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【シティリーグbest4】ベロベロなだれ(ベロベルト+ダストダス)@シーズン4ポケセン大阪

note初投稿です。

まえがき

ミュウツー&ミュウGXに、強力グッズのプレシャスボール収録など、皆さんワクワクしてますね。
でも、皆さんそろそろコイツの存在を、思い出した方がええんとちゃいますか?

はじめに

多くの方ははじめまして、黒光りモンブランと名乗る者です。プレイヤーズクラブでは「コウジヤ」という名前です。

この度表題の通り、5月19日にポケセン大阪で行われたシティリーグシーズン4で思いがけずbest4の成績を収めることができたのでまとめようと思います。

考察も浅くデッキ自体も煮詰まったレシピではないですが、全て無料で置いておくのでお暇な時にでもお読みください。

環境考察

「最近のポケカ全然わからん。」
というのが本音なのですが、大型大会に出る以上仕方ないのでわからんなりに何点か環境を考察してみたのが以下です。

・三鳥が強いらしい。HP110以下の非エクを並べるデッキ(ジラサン、ウルネクとか)は厳しいのではないか。アロベトめっちゃ立ててくるし
・レシリザは相変わらず強いけどメタられやすくなったので絶対数は減るだろう
・フーパブラッキーの流行やモクナシ+ラフレシアの可能性を考えるとTAG軸(ピカゼク等)は握りづらい
・上記を総合してゾロアークが増えてる

以上の考察と自分の練度を踏まえ、シティ一週間くらい前の自分の中では「サナニンフ(隠密フード,ゼルネアス入り)」か「パンプジン」が候補デッキでした。

では、何故最終的に「ベロベルト+ダストダス」という全く違うデッキを握ることになったのか。

デッキ選択、構築経緯

上記とは別に、自分がスカイレジェンド環境の新弾バトル用に組んで遊んでいた構築がこちらになります。

構築名:べLOベルト

うーん、性格が悪い。

ベロリンガ、ベロベルトの性能や強さについて色々語るのはここでは割愛するとして、このデッキを使っていて思ったのが

・どすこいドローが強い
・ベロベロらんぶは刺さるデッキにはめちゃくちゃ強い
・ドローをどすこいドローだけに頼るのは少々不安
・LO狙いだと勝つのにめっちゃ時間がかかる

だったので、ベロベルト軸で且つ殴り勝ちにいけるようなサブアタッカーを用意したデッキなら現環境でも十分いけるのでは?となりました。

そこで改めて、ベロベルトの性能を考えてみると

・HPが高い(サンダーの1エレパアサルトサンダーやゾロアークGXのライオットビートを耐える)
・技でダメージを与えながらエネルギーを破壊できる
・相手のトラッシュに勝手にカードが溜まる
→必然的に、相手はベロベルトを突破するのに多くのリソースを割く必要がある

ん……?

これ、エーフィダストダスでありジジーロンダストダスじゃん!!!

そう、実は筆者はぽっと出のポケカプレイヤーに見せかけて、PTCGO歴2年にわたるプレイヤー。安くて強いダストダスデッキには長年お世話になったという想い出があるのです。
SMレギュ移行直後は強力なグッズが少なく、思うように活躍しなかったダストダスも、強力なグッズが増えた現環境なら強く出られるはず。

ということで、これを思い付いた結果シティ2日前に完成した構築がこちらです。

結果的に、「HP120以上の進化ポケモンがメイン」のデッキになったことから、スカイレジェンド環境に適応しているのではないかと考えました。加えてデッキの練度に関しても、エーフィダストならPTCGOで愛用していたためある程度は問題ないだろうと判断し、このデッキを持ち込むことに決めました。

採用カード解説

[ポケモン]

ベロリンガ 4枚 ベロベルト 3枚

ベロリンガスタートしたいのと、どすこいドローのドロー枚数をできるだけ増やしたいので4枚。
一方で、サイドレースを考えるとベロベルト3体を押し付けられる余裕は少ないと思ったので、ベロベルトを1試合に2回繰り出す→サイド落ち考慮して3枚。

ヤブクロン 3枚 ダストダス 2枚

エースアタッカー。ダストダスで殴り始められれば1枚サイド落ちしてもサイドから引けるだろうが、ヤブクロンのサイド落ちは割と厳しそうなので3-2。

マーシャドー(やぶれかぶれ) 1枚

みんな大好きやぶれかぶれ。ミストレからアクセスできるドロソとして1枚。先1リーリエ使用ターンエンドした相手にやぶれかぶれして自分だけどすこいドローでハンドアドバンテージを取ったり、やぶれかぶれベロベロらんぶで相手のハンドを3枚まで絞ったりと活躍が多い。

