見出し画像

【蓄積】自分の物語文章の特徴とか理由を語る

自分語りシリーズ第3弾
僕の書く物語系の文章はとても癖が強くて、とくに文面に関して割りと不思議だったり理解に苦しむ部分が多いと思っています。
今回はそう思ったので自己分析してみたいなと思います。
お前の文章どこだよとか思った人は自分で探してください

名前を直接書かない

登場人物には名前があるわけですけど、地の文で直接登場人物の名前を出すことはしないのです。だいたい彼、彼女という呼び方で済ませます。
なぜこんなことになったかというと、二次創作的なものを見た時に直接の名前が出されてたことに抵抗感を感じたからです。曲がりなりにも原典とは言えないものと、核心となるキャラクターの名前が繋がっていることが違和感だったのかもしれません。それと、こっちの方が理由としてはでかいと思うのですが、この表現の仕方を初めてみたときにすげぇ感動したから、かっこいいと思ったからです。きっかけになった文は過去の悲劇を伝聞調で語っているタイプの文章なのですが、あえて名前を出さないことでどことなく伝説話のような雰囲気を醸しつつ、暗い雰囲気を強調するように演出していたように感じたのです。僕の文章は大体後味悪く終わるんでそれにかなりマッチしていると思いました。

一人称視点なのに語り手が変わることがあり誰目線なのか分かりづらい

メインで動く人物が複数いるときでもそうでなくても、基本一人称視点です。問題なのは、そのシーンで主役になっている人の視点に切り替えて書いてしまうことです。一応区切りはつけているつもりなのですが、これに上述の「名前書かない」が加わると誰が語り手なのか全然わかりません。
これの理由としては、僕の文章の性質として「登場人物の真の姿を表現する」というのがあるのかな、と感じました。一人の人の視点から見た景色とか、その人の感性、感情、心理を伝えることが僕の中での主題になっているのかな、と。そうなれば、最も効果的に人物を表現できる方法はなにか。そいつの中側の視点から説明させる他ないでしょう。
……それ以上に僕自身が登場人物に憑いて文章を出力してしまうからかもしれませんが。人物に憑いてしまったらもはや書き手である僕自身もその登場人物と同等になってしまいますからね。結果として三人称視点となれる唯一の存在である書き手もいなくなってしまうので、どうしても登場人物の一人称視点になってしまいます。
とにかく、一人の登場人物にフォーカスして、その人がどんなことを思っているかに絞って書き出してしまう、ということです。

まだ追加するかも?