特殊車両通行確認システム

 国土交通省が令和4年4月1日から限度超過車両の新たな通行確認制度の試行を開始して4か月が経ちました。
 HPによると、「改正後の道路法により、寸法、重量等に係る一定の限度を超える車両 (限度超過車両)を通行させようとする者が、あらかじめ国の登録を受けた 車両について、通行が可能な経路をオンラインで即時に確認し、通行できる 制度」とあります。
 従来の特殊車両通行許可制度は、1台ごとに複数の経路の設定を行政書士さんに作成のお願いをしていました。
 新しい制度になれば、下のPDFのように、事前にシステムに車両情報を登録し、出発地と到着地を登録すれば、自動的に通行経路がウェブ上に表示され、手数料を支払えば、即日許可が下りるようです。

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 しかし、実際のところ、そうでもないという話が聞こえてきています。
 それは、2ページ目の利用にあたっての主な要件に「検索が可能な経路は道路情報便覧の収録道路に限られます。⇒道路情報便覧の未収録道路は検索の対象外となります。」とあります。
 要はウェブ上に表示される通行経路が、全然日本全国網羅されていないようなのです。これならば、今まで通り、行政書士さんに頼まないと後から大変なことになります。これまで走っていた道路が、新しい制度に変更した途端、通行経路に含まれない可能性があるからです。

 素晴らしい制度の変更だと思いますが、まだまだ移行段階ということなんでしょうか。


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