見出し画像

養子の次男と私たちが出会う前のストーリーを聞いて。

昨日、お世話になっている
特別養子縁組団体さんから、
養子の次男と私たちが
出会う前のストーリーをお聞きしました。


次男を迎える時に、
その時はお腹の中にいた次男の様子や
実親さんの状況も、
もちろん、お聞きしていましたが

もっと深い話…
実父母さんがどうやって出会ったかとか
いつ妊娠がわかって養子縁組を考えたのかとか
そういうお話は、
個人情報の観点から、
審判が下りてからというのが
私たちの団体さんのポリシーで、
このタイミングで全て
分かっている情報を伝えてもらいました。



どうして、次男と私たちが家族になれたのか。
話を聞いて、自分の中でよりクリアになりました。


次男と一年過ごしてきて、
揺るがない愛情は
とうぜん以前からあったけど、

次男が我が家にやってくるまでには、
実親さんご家族、
次男に会うまでの私たち家族、
団体さん…

様々な人間たちの決断が積み重なって
そして今があるのだなぁというのが
想像していたよりも一層、
具体的になりました。



次男の場合は

実母さんだけでなく、
実母さんご家族や
実父さんのこと、
かなり、分かっていることが多くありました。


これほど色々と分かっていることは珍しい、
と団体さんには言われましたが
情報が多い分、
想像の余地がないと言うか
かなりのリアリティをもって
頭に入ってきました。


実母さんが好きなものや
実父さんの趣味(身長体重まで!)、
実母さん実父さんのやりとりや話し合ったこと
実母さん家族がどんな言葉を、実母さんにかけたか
団体さんに電話をかけてきた時の様子はどんなだったか…


いろーーーんな人たちの人となりを聞いて、

あぁ、次男の柔軟で適応力が高いところや
根明で天真爛漫なところ、
冒険心のあるところ…

そうか、次男の素敵なところは
皆んなから譲り受けているんだなと
嬉しく、じーんとなりました。



次男たち養子本人の真実告知を受ける感情は、
私には想像することしか出来ませんが、

昨日の、知らなかったストーリーを知った時の感情は、もしかしたら少し、
真実告知に似ているのかも…と
ふと思いました。



特別養子縁組という制度について
もともと思っていたことですが、

実親家族、養親家族ともに、
動かない出来事が起きた時に
仕方ない、や しょうがない だけの果てではない

この子の私たちのより良い明るい未来を、
と願う人たちの強い意志があって初めて
つながるものなんだという、
自分の理解も深まった気がします。



だから

養子の子や実親さんについて、
知り得る情報の数は
もちろんケースによって違うけれど

私たち養親が持てる情報は残さずすべて、
そしてできる限り、聞いた言葉をそのまま、
次男にゆっくり伝えていきたいとおもいます。


⁡・


次男がなぜ、
私たちのところに来ることになったのか。

私たち夫婦はなぜ、
2人目のこどもを妊娠しなかったのか。


不思議なことに
昨日の話を聞いて
このフシギは何もフシギなことでは無くなり


次男に将来、
「私たちは家族になるべくしてなったんだよ」と、
一層確信を持って、伝えられると感じました。


そういうことになっていたんだと
もう、そうとしか思えなくて、
昨日から涙がたくさん出てきて…こまります。



#特別養子縁組
#多様性

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?