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PRINCIPLES

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レイ・ダリオの人生と仕事の原則集。
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2021年7月の記事一覧

6.5.b.組織のため、と言ってアイデア本位主義の中止を訴える人に注意。
アイデア本位主義のルールを大切に思うなら対立はないと何十年もの経験が証明した。
しかし、脅かす人もいるのも事実。
そういう人は体制の敵と認識する。

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6.5.a.原則を停止するようなレアケースの場合には戒厳令を。
原則とは全て、組織を健全に保つためのもの。
だがそれに固執すると足元を掬われる。
滅多にないことこそ、記録しておく価値がある。

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6.5.アイデア本位主義は組織の健全性と対立することがあれば、必然的に打撃を受ける。
それは現実的な問題で、組織が上手く機能することが最も重要なこと。

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6.4.c.リンチしようとする群衆や衆愚政治を許してはならない。
信頼性をシステムに加味する理由の一つは意思決定から感情を取り除くこと。
群衆は感情的になりコントロールを得ようとする。それは防ぐべき。
全員が意見する権利を持つが、判決を言い渡す権利はない。

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6.4.b.アイデア本位主義が無政府状態に陥らないように。
アイデア本位になれば通常の組織より反対意見が多くなるのは必然。
だがそれが極端になると、論争や粗探しが目的になってしまう。
そうならないように。

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6.4.a.高所から見るように。
自分や他人をシステムの一部として見ること。
言い換えると、自分の見方も多くの意見の1つに過ぎないと考えること。

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6.4.一旦決定がなされたら個人的にはまだ同意しなくとも皆でそれを後押しすべきだ。 グループは個人より重要。 かといって将来再検討することがない訳ではない。 効果を上げるために選択した道を台無しにしないよつに。

6.3.b.意見の違いにとらわれないように、上司に引き継ぐか、投票する。
大抵の不一致はオープンな態度と自己主張の練習で解決できる。
出来なければ互いに信頼した第三者に話を繋ぐ。
グループが同意に達しない場合は責任者が信頼性を加味した投票を。

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6.3.a.大きなことで合意しようというとき、些細なことで分裂させないように。
一体となるはずが敵同士になってしまうことがある。
これは些細な違いのナルシシズムと呼ばれる現象。
誰も何も完璧であることはない。まあまあ素晴らしい関係にあれば良い。全体像を見るように。

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6.3.重大な対立を未解決のままにしない。
短期的に考えると対立は回避した方が楽だが、長期的には破滅的な結果になる恐れがある。
表面的な妥協ではなく、重要で正確な結論を求めて解決をするべき。

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6.2.b.意見の違いにとらわれないように。
互いに合意した信頼できる第三者に話を繋ぐこと。

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6.2.a.決定や意思決定者に疑問を投げかけるときには、状況を広範囲に捉えて考えよう。
個々の決定を出来るだけ広範な目で見ること。

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6.2.苦情、アドバイス、オープンな議論。権利と決定権限を混同させないように。
みんながみんなに報告するわけじゃない。
扱う能力の評価に基づき責任と権限は個人に割り当てられる。
とやかく言うためじゃなく仕事の質を改善するために言う。

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6.1.a.同じ行動基準が全ての人に適用される。 論争になったら相互に意見をはっきり言いつつも、互いに思いやりを持つこと。 審判は双方を同じ基準で判断し、その基準をもとにフィードバックを与える。 メッセージは感情的にならずに穏やかにハッキリと。