初心者のための投資のこれから<9月>(無料) 2024年9月最新版 20日配信分
FXを中心に、ドル円相場を、株、仮想通貨の今の状況とこれからの分析を、初心者向けにお伝えします。
日本の市場がお休みの、16日 ,
ドル円は139円をつけました。アメリカFOMCでの利下げ観測が、0.25%ではなく、0.5%になりそうだという情報からドル売りが加速したからです。
そのあと、また140円台にもどり、
17日 21:30
米国8月小売売上高(前月比)
前回1.0% (1.1%) 今回 0.1%(予想-0.2%)
米国8月小売売上高(除自動車)(前月比)
前回0.4% 今回0.1%(予想0.2%)
予想を下ぶれして悪い結果でした。ドル円はさがったものの、そのあとどんどんドル高になり140円から141円へと上昇します。
18日には142円台までもどります。
そしていよいよ大注目の
FOMC アメリカ連邦公開市場委員会の政策発表です。
18日深夜、 日本時間19日 03:00
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
前回 5.25-5.50% 今回 4.75-5.00%
0.5%の利下げ!
です
ドル円は141.938円から一気に140.774円へと急落します。そのあと140.452円まで落ちますが、140を割ることはなく、そこから上昇をはじめます。
「米連邦公開市場委員会(FOMC)は9月17-18両日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.5ポイント引き下げることを決定した。米労働市場の回復を目指した政策シフトで積極的なスタートを切った。
会合後に公表された経済予測では、19人の当局者のうち10人が、年内残り2回の会合で少なくとも0.5ポイントの追加利下げを支持していることが示された。24年末のインフレ率については、中央値で2.3%への低下を予想。経済成長率の予想は2%へと若干引き下げられた。またインフレ率が目標の2%に低下するのは26年までないと、当局者は引き続きみている。」と報道されています。
30分後のパウエル議長の記者会見がはじまると、下がっていた、ドル円はどんどん上昇を始めます。
パウエル議長のジョークではじまった会見は、わりとハト派でした。
長期のFF金利見通しについては2.9%と、前回の2.8%から引き上げました。
パウエル議長は新型コロナウイルス禍前に長年続いた超低金利に戻る可能性は低いとの認識を示し。パウエル氏は大幅利下げが続くと考えるべきではないと注意を促したのです。しかし、それ以外は厳しい発言はなく、
ドル円はどんどん上昇して、朝方には142.714円まで、発表前よりも円安ドル高になりました。大きく売られていた、ドルの買戻しが始まります。
19日の米株式相場は大幅反発。
米金融当局がソフトランディングを成し遂げるとの期待から、よりリスクが高い資産が買われ、S&P500種株価指数は史上最高値を更新したのです。
結果、アメリカは金利の大幅値下げに踏み込みました。ドル円は発表の際には下げたものの、パウエル議長の会見がおわれば、ドル買い円売りになりました。
通貨の強弱チャートをみると、ドルと円が交互に売り買いされて、合わせ鏡のようになっています。ほかの通貨には影響がなく、今回、ドルと円がそれぞれ売りと買い戻しをされたことがわかります。
19日夜、ドル円は143927円と144円手前まで上昇したあと、下がりはじめます。
明日は、、、20日金曜日、今度は日本です。
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
いつも、昼過ぎに発表されることの多い政策金利の発表ですが(日本は発表時間がきまっていません)
今回は昼前に11時50分ごろに発表されます。
政策金利の発表
前回 0.25% 今回0.25% 据え置きです。
142.582円にあった、ドル円は上下に動きます。しかし、その幅はとても小さく、通常のようで、発表されたの?とおもうほど、変化はありませんでした。
予想通りの据え置きでしたが、あまりに市場の反応のない。日銀会合の発表でした。そこからドル円は少し下がり始めます(円高)
実は、日銀の据え置きは想定内でした。それよりも関心があるのが、日銀のこれからの方向性、とくに植田総裁がタカ派的な発言をしており、そちらのほうが警戒されていたのです。
そのため、日銀会合前に、円高にすすみ、また発表ごも、警戒をゆるめていない円高方向のマーケットでした。
15:30
植田和男日銀総裁、定例記者会見
「植田和男総裁は経済・物価見通しが実現すれば利上げを継続する考えを改めて表明する一方、政策判断には時間的な余裕があるとの見解を示した。」
総じて、植田総裁はハト派の内容でした。
会見が始まると、安心したように、ドル円は上昇していきます。
植田総裁は会合後の記者会見では、経済・物価の見通しが実現していくとすれば、「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と語りましたが、市場は急な金利の値上げはないと安心感がひろがりました。日銀は今年さいごの12月に利上げをすると見込まれています。しかし、その前に利上げをすることはなさそうです。まして、日本に次期首相が決まるまでは変化を起こしません。
円は見事に売られ、ドルは買い戻され、今週のドル円は143.508円で終了しました。
これからの展望
8月には会合がありませんでしたから、FOMCも日銀会合も今回の出方が非常に注目されたわけです。とりわけ、FONCの金利の引き下げ、日銀の金利の引き上げです。これを終えた市場は次の段階に進みます。
今回、アメリカが金利を下げたのにドル円は下げる前よりも上昇しています。このあたりが、初心者の人にはなかなか理解しずらいかもしれません。「織り込み済み」という表現はよく聞きますが、具体的にどうなのか、そのあたりのことは、近いうちに、コラム>「ワンニャンポイント」で話したいと思います。
現在の価格が常にその市場の適正価格だということを理解してください。
ドル円は145円くらいまでは上昇する可能性がありますが、これから140円向かっていくことになりますし、年末には130円に向かうことになると思います。ただし、その前にいろいろな不測の事態が起きる可能性がかなりあります。そのたびに、ドル円は上下します。初心者のひとは、そういうものだと、理解をすることから、ポジションをとりましょう。チャートは常に思惑で動きます。
前にも書いたように、私は為替よりも株価の方が心配です。
金利をさげたことにより、アメリカ株価は上昇します。日本株価もです。しかし、0.5%も下げなければならない理由が表には出てきていません。有名な大口投資家たちは現金化をふやして、暴落に備えている人が多いという事実を知るべきです。上ばかりを見ていると足元をすくわれるのも投資の世界です。
負けないトレーダーになる ワンニャンポイント!(シーズン3に向けて準備中)
「おかげさまで、このわんにゃんポイントも、アトランダムにつづけながら1年以上になりました。
これからは、初心者でも1年以上経験してある程度相場になれらみなさんに、それでもなかなか利益を増やせない人(やはりそれは初心者です)にメンタル面をふくめて解説していきたいと思います。
どうしても抽象的なことは、理解しにくいし、それよりも早く儲けたいというひとにとっては魅力的ではないでしょうが、実際に経験してきた人は、このメンタル、抽象的なことが自分の中で具体化しないと、なかなか勝てないと気付き始めていると思います。
秋からの「シーズン3」にご期待ください。」
<この「ひじきのFX]では経済指標のファンダメンタルを中心に、ドル円などの動き、相場の方向性をおしらせしています。相場の方向性を間違わなければ、勝ちやすくなります。なにより、短期に逆張りになり含み損を抱えても取り返すことが出来ます。この方向性を間違えると大きく損切りをして退場の憂き目をみることになります。テクニカルについては、動画をみて(ユーチューブなど)勉強した方が身に付くので、ここでは解説していません
*最近、「負けないトレーダーになるワンニャンポイント」でテクニカルの話をはじめました。だだし、長すぎるので補足やポイントの説明です、必ずテクニカル手法の全体を勉強して臨んでください>
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