見出し画像

オープンな技術でより良い社会を

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース
クリエイティブリーダーシップ特論I 第9回 講義日9/6
ゲスト:関 治之

関 治之、日本のソフトウェアエンジニア、起業家、シビックハッカー。
2011年、東日本大震災発生後に情報収集サイトsinsai.infoを立ち上げ。
2013年にCode for Japanを設立。
一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事、合同会社Georepublic Japan 代表社員CEO、株式会社HackCamp代表取締役社長、神戸市 チーフ・イノベーション・オフィサー、総務省 地域情報化アドバイザー、総務省 地域IoT実装推進タスクフォース 構成員、内閣官房 オープンデータ伝道師、東京都 デジタルトランスフォーメーションフェローを務める。

シビックハッカーとは?


シビック(civic)は市民、ハッカー(hacker)はエンジニアのこと。アメリカでは、2009年にコード・フォー・アメリカ(Code for America)が結成され、全米各都市とエンジニアの交流を促進、行政サービスの改善のためのアプリ開発にあたっている。政府が公開するデータは、人口や税収から建築物の許可、火災情報、犯罪情報などで多岐にわたる。しかし、行政にはこれらのデータを加工するエンジニアが不足している。どういったサービスが必要か、そのためにどのようなデータとデータを繋げればいいのか、といったサービス企画もシビックハッカーにとって重要な視点となっている。シビックハッカーにより行政とデジタル技術の距離が近くなり、より良い我々の生活が実現される。(Wikipedia)

『伽藍とバザール』

関さんの話によると、当時震災の時、スマホを持っている人はほとんどでは無いだった。技術は人を幸せにするのだろうか?という疑問がし始めて。。変な技術を使えたら、本当にいいのかと考え始めてた。
ではどう使うかで良いになるか。じゃ、行政・自治体のシステムをうまくデザインすれば?という発想が出て来た。

日本は伽藍(大聖堂=プロプライエタリ)を各自治体ごとに組み立てており、そこにSIerがいて、多重請負構造を作っていました。
行政の仕組みにバザールモデルを適用できないだろうか?
サービスを市民と共に作り、自治体間で公開、共有する関係へ。 オープンにつながり、社会をアップデートする。


Code for Japanの行動指針

截屏2022-01-14 11.02.16

シビックテックに参加する10の方法

自らスキルや経験を使う場として、新たな挑戦をする場として、仲間を見つける場としてなど色々な関わり方があります。

感想

CfJでは、ITを活用してより良い社会を実現するために、オープンリソースの活用に関する市民と行政の間の今後の一連の問題について積極的に考えている。日本の行政と自治体との間の問題点を指摘したのは創業者たちであり、それを解決したい、どうすればいいのかという思いが続いたのだ。 問題点をよく見極めれば、良い社会を一緒に作るための土台ができる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?