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【なぜ養子?】行間の想いが伝わりますように。

私たち夫婦には…

「 子どもが出来なかったから 」
「 産めないけど 」
「 産めなくても 」
「 妊娠できなかったけど 」
「 妊娠できなかったから 」…

” だから、特別養子縁組をした。”


特別養子縁組をした親子について
特にメディアなどで語られるとき、
ほとんど必ず、一緒に使われる言葉。


もちろん、私もそうだし、
ほとんどのご夫婦がきっとこの事実を抱えているし
何も間違った表現ではないのだけど…

(民間団体さんの中には、不妊治療経験を
必須にしているところもありますしね)



だけど、養親さんたちが、
特別養子縁組で子どもを迎えるまでに

「 子どもが出来ない 」

からいきなり

「 特別養子縁組で子どを迎えた 」に

ワープしたわけでは全くないと思うんです。



「 子どもが出来ない 」は
確かにそうなんですけど、
それは直接の理由ではなく
言ってみればただのファクトでしかなくて。

本当はこの2行の間に、
ものすごーーーーく
子への想いがこもっているんです。



・・・



私が特別養子縁組を考え、
色々調べていたとき
まさに知りたかったのはこの「行間の想い」
だったんじゃないかなぁと思います。


養子の次男を迎え家族になれた今となっては、
養子って、ぜんぜん「大事(おおごと)」じゃないな~と
感じています。

でも、
世の中に事例が少ない、
新しい取り組みをするということに対して
やっぱり経験するまでは
緊張していました。


直接聞ける知り合いもいなくて、
事例や情報が少ないなか、
不妊治療とはまったく違う道に向かって
夫婦でどうやって、
気持ちを整理し揃えていくか。


そこがやっぱり、
知れたらもっと心強かった気がします。



「子どもが出来ない」その後は、
なにも特別養子縁組だけでは無く
夫婦によって、家族によって、
色んな道があります。


自分たちはこれからどうしたいんだろう?
どんな道がいいんだろう?

って自分たちだけで考えて
答えを生み出すのは、
なかなかに力を使うことなので…

すでに経験してきた人たちの頭の中を
のぞいて見られたら、
ちょっと頭も心も楽になるんじゃないかなぁと
思うんです。



そして、
たとえ他の経験者の考えを知っても
自分たちが全く同じ考えになることなんて
無いのだから

他の人の考えを知った上で
自分たちで考えた答えは、
やっぱり自分たちの力で出したものに違いないと思います。



・・・



そして養子縁組の道を選んだ私は
将来、次男から

「 どうして養子で僕を迎えたの? 」

と聞かれたら、
こう伝えるかなぁと考えています。



” 2人目が出来なかったから ”

「 家族が多い方が良いなと思った 」
「 親が必要な子の親になりたいと思った 」

それに

「 似ていない というのも
  似ている と同じくらい素敵だと思った 」

「 ちょっと普通とは違う家族の悩みも
  家族で一緒に乗り越えたいと思った 」

なので

” とっても、特別養子縁組で次男を迎えたかった。 ”


・・・



それから

もちろん長男の場合も、ただ
「 妊娠したから 」
「 産んだ 」
わけでは無いなぁと思います。


そして次男の実母さんも、
「 妊娠したから 」
「 養子に出した 」
わけでは無いはずです。



実親子、養子縁組親子、ステップファミリー…etc...

いろんな家族の「 行間の想い 」が
子どもたちにも伝わりますように!



#特別養子縁組 
#多様性

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