に身を粉にして働いてくれて、
愛情たっぷり注いでくれたおかげで、片親でも、大幅に人の道を外れるような事はなかった(それなりに各所に迷惑はかけたが..)。
しかし、世の中には両親ともに育児を放棄したり、あるいは虐待をしたり、
そうでなくても不慮の事故や病で他界したり、様々な理由で、親からの愛を知らずに生きざるを得ない子どもたちが沢山いる。
アタクシ自身、とてもとても弱い心の持ち主なので、
もし少年時代に父も母もいない状態で生きていかなければならないとしたら、かなりの確率で悪事に手を染めて、今頃刑務所か地獄に落ちていたと思う。絶対にそう思う。
自分の場合、アタクシの母が、色んな意味でストッパーになってくれていた。今思い出しても胸が痛くなるくらい、少年時代のアタクシは、
母をとても苦しめたけれど、アタクシ自身も苦しかったのだろう。
母がいたからこそ、ギリギリのラインでなんとか踏みとどまる事ができた。
でも、両親ともに不在だったら、、、
誰がこの世知辛い世の中で生きていく為の、
勇気、知恵、そして愛を教えるんだろう。
ひとみさんのクラファンは、
そうした子供たちに「自分を愛する方法」を教える本を送るというものだ。
大人になるにつれ、
自分1人では生きていけない、
自分1人では何もできない、
というのが身に沁みてわかってきた。
だからこそ、できる範囲で何かやれたらと思い、
僅かながら支援した。
まだ目標金額までは半分ともう少しなので、
もしよければチェックしてみてくださいな。
正直、支援する動機はなんでも良い。
アタクシも普段、ロクな生き方してないし、
いまだに中途半端なことばっかりしてるので、
せめてもの罪滅ぼし、天国に行けますように、、、
という不純な願いも込めて、支援した(笑)
でも、本当にプロジェクトが成功して、
施設に本が届きさえすれば、万事がOKなので。
軽いノリで支援の輪が広がる、そんな世界になれば良いと思った。
令和五年四月十五日 武内剛
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