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目指せ国際映画祭2 (毎日投稿5日目)

映画監督の武内剛です。

昨日は日本でも有名なカンヌ国際映画祭以外にも、
「この世界には無数に映画祭が存在するのだ!」というとこで一旦終わりました。

そうなんです。世界には規模の大小は様々なフィルムフェスティバルがあって、日本もその例外ではありません。
なんならアタクシのNY留学時代の知人2人が映画祭の主催者でもありますからね。

Kono Hiroshiさんが主催するBrooklyn Scifi Film Festival

その知人2人の主催している映画祭の規模はそんなに大きくなく、歴史も浅いですが、それでも世界中の人が応募する事ができますし、コロナ禍で数々の映画祭が開催を危ぶまれる中、オンライン上映というのが一気に普及したのもあって、例えば、ウガンダの映画監督の作った作品が日本の映画祭にノミネートされてオンライン上映されれば、監督はウガンダにいながら、日本、いや世界中の観客に自分の作品を観てもらえて、上映後そのまま舞台挨拶をZOOMで世界配信、そんな事がコロナ禍の映画祭ではしょっちゅう行われていました。

Mari Miyamotoさんが主催している Japan Web Fest

2021年は開催自体を中止する映画祭が多かった様ですが、2022年がオフラインとオンラインを同時開催する映画祭が出始めて、そして今年、2023年はオフライン上映がメインに戻るのではないかと思われております。

やっぱ映画は劇場で観てナンボですからね。

さて、ちょっと色々書きたい事があるんですが、あまり長くなってもダルいし、どーせ毎日投稿なので、今日は「なぜアタクシが海外の映画祭に出品したいのか?」っていうのを説明したいと思います。
※アタクシの作品の概要はこちら⬇︎

理由はいくつかあるのですが、一つは、話題作りですよね。

映画監督やプロデューサーは自分達が魂を込めて制作した作品を、国内外の映画祭のコンペティション部門に出します。そうして運よく賞を受賞したりすれば、日本国内における作品のプロモーションや宣伝に良い効果をもたらすとか、もたらさないとか…なんて言われている様です。

でも、現実は、(大きい商業映画の場合ですが)例え何らかの映画祭で賞を受賞したとしても、日本のTVやメディアが取り上げてくれるのは、ベネチア映画祭などの超トップ映画祭くらいで、その他の映画祭で賞を取ってもTVには取り上げられないっていうのも誰かのブログで読みました。

アタクシの「パドレプロジェクト」は、作品内に、ジャニーズのイケメンタレントが出てくるワケでも、若いグラビアアイドルが巨乳を揺らしながら砂浜を走るワケでもなく、全く無名の監督の初長編ドキュメンタリーです。
なので、こっちから話題を作ったり、何かしら人目を引くような事したりアクションを起こさないと誰の目にも止まらないワケです。

まあ、作品のジャンルや作風によってそれぞれの攻め方、戦略がありますし、絶対にコレをやったらヒットする!っていうのは無いと思うんです。
多分ですが、これ⬆︎笑いでも音楽でもその他クリエイティブ系のモノは同じ感じじゃないかなぁと。

なので、アタクシは自分の作品に合った戦略で世に打って出ようかなと思っております。

それの一つが、「まず日本国内じゃなく、海外で初上映をする」という事です。
作品を世界で一番最初に上映する事をWorld Premier といいます。
例えば、「パドレプロジェクト」をフィリピンで初上映した場合は、
"「パドレプロジェクト」の World Premier はフィリピン。"といい、
アジアで初上映するのは Asia Premier 、ヨーロッパで初上映は Europe Premier、といいます。

アタクシは「パドレプロジェクト」の World Premier は日本以外の国でありたい!と決めております。なので、日本での配給の目処も立っていないのに、まず海外の映画祭に作品を送っているところなのであります。World Premierを狙っている具体的な国も既に決まってるのですが、現時点ではちょっと秘密にしておきます。

といいますのも、日本人は"海外で認められた"とか、"海外で話題の!"とかいう外圧に弱いので、無名監督のアタクシにとって"海外映画祭にノミネート!!"っていう冠は今後戦うための武器としてぜひ持っておきたいんですよね。

海外映画祭に出品したい理由の二つ目はまた明日のブログで書きます。

令和五年二月一日 武内剛

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