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自分の見てる世界を常識だと思わない方がいい話 (毎日投稿55日目)

おはようございます。映画監督の武内剛です。
初監督作品「Padre」を世に出す為の毎日ブログです。

WBC侍ジャパン優勝の興奮も冷めやらぬ、昨日の今日なので、
今日もWBC関連の事を書いてしまいそうになりましたが、
このブログにたどり着く人の中で野球好きが果たして何人いるか、
甚だ疑問なので、今日はすこし角度を変えて、昨日のWBC観戦後に目撃したある事について。

それというのは、
昨日、都内のあるスポーツバーでWBC優勝を生観戦してました。
バーはそれはそれは大盛り上がりでした。

優勝が決まって、ホッとしたアタクシはトイレに行きました。

都心部にあるそのバーは駅の施設の中にあって、客用のトイレは、
その駅の施設の共有トイレでした。
従って、トイレはそのスポーツバーの客だけじゃなく、誰でも利用できるものでした。

ちょうど、お昼時だったので、男性の小便器スペースは、ランチタイムのサラリーマンらで埋まっていました。

アタクシが用を足してると、スポーツバーからきた客が興奮気味にトイレに入ってきて、おもむろに隣で用を足していた人にこう声をかけました。

バーの客「いや〜、日本勝ちましたね!ヤバかったっすね〜!!」

用足ししてた人「え? 何ですか?」

バーの客「野球、日本優勝しましたね!」

用足ししてた人「あ〜、、、すみません。興味ないっす。」

バーの客「・・・??(※何が起こったか状況が理解できず沈黙)」

最近、また毎日ブログのネタが切れ始めてるので、このやり取りを聞いた瞬間、アタクシは、「あ、これ絶対ブログに書こう!」と思いました。

この"多様性"が叫ばれてる昨今、
この2人のやり取りほど、それを如実に現してるモノはなかったんじゃないでしょうか?

WBCで日本が韓国に勝ったあたりから、「日本列島が〜〜!!」みたいに、日本国民全員が熱狂している様な報じ方をしているメディア媒体も見受けられますが、2023年の現代、日本人全員が一度にハマるモノなんて絶対にないんですよ。

芸人としてライブに出まくっていた時期にも、ある一つのタイプの"あるあるネタ"が、この客層にはウケるけど、別の客層には全くウケない事とかが、よくあって確信しました。

令和の時代は、自分の見てる世界を常識だと思わない方がイイな、と。

皆んな、事を荒立てたくないので、誰も指摘しないから、当の本人は気づかない事が多いんですが、同じ日本人でも価値観や趣味は多種多様。

全員が自分と同じ村出身だと思っちゃダメですね。

あ、さっきのトイレの話の続き、、、
テンション上がって告ったスポーツバーの野球ファンに対して、
痛烈なカウンターを浴びせた野球興味ない若者。
いきなりフラれてショボンってなっちゃった野球ファン、、、

しかし、それを見かねた別のトイレ利用者が、

「お兄さん、野球観てたんですか?日本すごかったですね〜!」

と、救いの手を差し伸べたので、その場は一応丸く収まってました。

令和五年三月二十四日 武内剛




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