会話は手段で、目的は意思疎通

みんなコミュニケーションが得意ですごいなぁ

頭に浮かんだことを口頭でぶわーっと議論するのが苦手だ。考えをまとめようと頭を回すと体と口が動かせなくて固まってしまう。そしてビデオ会議で「…黒川さんネットつながってます?」と確認される。

自分が知らない分野のディスカッションで固まってしまうのは仕方ない。勉強すればいいんだから。しかし得意分野の議論でさえ、自分のイメージを言葉にできなくて固まってしまうことが、よくある。

だから、自分はなんてコミュニケーション能力が低いんだろう、それにどうやったら咄嗟に言葉が出てくるんだろう… と悩んでいた。

オペレーションチームのマネージャーさんとの1on1

ある日、時々1on1させてもらっているオペレーションチームのマネージャーさんに上のことを話した。すると彼女は笑って「くろさんは話す代わりに、他の手段が得意なのかもしれませんね」と教えてくれた。

彼女曰く、これまで見てきたコールセンター勤務の人たちは、どんなに困難なクレーム対応でも「話した方が早いんで!」と迷わず電話できるらしい。逆にマネージャーが「レポートを書いて」とか「メールを書いて」と言うと、途端に手が止まってしまうんだとか。

自分なら、クレーム対応の電話をかけるなんて、準備に準備を重ねないとできない。論点を洗い出して、話す順序を決めて、質問を想定して… ついでに胃薬を飲んで。一方で僕は、絵を描くのは好きだ。何かあるたびに手書きのメモを取る。

目的と手段

この事で僕は、意思疎通の手法に得意・不得意があることを改めて学んだ。

1対1でもチームでも、得意なコミュニケーション方法の違いを認めて「あなたが表現してくれたことは、これで合ってますか?」と確認し合うことで、やっと意思疎通ができる。

それに、自分の得意な方法で伝えたからって伝わってるとは限らない。話せば伝わる、書けば伝わるのではなく、相手が「こういうことですね」と自分の言葉で同じ内容を話してくれて初めて、本当に伝わっていると分かる。

おまけ

ちなみに僕にとって、意思疎通のためのiPadはとても頼もしいツールだ。
興味がある人はGood Noteというアプリを買ってみてしい。

さらについでに、自分が新卒の頃に読んだ本のリンクも貼っておく。こういう書籍は年に何冊も出るから、今は他に良い本があるかもしれないが...。
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