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黒猫風写真講座 9

露出を極める、みなさんこんばんは。
黒猫風写真講座、今回は露出の話をもう少しだけさせていただこうと思います。

写真は露出で決まるとよく言われたものです。
まぁ、私の場合はいつもぎりぎりを狙っていました。

ぎりぎりと言うのは犯罪スレスレの盗撮とかではないですからね。笑

さて、露出とは改めて何でしょうか。
写真で言うところの露出、どれだけに時間光を取り込むかということですよね。
フィルムの時代でしたら、フィルムに感光させる時間。
短い時間であるほど、動きのあるものを撮影するのには容易になり、その逆の場合は動きのあるものを撮影するのは不利になります。

昔は、ISO感度の低いフィルムが多く、70年代(昭和45年頃)はISO100が一般的で、400では画像が荒れるので一般的ではありませんでした。
ISO100を基準とするとISO400では2段階早いスピードでシャッターを切れるので、例えばISO100でF5.6 1/125であれば、ISO400ならば F5.6 1/500でシャッターが切れることになるので鉄道写真などではISO400の品質が上がったときは喜んだものです。

私はいまだに、その当時の癖が抜けなくて、常用をISO400にしてデジカメ使っています。笑

次に露出の方法ですが、色々な方式があって現在一般的なものは平均評価測光と呼ばれるもので、一昔前では中央重点測光、他にもスポット測光というものがありますが、初心者のうちはあまり意識しなくても良いかと思います。

評価測光というのは、下図のように何分割かに露出する箇所を分割して個々に露出を測りその平均値を出すようにする撮影方法で、次回お話する。逆光の場合などに有利になる場合があります。

また、中央重点測光は、30年くらい前のカメラ等で流行した方式で中央部の露出を中心に周囲も多少考慮しましょうといった方法で、人物撮影などであれば常に中心に被写体が来るので比較的失敗のない写真を撮ることが出来ました。

最後に、スポット測光ですが、スポットは読んで字のごとく、被写体の一部だけの露出を測るもので他の部分は全く無視することになります。
言い換えれば、コントラストのある被写体の場合測光した部分は適正露出になりますがそれ以外は大幅な露出オーバーになったりアンダーになる場合があります。
そうした意味では、その使い方をマスターしないとカメラに振り回されるだけの結果になってしまいます。
最近は、安いデジカメでも中央重点・スポット・平均評価測光が付いていますのでちょっとびっくりです。

フィルムの画像は、富士フィルムの下記ページから引用させていただきました。

http://fujifilm.jp/personal/filmandcamera/film/color/35mm/index.html

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