見出し画像

自分を大きく見せる人、大きく見える人

みなさま、こんばんは。

人というのは、大きく分けて2種類に分類できるのかなと改めて思います。

私の知り合いの社長から、別の社長が自慢話を聞かされたという話を聞いていたのですが、その人は、「いかに自分がすごいか」という話をしていたそうです。

まぁ、その自慢する社長というのは、小さなことを大きく見せるのが得意な人ですので、いつものことと、笑って聞いていたんですけどね。

自分を常に大きくみせるメリットとどこにあるんでしょうね。

「自分を中心に世界が回っている」と思い込んでいる経営者なんですけど。

常に自分を大きく見せようとして。話だけは大きい。

でも、実際のことはしょぼい。

逆に、ダイソーの社長のようにすごくある意味ネガティブな発言をする人のほうが逆に恐ろしいですよね。

だって、あれだけのビジネスをしていながら、どこまでもいい意味でネガティブ

私も経験があるのですが、ちょっと上手くいくと「すごく俺は偉い」とか「俺は賢い」とかもっと言えば、「世の中は全て自分に都合よく回っている」とか、「世の中は政治家もだれでも俺を頼りにしている」みたいな・・・超ポジティブシンキングに入ってしまう人が居るんですよね。

これって、躁状態ですから。笑

怪しげな自己啓発セミナーなんかだったらこんなかんじで鼓舞するんだろうなぁ。行ったこと無いから知らないけど、以前に自己啓発セミナーという名目で参加したMLM(マルチレベルマーケティング、いわゆるネットワークビジネス)がこんな感じだったかな。

自己啓発セミナーにいくつも参加して、そこで自分なりの自己啓発講座を開始しました・・とかいってね。

まぁ、その後の勧誘が煩かったこと。笑

かくいう私も、郵政局時代にそれを経験しました。

若干32歳の頃、以前にも書きましたが郵政局というのは言ってみれば地方官僚と言うかプチ官僚みたいなもので、いわゆる競争が激しいわけですよ。

1年でも早く出世すればその後の道筋も早く付けられるということでみんな必死なんですね。

私は幸いな事に、途中で挫折しかけましたが順調に推移して、最年少で役職につける手前まできたのです。

ノンキャリで入省して約9年、あと一歩のところで慢心したんですね。

「俺って、偉い」「世の中は全て自分に都合よく回っている」・・・みたいなね。

前の年に、大きなプロジェクトにも参画して評価を得たことなんかも自信につながったと思うんですけどそれがすべての失敗の始まり。

そこで、深く反省しましてね。

今でも、時々慢心して、「俺って、偉い」「世の中は全て自分に都合よく回っている」みたいな事になりそうな時があるんですね。

だからそんな時は、ぐっと心を抑えて、ある意味ネガティブシンキングタイムに入るようにしています。笑

そうすると、自分の慢心してたことにも気付くし、逆に気をつけるべき点などがよりはっきり見えてくるんですよね。

だから、自分自身にいい聞かせていることは、常に自分を鼓舞するためには「ポジティブシンキングは必要ですが、一日1回は振り返ってネガティブシンキングの時間も必要」と思っています。

要は、バランスなんですよね。

ネガティブばかりでは、自分はダメな人間だと落ち込んでしまいますし。

逆に、ポジティブシンキングばかりだと、うまく行っている時は慢心してしまうし、うまく行っていない時は逆に妄想から。上手くいかないのはきっと世間が悪い・・・みたいな方向に進んでしまいますからね。

でも、本当にそうしたことを自然と意識せずに出来る人というのが本当は、大きく見える人なんでしょうね。

私なんかは、まだまだ小さな人間ですから。

少しでも、そうした大きな人に近づきたいものです。

私自身の反省を込めてここに書かせていただきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?