ICL(眼内コンタクトレンズ) 体験記 OPE編⑤

手術3日前から抗菌薬「レボフロキサシン1.5%」を1日4回点眼しました。さらに手術当日は散瞳薬「サンドールP」を自宅を出る30分前と自宅を出る時に点眼する必要があるのですが、私は病院まで電車で1時間半ほどかかるので、電車内で点眼しました。

病院に到着し、手術準備室に入りました。メガネを外していたので、薬剤名がよく見えませんでしたが、散瞳薬、抗菌薬(たぶんベガモックスあたり)、NSAIDs(ブロフェナク)を点眼しました。

しばらく、手術準備室内のリラックスルームで待ち、点眼の麻酔薬(たぶんベノキシールあたり)を使用しました。10分程度経過したあとに、さらに点眼の麻酔薬を使用して、いざ、手術室に入りました。近視でメガネをつけていないので、周りがまったくみえない。医師の顔もはっきり見えない。手術台(椅子)に横になる。抱き枕を渡される。足に毛布をかけられる。ライトを目にあてられる。

まずは目の消毒です、「生食」かなにかで眼を洗われて、その後、目の周りをイソジンで消毒されました。目にオイフ (手術時又は検査時に創部を覆い清潔部を確保・維持するもの)を当てられ、目の部分だけはさみで切り抜かれます。さらに生食で洗浄をします。生食による洗浄時には痛みはほとんどありません。上からライトが当てられているので、眩しく周りが何もみえません。メスか何かで、眼を切開されたと感じましたが、はっきりとはみえません。切開されたのはわかりますが、それによる痛みはほとんどありません。3mmほど角膜を切開されました。

切開された後に、レンズを挿入されたのはわかります。一瞬ですが、視界にレンズが入ってくるのがわかります。客観的には3mmほどの切開部分から丸められたレンズが挿入され、中でレンズが広がるということです。この時の痛みはありません。そのレンズを虹彩と水晶体の間に固定するのですが、この固定する時に、眼球を押さえられている感じで非常に痛い。他の方の体験談と読むと手術時に痛みはあまりないと記載があるものが多いのですが、私は眼球を強く押さえられるのが痛すぎて、足に力が入ってしましました。足がつりそうなくらい力が入り、毛布がはだけたので、だれかに毛布の位置を戻してもらう。終了するまでは、数分であるが、「痛いから早くおわってくれーー。」と心の中で叫びました。

手術が終わる。この時、もう片方の目もあるのかと恐怖を感じる。手術室から退室する。もう片目も麻酔点眼薬を行う。レンズをいれた目は色味がかっていて、あまり見えない状態。

再び名前を呼ばれ、手術室にはいる。もう片目も同様に、レンズを固定する時に眼球を押さえられるのが痛い。

無事に終了。終了後は目はあまりよく見えません。散瞳薬をしていることも原因かと思いますが、視界の色がベージュみたいに色ががって見えました。これはなんでかは不明。

点眼薬をして、しばらく休む。手術後はしばらく病院のベッドで休む。いつの間にか寝ていました。その後、いくつかの検査をし、病院を出ました。

目はあまり見えなくて危険だったのですが、目の保護用のメガネを装着してホテルまで自分の足で移動。その日はスマホの文字も見れない状態でした。

手術中は眼球を押さえられる時に痛みがありましたが、他の方の体験談では特に痛みはなさそうでしたので、私だけなのかもしれません。少数派だったのかもしれません。





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