ミュウ(ベンチバリア) 1枚

ピカゼク等バラマキに対してせめてもの抵抗に1枚。あとHP190~210相手(ゾロアークGX等)にベロベロらんぶ2回当てた際、ダストダスを温存したいシーンでサイコパワーで落としにいける。

ウツロイド 1枚

超エネ採用だしGX技枠が余るので採用。ウツロイドスタートしてしまってもうつろなしょくしゅで混乱させられるので実質エーフィダスト。

ヤレユータン(さいはい) 1枚

なんやかんや便利だしネストボールで出せる置きドロソなので1枚採用。

[サポート]

リーリエ 3枚 シロナ 1枚 エリカのおもてなし 1枚

ドロソのみなさん。どすこいドローがあるので気持ち少なめの採用。

フウとラン 1枚

ドロソ兼逃げエネが重い連中の入れ替え札として採用。

かいじゅうマニア 2枚

ベロリンガ、ベロベルトを計3枚まで持ってこれる意外と強力なサポート。1回は絶対使いたいが、他に逃げ4を採用していないので2枚。

グズマ 1枚

後述のカウンターキャッチャーがあるため優先度は低いが、終盤サイドレースが逆転した場合に詰めに使いたいので1枚。

プルメリ, スカル団のしたっぱ 各1枚

ピカゼクやレシリザ等エネの付くスピードが速い相手に対抗するために採用。

ジャッジマン 1枚

ベンチを埋めない2枚目のマーシャドー。

[グッズ]

ネストボール 4枚

どすこいドローのドロー効率を最大にするため4枚。

ポケモン通信 1枚

自引きしたURを使いたかった。

ミステリートレジャー 2枚

超タイプの採用が多いのでハイボよりこっち。

ポケモンいれかえ 3枚

基本的に逃げエネが重いので小回りが効くように多めに採用。

レスキュータンカ 1枚

基本的には終盤ダストダスの使い回しに使うが、どすこいドローの枚数確保のために倒されたベロリンガを回収することもあったのでできれば2枚欲しかった。

カウンターキャッチャー 2枚

基本的にサイド先攻されるので採用。

ムキムキパッド 1枚

タッグボルトそこそこ剥いた筈なのに何故か1枚しかないんですよね。ベロベルトの場持ちがよくなるので2枚は欲しいかもしれない。

学習装置, エネルギー回収 各1枚

基本的にほぼ全てのポケモンが超エネを貼って動くので、こちらがエネ枯渇するのを防ぐため採用。

リセットスタンプ 1枚

中盤はベロベロらんぶと合わせたハンデス、終盤はダストダスでマウントをとり続けられるように採用。LOを狙うデッキではないので2枚採用でも良かったかもしれない。相手残りサイド1枚でスタンプベロベロらんぶを押し付けられるととても気持ちがいい。

こだわりハチマキ 1枚

打点調整用に1枚採用。

フィールドブロアー 1枚

ブロアー警察に怒られるので1枚採用。

[スタジアム]

無人発電所 2枚 戒めの祠 1枚

非GXデッキ御用達の2枚。ダストダスが終盤高火力になることを考えると祠は貼れなくても構わないと考えて無人発電所を厚めに採用。

[エネルギー]

基本超エネルギー 6枚 ダブル無色エネルギー 4枚

トリプル加速いらんの?と各所で指摘されましたが、わりとベロリンガが生き残るのでこれだけで間に合う印象でした。ダストダスはエネルギー1枚で動けるし。

当日のマッチアップ

1回戦 vsルガゾロペルシアン Ⅹ

じゃんけん勝ち先攻。こちらがベロリンガ、相手メタモン◇スタートだったので先2ベロベルトころがる40点で倒せる状態だったが、手札がよくなかったのでどすこいドローを選択。しかしなかなか場が整わず、サイド2枚取られてからベロベロらんぶ、4枚とられてからゴミなだれと一手遅れの状態。ペルシアンGXのキャットウォークもうまく使われエネルギーを枯らし切れず負け。

2回戦 vsルガゾロマシャリキ ○

じゃんけん負け後攻。相手はヤドン、こちらはベロリンガでスタート。相手がなかなかヤドンをバトル場からどかせず、ゾロアークも1体しか立たなかったのでその間にひたすらどすこいドロー。相手が割と不用意にグッズを切っていたのとベロベロらんぶも合わさり最後はゴミなだれ連打して勝ち。

