【疲弊】あのコンテンツについて少し語る

Mad Rustan

まず

僕はギャンブルに対してはいいイメージを持っておらず、嫌い、といって差し支えないと思います。メダルゲームという、軸を同一にしながら真逆の立ち位置にあるものを信仰しているからかもしれません。

そして

やはり元になったことのそもそもの行い、やっていることがギャンブルなのは明白です。そこでは多額のマネーが動くがゆえに、当然金銭的価値が存在するものになります。儲けを目論むものが実質的にギャンブルの胴元になり、お金を稼ごうとしている構図です。

歪み

金を稼ぐという名目だけなら、別に動物の売買だって何も変わりはしません。ですが、それ以上に、大きく2つの問題が存在すると思います。

  • 意図的に、不必要に痛めつけられている

  • ギャンブルである

1つ目はかなり過激派動物愛護団体っぽいですが、僕はぜんぜんそんな考え方持ってはいません（むしろ人間様が最優先されるべきと考えます）
たとえば、クマが出没したときにそれを駆除するのは「人間サイドの生命を守るため」という目的があります。
ですが、胃潰瘍になるレベルまで彼らを走らせたり、遺伝病のリスクがあるのに繁殖させたりすることに、「人間の安全や生活の維持のために必要な」目的というものが存在するでしょうか？
2つ目も同様に、ギャンブルという目的でそういうことをする必要ははたしてありますか？と言いたいわけです。

言いたいこと

思うのが、よく上記のようなことに加担しといて、あーだこーだ口を出すことが許されているな、ということ。もちろん二次創作を行うものはどう足掻いたって下にいる存在ですから、上のお達しに従うのは当然でしかない。それは揺るがない。
でも「お前らのやってることなんてどうしようもないくらい腐っているのに、なんでこういうときだけ……」という僻み、別次元的矛盾に疑問を持ち続けているわけです。倫理というフェーズで悪い点を指摘するも、創作というフェーズで正論を突きつけられてどうすることもできない、ということ。某所でも、本当に守っているのはウマの権利なんかじゃなくてギャンブルという悪の巨大資本に乗っかった人間でしかない……つまりその資本にヘコヘコと頭を下げて自分達も儲かろうとしているだけ、という声もあります。

「ろくに正常な目的もなく自分勝手な金儲けの欲望のために作って、使って、弱らして、殺してるくせに、自分たちの、人間のイメージだけを損ないたくないから口出しとか、そんな綺麗事抜かすなよ。元が……お前ら自身がどう足掻いたってろくでもないんだから、そんなの言う権利ないだろ」

って

Rustanの創作倫理とは

自分の考えとしては「創作というものに一度昇華されたなら、元のものが何か口を出すことはあってはならない。そんなの創作を、人間の想像力による最も大切な賜物を下品に奪っていることと同じだ」というのが根底にあるのでこういうことを思うのかもね。つまりは一度モチーフが昇華されているクセに、ただの動物虐め&金儲けのために動いている、モチーフとは概念的つながりの全く無い……所詮は所有者過ぎない人間の口を挟むなってこと。ただ、モチーフがここまで有名になったのも全部そういった人間サイドの行動のお陰でもあるわけなんですよね……こういう行動がなければ昇華も無かったわけなので……ここは何とも非常にもどかしい。
そもそもこれに関わりを持つこと自体が僕のイデオロギーに反していますね。なぜならば元がギャンブルだから。僕の嫌いなものだから。
ただ、この創作vs禁止っていう対立構造に口を挟まずにはいられなかったっていう。うるさい奴ですねorz
それに上記のような思考があるからこそ、一次創作を頑張りたいな〜と思うモチベにもなるんですが。

反省会

自分でも気づいています。動物愛護の目線を盾にしてバッシングの材料にしているだろって。ただ、ギャンブルはマジで好きじゃないんでそこは許してください。
事実、僕は実際プレイはしてないです。でも世界観そのものは嫌いじゃないんで。こんなことを書いたのも Character や世界観への愛ゆえです（？）。
本編ではマネー的な要素は廃されて、努力友情勝利が強調されているようです。……だからこそ感動的なストーリー、すばらしき世界観が生まれるのだ。
ただ上記の通り、お金が絡まなかったらこんな良いものが生まれていないっていうのが非常にもどかしい。
まあ金が絡まずに元となった行い（レース）を見ても、たかだか畜生風情が走っているのを見て何が面白いんだかってなりますからね

ただ、「そーゆーの」を Forbidden されてることによって、プラスな面もあるように思います。目に映るものは何もかも、Rule34 がまかり通る現代ではある意味水晶のように純真なものばかりですからね。
最後に「タキオン大好きだ！！！！！！！１！！！１！１！！」とだけ言っておきます