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文房具アーカイブ

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新商品から廃盤まで、文房具の情報を羅列しつつなんだかんだ書いている記事のまとめです。自分が知りたい情報のまとめなのと、メーカー公式の引用が主(データがないものはこの限りではない)…
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#文房具大好き

文房具アーカイブ#48『パーカー Jotter(ジョッター) ボールペン』

バリエーション多くて好きなボールペン パーカー Jotter ボールペン商品スペック(パーカー日本公式ホームページより) 「JotterXL」という軸がちょっと大きいタイプもあるが今回はベーシックな「Jotter」の紹介。色違いで価格は変わらない(通常版:2,500円+税)が下軸がプラスチックだったり、スペシャルエディションだったりすると価格が上下する。 『パーカー Jotter』とは  先に書いた価格のとおり、パーカーの中で一番お手軽に手に入れることができるペン。価

文房具アーカイブ#47『サクラクレパス レトリコシャープ』

意外なポテンシャルをお持ちで…… サクラクレパス レトリコシャープ商品スペック(サクラクレパス公式ホームページより)  2018年に発売されたが当時の印象は薄かった。限定軸が登場した2023年にやっと認識した。今更ながらシャープペンシルはたくさん家にあるので改めて買わなくていいやと思ったのだが2022年6月中旬から発売された限定軸の「ビビットライムグリーン」が好きだったのとラスト1本だったので購入した。 『レトリコシャープ』とは  一昔前には考えられなかった「勉強垢」

文房具アーカイブ#44『ぺんてる Caplet』

キャップ式シャープペンシルで考えうる中でおそらく一番低コストなペン。 ぺんてる Caplet(キャプレット)商品スペック(実商品目視より)  以前『ぺんてる 万年ケリー(発売50周年モデル)』の回で「キャップ式シャープペンシルが増えないのはなぜか」で“キャップ式シャープペンシルでプラスチックのものもあるにはある”と書いたが、このペンのことである。これ以外で自分の知っている限りでプラスチックキャップのシャープペンシルは他に知らない。 『Caplet(キャプレット)』とは

文房具アーカイブ#43『プラチナ万年筆 #3776 センチュリー 紫雲』

やうやう白くなりゆくペン先、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 プラチナ万年筆 #3776 センチュリー 紫雲商品スペック(プラチナ万年筆公式プレスリリースより)  プラチナ万年筆のフラッグシップモデル万年筆「#3776」の限定軸。『富士旬景シリーズ』第四作目。1年前に紹介した『春暁』と違いEF(極細)が追加された。その代わりSF(細軟)とBB(極太)がなくなったけど。 『富士旬景(ふじしゅんけい)シリーズ』とは 1年前に書いた記事を見るとすぐわかる。

文房具アーカイブ#42『トンボ鉛筆 モノグラフファイン』

2023年に発売されたシャープペンシルで一番コスパがいいかもしれない トンボ鉛筆 モノグラフファイン商品スペック(トンボ鉛筆公式ホームページより) 名入れはハンズ渋谷店で名入れイベントをしていた際に購入したため。 『モノグラフファイン』とは トンボ鉛筆といえばシャープペンシルの『モノグラフ』シリーズ。三菱鉛筆でいう「クルトガ」、パイロットでいう「Dr.Grip」。『モノグラフシリーズ』は「モノグラフ」「モノグラフグリップモデル」「モノグラフライト」「モノグラフゼロ(廃

文房具アーカイブ#41『三菱鉛筆 ユニ メタルケース』

貰ったらうれしいタイプの文房具。 三菱鉛筆 ユニ メタルケース商品スペック(三菱鉛筆公式ホームページより) 「芯ケースに1,500円も払えるかよ!」と思う気持ちは十分にあるが、シャープペンシルにこだわるなら芯ケースもこだわったほうがいいよねとちょっとだけ思う。 『ユニ メタルケース』とは  シャープペンシルの芯ケースがステンレス素材。まぁそれだけといえばそれだけである。ほぼ同時に『uni  詰替用』というシャープペンシル芯の詰め替え(段ボール素材のパッケージに芯がケー

文房具アーカイブ#40『セーラー万年筆 シャレーナ万年筆(初期型)』

これ以上に小さく細い万年筆を私は知らない セーラー万年筆 シャレーナ万年筆 商品スペック(目視、インターネットの情報などから) 今回紹介するのはクロム仕上げの定価3,000円、初期型14金。 初期型の14金はちょっとレア。 『シャレーナ』とは  最大直径6.6mmという驚異の細さを誇る万年筆(ボールペンも存在する)。近い細さで言うと文房具アーカイブ#16「オート えんぴつ風ミニミニシャープ」(最大径5.6mm)ではあるが、シャープ機構部が入ればいいシャープペンシルと

