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養子の子の幸せを願うとき、委託先はどんな家庭がいい?母の想いよ、届け。

1年半前、色々な特別養子縁組団体さんを調べていた頃、ある団体さんにメールを送りました。


きっかけは、私が

「 実子がいます。
特別養子縁組の説明会に参加できますか? 」

と問い合わせたことです。


頂いた返信は、こんな内容でした。



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・実子がいる家庭への委託はしていない

・養子の子が出自と向き合う中、例え親が、実子と養子を分け隔てなく育てたとしても、(養子自身が)実子と自分の境遇を比較しないということはありえない

・養子に背負わせるものを少なくしたい

・養子の子育てに問題が起きた時、実子も巻き込むということをよく考えて


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まだ特別養子縁組について
調べ始めたばかりの私は、
少なからず衝撃を受けました。


養子の子が抱える現実、
長男への思い、
この団体さんがこう考えるに至った出来事があるのなら、その経緯に想いを馳せて…

衝撃の内容は、いろいろです。


ですが、このメッセージは
自分たち家族の未来を考える
大きなきっかけになりました。


そして今でも、
想いの芯は変わっていないなぁと
自分のメールを読み返して驚きました。
(頑固ともいう 笑)



この団体さんは、自分たちの信念をもって、
この団体さんにサポート出来る家族の形を
応援しているのだと思います。



そして私は

私に出来ることは…?


いろんな家族が
それぞれの幸せの形を作っていければ良いなぁと
願うだけでなく、伝えていきたい。



今より1歳半若い私が
生意気言っちゃってる部分もあるんですが(笑)

ちっちゃな1人の人間の声だけど、
どこかに想いよ届けー という気持ちで…

メールの文章を、そのまま投稿したいと思いました。



= = =

貴●●の考え方に共感できる部分が多々ありましたので、
ご縁が無かったことは残念ではありますが、承知いたしました。

子どもを持ついち個人として、
法改正はじめ日本の今制度については課題解決がすすめられていると感じてはいますが、

なかなか理解が進まないのも事実で(横須賀市の特別養子縁組に関するソーシャルインパクトボンドも、目覚ましい成果が出ていないように感じ、、)もどかしく思っています。


そのような中、長年取り組みを続けられている貴●●のような存在は、とても心強く感じております。


背景が違うなか、何でもかんでも先進国を追えば良いというものではないと重々承知してはおりますが、
諸外国で養子縁組が進んでいる理由のひとつには、制度だけの問題ではなく、いわゆる 血属  といった考えに対する広く寛容な視点も関係しているように思います。


例えば日本では健康上の理由で縁組が叶わなかった養子を国を超えて受け入れたり、
実子と養子が当たり前に混ざり合った家族だったり、、


産みのお母さんと人生を送れないことはとても悲しいことではありますが

その喪失・マイナスを可能な限り養育家庭で埋める という考え方と、

境遇を事実として受け止め、悲しみを家族で分担し、
産みのお母さんに頂いた、人とは少し違った人生を、広い 家族 の概念の中でとらえ生きるという考え方

いろいろな考え方があって、それが真剣に子どものためであればどれも良いなと、
この制度を勉強していて感じるところです。


メールが長くなってしまいすみません。

私たち家族と貴●●とはご縁が持てませんでしたが、
今後とも貴●●の活動が実を結び、幸せを築く家族が増えますよう、心より応援しております。


= = =



実子と養子 の違いについては
例えば、同じように愛せるか?など
受け入れ前に養親さんが色々と考えるように

実親さんにも当然、思うことや不安なこと
あるはずだと思います。



巡り合わせというのは不思議なもので

我が家の次男の実母さんは
委託の直前、私たち家族には
実子の長男がいると知った時

「この子にお兄ちゃんができて嬉しい」

ととても嬉しそうにしてくれたそうです。



色んな団体さんの
色んな大人たちの
心から子を想う気持ちが実を結びますように。



#特別養子縁組 
#多様性

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