3回戦 vsモクナシクワガノン ○

じゃんけん負けだが相手が後攻選択。後1でクワガノンを立てて来たのでグズマで呼び出してベロベロらんぶをクワガノンに当てて2パンを目指すも、バッテリーデンヂムシ+ストロングチャージでベロベルトを倒されベンチに逃げられる。ただその後のベロベロらんぶでエネリサとタンカを叩き落とすミラクルを起こし、ゴミなだれと合わせてモクナシ1体+クワガノン1体を撃破。相手もモクナシ、クワガノン2体目を立ててくるがエネルギーが山からなくなる。最後は負けが見えていたが相手のプレミ(直前まで無人発電所を貼っていたことによる錯覚?)により救われ、制限時間ギリギリで降参をもらって勝ち。

4回戦 vsレシリザ(+UB?) ○

ブルーやカマド+溶接工で展開されて途中まで圧倒される展開だったが、相手がサイド3枚の状態でレシリザにタッグスイッチ+アセロラを使い、後ろの小ズガドーンで殴ってきたのですかさずスタジアム張り替え+スカル団で溶接工を封じ、ウツロイドで殴る。結果的に相手がエネルギーを供給できずウツロイドがナイトキャップを撃ち続け、最後はゴミなだれでレシリザをワンパンして逆転勝ち。

5回戦 vs溶接工ハピナス ○

相手がなかなかハピナスで攻撃する状態を作れず、その間に撃ったベロベロらんぶでヒートファクトリー◇を叩き落とすファインプレー。相手もようやくトリプル加速を付けて殴り始めるも、途中しょうりのほし含めて表0回を引き当てダストダスが生き残り、ハピナスを倒しきったところで降参をもらって勝ち。

結果、4-1で最初の相手が全勝だったためオポネントでベスト8、トーナメント進出。

決勝1回戦 vsゾロアークユキメノコ ○

ポケセンのフィーチャー卓(モニターに映してオフラインで観戦できるやつ)に選ばれました。わーきんちょーするー。

じゃんけん負け後攻。こちらがベロリンガ、相手ユキワラシでスタート。相手がベンチ並べてリーリエドローで終了したのでこちらもネスト+かいじゅうマニアでベロリンガ3体並べてポケモン通信でマーシャドー持ってきてやぶれかぶれ+どすこいドロー4枚の理想ムーブを押し付ける。その後はカウンターキャッチャーも使ってゾロアーク2体に1回ずつベロベロらんぶ→ダストダスでサイドを取りにいき、最後はダストダスを倒すためにダメカン6個載せたユキメノコを1エネころがるで仕留めて勝ち。

決勝2回戦 vsピカゼク Ⅹ

今回もフィーチャー卓。

じゃんけん勝ち先攻だが、ここまで1回しかしてなかったマリガンを3回もすることになり嫌な予感。こちらがベロリンガ、相手ピカゼクでスタートするがサポートがジャッジマンしかなく、仕方なくベンチにヤブクロン出してベロリンガに超エネ貼ってジャッジ。しかしジャッジ後の手札も悪く、ベロリンガもう1体ベンチに出すだけでエンド。ベロリンガが生き残ればどすこいドローで立て直せたが相手に綺麗に後1フルドライブを決められ、そのままズルズルと負け。

最後は不甲斐ない戦いになってしまいましたが、結果はbest4となりました。

おわりに

今回のシティリーグはJCS参加の抽選後だったこともあり、特に上位を狙おうと思って参加したわけではありませんでした。しかし思いがけず好成績を収めることができたのは、ベロベルトとダストダスという2体のポケモンの持つポテンシャルの高さとシナジーの強さを表しているのではないでしょうか。

特に、ダストダスはカードプールが拡がれば拡がるほど強くなるタイプのカードだと筆者は考えています。ミラクルツイン環境となるJCSでは超弱点のミュウツー&ミュウGXが登場することもあり、一気に環境上位に食い込む可能性もあります。

一方で、ダストダスは火力の伸びが対戦相手のプレイングに依存することから、練習次第ではある程度対策可能なポケモンです。この点ではポケカ歴の長いプレイヤーの方がアドバンテージを持っており、逆に歴の浅いプレイヤーはグッズ使用を絞るプレイングも練習しておかないと、今後の大型大会で勝ち上がるのは難しくなるのかもしれません。

それでは皆様、よきポケカライフを。


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