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「終わらない」ということ。


「美術と同じで、僕は結果より過程を重視する方なんだ」

このテーマでNoteを更新しようと思い立って、どう書こうか悩んだ時にふと推しゲームの推しの台詞が思い浮かんだので冒頭に置いてみました。
この場合、私は過程よりも結果を見る方なんですけど。

というか、「結果」在っての「過程」なら私も重視したいと思う。

いつもの(というほど更新もしていませんが)創作愚痴なのでアレな人は見ないで下さいね。と意味のない前置きだけします。

私個人は、完成しない作品に意味なんてない。
と、思っているかどうかはわからないんですけど、創作者さん達がよくやる「設定語り」にそこまで興味が持てないんです。
作品があって、裏話的に見るのは好きです。チェックするかと言われるとあまり興味がないのですが。設定資料集とか、見るのは好きだけど覚えているか考えると全く頭に入らないタイプ。
ストーリーを見るのが好きなので、短編でもいい。番外でもいいから、話の中で完結して欲しい…!と思うのです。自分ができるかというとできないんですけど(断言)
ついつい後から設定生えて来るので、それはそれで理解はできるんですよ。嫌というほどに。(設定が「生える」って言い回しとても好き。私が作ったわけではないです念のため)
後で補足説明してしまう自分が嫌なので、補足説明も含めて別で作品として消化したいなと常に思います。そもそも言うほど作品にはなってないのですけどもね。

出来上がらない作品に向ける興味は待つ時間が、期待した気持ちが勿体無く思えてしまうのです。
昔はそうじゃないし、そうじゃない人にはそうじゃない気持ちでいて欲しい。待ち時間も楽しんでいて欲しい。
私はもうその頃には戻れないけれど。戻りたくもない。
でもその気持ちはとても楽しかったので、それは忘れたくない。

・未完のまま終わってしまった物語。
・出版社の都合で終わったのかもわからないまま続きの読めない物語。
・作者が書くのをやめてしまって消えたサイト。
・消えもしないサイト。
・解散してしまったバンドの曲。
・休止したまま再開しないバンド。


まぁまだここまではいいんですよ。復活の見込みもある。リバイバルもある。
突然ほかの出版社で続きや続編が再開されたりもします。
その時は嬉しいものです。ええ。
生きててよかったとも思う。
でも、

・作者が亡くなってしまって未完の作品。

も複数あります。亡くなっても別の形で受け継がれ続いてる作品もありますが。「作者」でなくとも、製作に携わったスタッフが亡くなったり、なんてのも最近増えました。最近増えたというよりは、創作物(この場合、アニメやドラマを指します)というものが増えて、メディアへの露出も増え、携わる人も増えたからそう感じるというだけなのですが。
逆に、自分が死んでしまうことで見れない作品も同じようにあるんだろうなと考えてしまう。
とても個人的ですが、私は長生き願望がないので、そこに未練を置いておきたくないんですよ。
いつまでも読んでいたいから終わって欲しくない作品もありますけど、そのことによって自分が見れない続きがあることの方が悔しい。
好きな作品であればあるほど。
なので終わって欲しい。終わらせて欲しい。
続編が始まると嬉しさと同時に、ちゃんと終わるのか、満足できる終わり方なのか。私の中で終わった話を掘り起こさないで欲しい。そんな風にも思うのです。

よくわからないんですけど美味しいもの食べます!!