スウェーデン人夫の尊敬できるところ


私の夫は、とにかく動物が大好きで動物の癒し系動画なんかを見せると
「はあ~~~♡♡(´▽`)」と一瞬でとろける。

これだけ聞くとそんなに珍しいことでもないと思うが、彼の素晴らしいところは、小さな虫にまで「かわいい~~」という感情があるところである。


私もそうだが、クモや蜂、ハエやその他昆虫や幼虫などが苦手な人も多いのではないだろうか。

私なんて虫を見かけるたびに逃げてしまうし、家の中にいたら発狂してしまう。虫が好きな人には本当に申し訳ないのだがかわいいとも思えない...


私たちの住んでいるアパートは田んぼに囲まれた田舎の1階に位置しており、特に今の時期は虫がしょっちゅう家に出没する。


家に虫が現れた場合、彼に出会う前の私であれば紙やテープなどを使って殺してしまうことがほとんどだった。(こうやって文字にすると申し訳ない気分になる...)

だが、彼の場合、家に虫がいるとほぼ100%助けようとするのである。

助けようとしても虫は頑張って逃げようとするのだが、そんな虫に対して
「こわいよね、わかるよ、でも助けてあげるからね、大丈夫だよ。」

と優しく声をかけながら生きたまま外に逃がしてあげている。

こばえなど、小さすぎて助けるのが難しい虫の場合は仕方なくつぶしてしまうこともあるのだが、その場合はきまって
「ごめんね、、、ほんとはしたくないけど、どうにもできない。ごめんね。」

と悲しそうなる。


また、さらにすごいなと思うのが、
たまに蛙やその他の虫が道路の真ん中にいたり、暑さに負けて半分干からびていたりするのを見かけたことがあると思うが、その場合も彼は助けようとするのだ。

「ここにいると車とか自転車に轢かれちゃうかもしれないから、安全なところに移動してね」といいながら葉っぱなどを使って虫を道端に誘導する。


虫に対してこんなに優しい人は今まで会ったことがなかったので最初見たときはいい意味で衝撃的だった。


私なんて「虫=いやなやつ」という悪いイメージしかなかったので、心優しい彼といると自分が恥ずかしくなる。

それと同時に心が浄化されている気もするので、私も最近は少しずつ虫の気持ちになって考える癖をつけるように意識している。

虫さんだって、好きで私たちの家に入ってきたわけではないし、ただ光に誘われて入ってきただけかもしれないし、生きたいという気持ちは持っているだろう。悪気がないのも確かだ。

できるときは助けてあげたいが私はどうしてもまだ苦手意識がぬぐえないので、少なくとも彼を呼んで救える命は救っていきたいなと思っている。


以上、虫さんの命を大切にするところが尊敬できる、というお話でした♪


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