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生きろ、社畜の星!

今日雨という予報だったのに試合には全く影響ないほどの天気でした。ZOZOマリンでの3連戦は自宅観戦。行っても最後まで見られなかったと思います。家で見てるだけでもぐったりしました。今日、相内に初勝利挙げてほしかったですね。継投についての疑問を書き始めるとキリがないのでさっさと本題に行きましょう。今日のお題は、投げるたびに解説者に登板過多を心配される社畜の星、平井克典投手です。

先発と中継ぎは違ういきものである

雑に言うと先発は週に1度しか投げません。他の日は試合に向けて調整してます。一方の中継ぎは毎試合待機して、展開によって準備します。肩を作っても投げないこともあります。次の日出番があるかどうかは神様も分からないので、試合展開によっては登板過多になったり逆に1週間以上間隔が空いてしまったりします。タイプ的に先発はコツコツ準備する人、中継ぎは臨機応変に対応できる人が向いてる…かなと思います。投手というくくりではありますが、生活パターンも考え方も違う別の人種だと思ってます。

中継ぎというお仕事

中継ぎは中盤を担当する投手からブルペンにやってきて、終盤の人達は遅くに入ります。試合を見ながらウォーミングアップして、キャッチボールの後に投球練習をしますが、人によってやり方は色々です。今年の西武の場合、3回ぐらい肩作ってる人もいれば、マーティンみたいに直前にしか作らない人もいる。ワンポイントだろうとロングリリーフだろうと実際に登板がなかろうと、可能性がある場合は本番のマウンドで投げて大丈夫な状態に持っていかないといけません。なので登板がなくてもそれなりに大変な仕事です。よっぽど信頼できるエースが投げてて7,8回まで堅い場合は登板する中継ぎも限られますが、そんな先発はチームに1人しか…2人以上いるチームあるんですかね?

すり減った肩は戻らない

高校球児の球数制限の話題が盛り上がってるらしいですが、なぜ問題になるかというと肩は休んだら元通りというものではないからです。投げた球数、投げ方、投球の間隔、ケアなどで影響は変わってきます。プロの場合は先発は連投しないですし、間隔も十分にあいていることが多いので、中継ぎの疲労の方が問題になってきます。

私のブラックセンサーが反応する

お題の平井投手は今シーズン70試合登板と中継ぎタイトル獲得を目標にしています。70というのは大雑把に2試合に1回登板する計算になります。立ち位置としては大差の負け以外はとりあえず出てきてるイメージです。ちなみに彼の年俸は3500万円。激安です。会社員だったら3500万円は高給取りでしょうが、中継ぎは使い潰されることも多く、3年後には居場所がなくなってるかもしれません。それにしては安くないでしょうか。年俸が高い、上がりやすいのは断然野手です。投手なら先発。中継ぎは拘束も移動も野手と同じぐらい負担があるのにお給料が安い。若干ブラックの匂いがしますね。リリーフ投手好きとしてはもっと給料弾んでほしいです。

社畜の星? 平井さん

どこらへんが社畜っぽいと感じさせるのか考えてみました。野球選手は個人事業主であり、別に会社=チームに忠誠を尽くすわけでもないのですが、何か既視感が拭えないのです。

・見た目がサラリーマンっぽい。スーツめっちゃ似合う。
・頑張っても見合う報酬が得られないのに、命を削って働いてしまう。
・疲労通り越してハイな状態になっているので、気持ちだけで走ってる感がある。
・上司がクソで部下の負荷が管理できない。もしくはする気がない。

あなたも見たことないですか?そんな人。1度もないという人は幸せです。このnoteを閉じて幸せな世界にい続けてください。

ちなみに2軍コーチの平尾博嗣は昔、「自分の出ていない試合など負ければいい」と思っていたそうです。ライオンズに来てから考え方が変わったという話でしたが、個人事業主としては正しいと思います。チームが優勝しても戦力外になる選手はいます。自分が出て活躍してなければ勝っても意味がない。それを表に出す人ばかりだったらベンチの空気は最悪ですが、毎年契約をかけて戦ってる以上そういう気持ちはどこかにあるでしょう。

来年も再来年もその先も、1年でも長く投げてほしい

私の願いはただそれだけなんですよね。別にシーズン終盤の首位争いしてるわけでなし、なぜ見境なく平井投手を使う必要があるんでしょうか。今日は打たれて失点してしまいました。シーズン最初の頃と比べたらやっぱり疲れは感じます。本人は負けず嫌いで割と投げたがりみたいなのですが、それをきちっと管理するのが監督やコーチの仕事です。今日の試合で「上司」のお歴々に対してだいぶ不信感が募りました。とても良いボール投げる選手なんですよ。壊れないように大事に使ってください。そんな無茶なお願いではないはずです。そもそも4月は耐える時と監督は仰ってましたよ。なぜ我慢せずに酷使してしまうのか、ほんとに謎です。

追記

謎の中間管理職感がある我らがキャプテン秋山翔吾選手、久々のヒットが出ました。試合前の「決意の一言」、昨日今日とネガティブ通り越して相当弱ってる感じがしたのでほっとしました。

本業(野球観戦)に使わせていただきます