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角のある人、丸い人

若い時というのは、誰でもそうですが角ばってゴツゴツした人が多い反面、歳を重ねることで角が取れて丸くなるものです。
時々、歳をとっても突っ張っている人もいますけどね。笑

まぁ、石が川の流れの中で現れて角が取れて丸くなるように人間も色々な経験をする中でそうした人間形成が行われるものです。

もちろん、そうしたことに逆らって生きることや、過度にそうした流行を取り入れるのは逆に痛々しく感じますよね。

若いうちから老成したように振舞ったり、その逆に歳を重ねても突っ張って見せるのは、正直痛々しい。

例えば、スローライフが流行だからと言われると、ひたすら迎合して「僕って、まだまだ若いでしょう。」とアピールする中年は、正直見ていて痛々しいですよね。

たぶんそうした人は、次の時代に「チャラい」人が流行すれば、多分そうした方向に走る。

自分のアイデンティティ、心理学者のエリク・ホーンブルガー・エリクソンと言う人が提唱した、「自己同一性」と言うものらしいのですが、私は個人的にはこれを「個性」と言う言葉で表現しています。
以後もそうした意味で読んでいただければよいと思うのですが。
そうした個性が確立していないんですよね。

若い頃はどうしても自分の生き方と言うものを求めてあらゆる世間との間で反りが合わないとでもいうのでしょうか、社会に適合できないと言うことがあったりします。

私も、警察官になってみたものの、今一つ自分の性分に合わないので、試験を受けなおして郵政省に転職、結果的に郵便局では面白くないのでさらに試験を受けて郵政局へと転々と・・・と言った意味で社会不適合なのかもしれませんが、こうした中で自分を発見して自分の方向性を見出していくことになるわけですね。

しかし、自分のアイデンティティが確立していないと流行に自分を合わせることで、「俺って流行の最先端だよなぁ」といって、そうした流行に乗らない人たちを馬鹿にする。

実際には、自分のアイデンティティ(個性)が確立出来ていないだけの痛い人なんですけどね。笑

だから、若いうちは無理して老成する必要もないし、どんどん突っ張ってぶつかって、そうした中で出来るだけ早期に「自分のアイデンティティ」を確立すべきだと思うんですよね。

だって、流行と言うのは「ある意思を持った集団(もちろん企業と言うことではなく、個人もあればそうした全体の社会の流れ))がいわば仕掛けるものにしか過ぎませんから。

特に若い人の場合は、どんどん社会と軋轢を感じながら自分のアイデンティティを確立して欲しいですね。

そうすることで、将来色々と経験したときに、「角が取れても個性がはっきりしていますから、頼られる人になる」のでないでしょうか。

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