文房具アーカイブ#38『サクラクレパス ボールサインiD』

イベントがあったのでレポも含めて。 サクラクレパス ボールサインiD 商品スペック(サクラクレパス公式HPより)  ゼブラの「サラサクリップビンテージ」から始まったように思える水性ゲルボールペンのダークカラーバージョン。後でまとめてやってみたいと思うのだが他メーカーに比べて色は黒寄り。よく見れば色の違いがある。 『ボールサインiD』とは  黒って6色あるんやで。ダークカラーというよりは「6色の黒」なので他のメーカーのビンテージ(ダーク)カラーの中でも黒に寄っている。

文房具アーカイブ#37『スタビロ STABILO BOSS』

なんかわくわくするペン。パステルと一緒にご紹介。 スタビロ STABILO BOSS商品スペック(スタビロ公式より) 『STABILO BOSS』は2021年で誕生から50周年だったそう。 『STABILO BOSS』とは  『STABILO BOSS』は独特の平べったいスクエアボディとカラフルな軸色がまず目につく。蛍光ペンで定番なイエローやオレンジだけでなく、ライラックやパープルや流行りのパステルカラーもしっかり備えているカラーバリエーションに関しては隙のない蛍光ペ

文房具アーカイブ#32『ゼブラ サラサクリップ(前編)』

20周年おめでとうサラサクリップ、これからもよろしく。 初の前後編システム。 ゼブラ サラサクリップ商品スペック(ゼブラ公式HPより) 【文房具アーカイブ#27】にて紹介した『サラサグランド』の基本形。なんと今年で20周年。様々なコラボ商品や派生型が生まれる中で変わらずあり続けた水性ゲルインクボールペンと言えばコレ、という人も多い一本。 『ゼブラ サラサクリップ』とは この公式の紹介のとおり「サラサラ書けるからサラサ」と言っても過言ではないボールペンシリーズ。0.5m

文房具アーカイブ#31『三菱鉛筆 uni-ball AIR』

代わりのペンがない 三菱鉛筆 uni-ball AIR商品スペック(三菱鉛筆商品ページより) 万年筆みたいな書き心地のボールペンを探していると言われたら大体これのこと。 『uni-ball AIR』とは  まさにこのキャッチコピーのとおり筆圧によってインクの流量をコントロールし、空気のように軽い書き味と変化する描線幅をボールペンで実現した新感覚の一本。  ボールペンで、というのがポイントでボールペンのペン先の仕様上基本的に筆記線が変化することはないのだがペン先内部が

文房具アーカイブ#30『ぺんてる P205  シャープペンシル(BOYS&GIRLS )』

日本で廃盤になった理由がわからない ぺんてる P205 シャープペンシル(BOYS&GIRLS) 商品スペック(商品観察より) 『P200 for BOYS&GIRLS』は学生向けに発売されたシリーズ。 『P205  シャープペンシル』とは  『P205 シャープペンシル』は『P200』シリーズで『P205(0.5mm)』・『P207(0.7mm)』『P209(0.9mm)』の芯径が3種類用意された製図用シャープペンシルのうちの0.5mmモデル。読み方は「ピーニヒャ

文房具アーカイブ#29『やおき工業 はさめるシザーズ』

そういう方向にコンパクトっていう発想と技術力に脱帽。 やおき工業 はさめるシザーズ商品スペック(やおき工業株式会社公式サイトより)  だいぶ前に雑貨店で購入した際には紙のスリーブがあったのだが家で使っているうちにそれをどこかで紛失した。メーカーはスリーブに入れて使用することを推奨しているためできる限りなくさないように。 『はさめるシザーズ』とは  文房具というよりは刃物屋さんのハサミ。なので見た目がかわいいとかそういうことはなくスリーブも紙というストロングスタイル。「

文房具アーカイブ#25『マルモ印刷 印刷屋メモ』

印刷校正をちょっとだけでも知っていると面白い。 マルモ印刷 印刷屋メモ商品スペック(マルモ印刷公式より) 印刷会社が製作している。文房具メーカーとは違う目の付け所が光るメモ。 『印刷屋メモ』とは  見た目が印刷物を作成するときに使う校正紙(文字の間違いや色のバランスなどを見る)の端っこのようなメモ。 校正は大きく分けて2つあり、表紙に謎に入っている赤いマークが『文字校正』。誤字や文字バランス、文章の流れを見て修正指示を入れるもの。 表紙は①文字の先頭を揃える/②「M