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投資信託の不都合な真実

今日は投資の主力の一つの投資信託にまつわるお話だよ(^^)/
実は日本の投資信託には公然の秘密があるんだよね(*´艸`*)
今日は、それを暴いちゃうよ!!こうご期待だね

まずは投信のざっくりしたおさらい

みんな投資信託は聞いたことあるよね。
簡単に言うと皆で1万円とか小口のお金を出し合って株とか債券なんかに投資するものだよね。
例えばユニクロのファーストリテイリングとかだとリンク先のYahooファイナンスを見てもらうとわかるけど、
・株価:45,200円(2018/4/5東証終値)
・単位株:100株
てな感じで表示されてるよね。
もしユニクロの株を買おうとすると
株価(42,500円)×単位株数(100株)=4,520,000円と5百万円近くのお金が必要になって
、普通の人にはなかなか手が出ないよね。
そこで例えば1人一万円ずつとかで、460人以上集められれば投資ができるじゃないってことで考え出されたものなんだよ。
運用は投信会社か投資顧問会社のプロのファンドマネージャーが素人の一般投資家に代わってやるってことに一応なってる。

投信の選び方とかはまた別の機会に詳しく説明するんで
今日は本題の日本の公募投信の公然の秘密についてお話しするね(^^)/

日本の公募投信にまつわる公然の秘密

まずいきなりなんだけど、リンク先の日本投資信託協会の資料をちょっと見てみてよ、注目点は2月分のPDFの表の1の欄にある投資信託の数
その数なんと109兆5,807億円(6,150本
もう一度言うね6,150本!!
なんと6,000本以上もあるんだよ!!!!!
(日経新聞の株式欄の次のページの投資信託基準価格欄でも見れるよ)
そこで素朴な疑問がわかない???
6千本もの投信をどうやって運用してるのか???
そもそもプロのファンドマネージャーが6千人も日本にいるのか??
そこで業界最大手の野村アセットマネジメントの会社情報を調べてみると
運用投信本数:804本(※基準価格の表示のある公募投信だけ)
従業員数:910名
1000人近く社員がいるから大丈夫かって、ちょっと待ってよ
これ事務とか経理とか営業とかシステムとかもいれての人数だよね当然
ファンドマネージャーはせいぜい20%ぐらいで200人弱としてだよ
一人当たり4本以上のファンドを担当してることになるよね
これ以外にも機関投資家向けの私募投信とか、GPIFなんかの年金の運用なんかもしているはずだから、実際には一人のファンドマネージャが5本とか場合によっては10本近くの投信を担当してる場合もあり得るよね。
素人目に考えても真面な運用なんて無理なんじゃないかって思わない???
経験年数の表でも20年超の大ベテランもちらほら居るみたいだけど大半が10年以下の経験って、大事なお金を預けたいと思う(+_+)

実は日本の投信会社は投信をほったらかしにして運用してない??

実は日本の投信会社は既存の投信はほったらかしで、ほとんど運用してないみたいなんだよ。にわかには信じられない?でもこれが実態なんだよね( ;∀;)
日本の投信会社は殆ど大手証券とかメガバンクとかの系列なんだけど、その時の流行りの売れ筋投信を次々に売り出す悪い癖があるんだよ。
ちょっと前ならスマホ関連、最近だったらAIとか自動運転とかIOTとあとシェールオイルとかトランプ関連とか・・・
売り出すときは証券会社に販売手数料が1%から多い時は3%ぐらい入るんだよね。あと運用で株式を発注すると当然売買手数料が証券会社に転がり込む。この手数料目当てで次々に目新しい投信が設定されて売り出されてるんだよ。
当然、流行り廃りがあるからブームが去ると販売額は急減して、証券会社は販売のインセンティブがなくなって、あとはほったらかしで適当に運用とういのが実態なんだよね。

回転売買で既存投信は残高急減

あとは回転売買!野村アセットの投信基準価格の純資産額を見てみてよ。純資産額が1億円台の投信がゴロゴロあるでしょ。一番少ないのでは100万円!!嘘じゃないよ100万円だよ。こんなの運用できないよね。
証券会社の営業が既存の投信を次々解約させて新しい投信に乗り換えさせるんで既存の投信の残高は急減しちゃって、まともな運用なんかできないんだよ。
あと知ってる人にとっては公然の秘密なんだけど親会社の証券会社が引受とかトレーディングで失敗するとその含み損のある株を投信に組み込んじゃうっていう反則技ようなことも以前は公然と行われていたらしいよ、...怖いよね

プロのファンドマネージャーも怪しい

実はプロのファンドマネージャが運用っていうのも相当怪しんだよねコれが、困ったね。証券会社系列ならまだ社員は少なくとも株式は詳しいと思うよね、これがメガバンク系列の投信会社とかになると、グループ人事異動の一環として昨日まで銀行の支店で融資やってた行員が、いきなりファンドマネージャーとかになるケースもあるらしいΣ(・□・;)
今まで一度も投資とかやったことない銀行員が今日からファンドマネージャーになっちゃうこともざらなんだって。
これは実際に日本の銀行系投信会社で働いていたことのある友人の友人に聞いた実話なんだけど、なんとその投信会社では毎日のレポートを嘱託社員のその友人が親会社様から来た俄かファンドマネージャーのために代筆してたらしい(その人は嫌気がさして外資にさっさと転職したみたいだけど)。
そもそもファンドマネージャーって言うといかにもプロフェッショナルっぽいけど実際は資格もなにも必要ないんだよね(証券アナリストは合格してる人が多いと思うけど、必須ではない)。つまり誰でもなれる。イギリスとかだとIMROっていう業界団体の超難関認定試験にパスしないとファンドマネージャーは名乗れないんで、医者とか会計士、弁護士と同じステータスなんだそうだけど…。もう一度言うね、誰でもなれるんだよ( ;∀;)
あと大手証券系列でも投信会社の役員は親会社の役員の天下り先とかになってる場合も多くて「株は気合と根性で売るもんだ」とか言ってる体育会系の営業一筋のオッサンが役員とかになってるケースも多いんだって。ヤバくない。

なんでこんなことをグダグダ説明したかとう理由

なんでこんな業界裏話的なことをグダグダ説明したかっていうと、別の機会に投信の選び方を説明するときの予備知識として必要だと思ったからなんだよね。たぶん真面目なフレッシュマンには、俄かに信じられないと思うんだけどこれが嘘偽りのない実態って言うことだけは覚えておくといいよ。

(続く)


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