褒められてぇんだ
皆さんは社会人になってから無性に「褒められてぇ」と思ったことはないだろうか。
私はある。
私は齢27の否応も無くアラサーという節目を意識せざるをえない、ちょっと難しいお年頃であるがこの欲が年々強まっている。
もう毎日すごく疲れるのだ。
毎日会社に出勤してあくせく働き、最近は大きめの仕事を任されたということもあり、日々スケジュールとプレッシャーに身が削られていく。。。
もうこの悲しき輪舞を定年までに止める術は無いわけであるが、せめて、、せめて誰かに褒めてほしいのだ。
そういった欲望を抱えながらもあと少しで社会人6年目を迎える訳であるが、ついに残業時の疲れを切っ掛けとしてこの欲が大爆発してしまった。
何をとち狂ったのか私は上司の席に赴き「私をいい感じに褒めてください。拍手付きで」と言ってしまったのだ。
すると上司は「褒めるって急に言われても。。。どうやって褒めればいいの?」と問いかけてきた。
よくよく考えたら自分の褒められる点がほぼ思いつかなかったため、渋々「毎日働いて偉い」と褒めるようにリクエストを出した。
なぜか上司はこのリクエストを快諾し、近辺に座るさらに位の高い上司と不運ながら近くを通りかかった後輩が私を褒めてくれることとなった。
そしてついに褒められるときが訪れたのだが、ヤラセじみているとはいえ、褒められるのは非常に良い気分だった。
「毎日会社に来て偉い!」「遅刻しなくて偉い!」「スケジュール守って偉い!」と私自身がリクエストしたとはいえ、社会人を褒めるにはやや違和感のあるセリフ並びではあったが私の自己肯定感は確かに満たされた。
ここで驚いたのだが、この褒められ行為はしばらく私の仕事の効率にバフを与えてくれた。
この記事を読んでくれた優しい読者さんにも是非この方法を強く推したい。
さあみんな一緒に、褒められようぜ!!
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