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キャロットクラブ 2022年度募集「リズム診断」(21年産88+5頭)

[10/30更新]全馬満口に伴い、無料公開いたしました。ご購入いただいた皆様ありがとうございました。
※おまけ企画「票読み」関連の記事は非公開とします。

将来の重賞馬も、まず1つ勝つことが大切。“歩様のみで勝ち上がりやすい一口馬主の募集馬を見抜く”をコンセプトとしている『リズム診断』。キャロットクラブ 2022年度募集馬です。

予定より2営業日ほど公開が遅れてしまいましたが……よろしければ今年度もご覧ください。まずは今年度の内容のご案内です。いつもの『リズム診断結果、全頭に簡単なコメント』に加え、以下の早期購入おまけ企画を実施します。

  • ①『人気度・票読み』(ほぼ毎日更新)

  • ②『そくサーチβ』(9/16まで公開)

①『人気度・票読み』は、その名のごとくその推移をほぼ毎日発表していきます。予算に応じて、狙った馬をより可能性高く出資するためにも票読みは大切。昨年のキャロット、今年の東サラでも実施をし、7-8割ほど当たっていたのでは?というぐらいの精度でしたがぜひ参考にどうぞ。
※noteの「マガジン」というまとめ機能を用いて、別記事として更新していきます。

②『そくサーチβ』は、今年度「東サラ」「シルク」「DMM」でも試験公開をした、測尺など指定条件を元にその後の成績傾向を調べられる独自制作ツールです。母年齢や仔順というマニアックな条件からでも調査可能です。

2019年産のキャロットクラブの診断成績はどうだったのか?

次いで、2020年8月に発表した『キャロットクラブ 2020年度募集「リズム診断」(19年産)』に対する、本日時点(2022年8月29日)の経過をお知らせ。

一応は、クラブ全体の勝ち上がり率を超え、独自集計の統計どおり評価が高い順の勝ち上がり率となっています。7月以後キャロットクラブ自体で勝ち星をあまり増やせなかったことも影響し、高い勝ち上がり率を示せず残念でしたが、評価「S,A」と「B,C」で明確な差を出せたのは良かったと言えるかもしれません。
※測尺や血統などの要素は考慮に含めず、歩様のみで評価してこの成績である点をご留意願います。

評価「S」19/34頭(勝ち上がり率55.9%)
評価「A」9/17頭(同52.9%)
評価「B」5/12頭(同41.7%)
評価「C」4/10頭(同40.0%)

※クラブ全体:出走73頭、勝ち上がり37頭(率50.7%)
※未出走馬、及び未評価である追加募集馬は除く

また、8/21終了時点の獲得賞金順の上位10頭一口馬主DBより)を見ると、全て評価S,Aで占められていました(未診断馬を除く)。

1位:評価「S」ナミュール
2位:評価「A」キラーアビリティ
3位:評価「A」ジレトール
4位:評価「S」アライバル
5位:評価「S」セレシオン
6位:評価「S」カイカノキセキ
7位:評価「S」フォラブリューテ
8位:評価「A」スリーパーダ

9位:ソネットフレーズ ※追加募集のため未診断
10位:評価「S」グランディア

前述の「勝ち上がり率」と「獲得賞金」の経過を踏まえると、リズム診断の上位評価馬は競争成績に結び付きやすいことを示せていると言えそうです(ただし、本来ならば評価「S」で成果を示したいところであり、今後も研究を重ねて精度を上げていく必要があります)。

なお、キャロットクラブ2020産の成績経過ですが、現時点で中央競馬においては2頭が勝ち上がっており、いずれも評価「S」としていました。2020年産は2019年産以上の成果を残せることを願うばかりです(リズム診断を継続させていく上でも切実に……!)。

評価「S」 プロトポロス
評価「S」 ラヴェル


以下、定型のご案内文です。

『リズム診断』とは?

歩様だけで評価をしている『リズム診断』を取り入れると、過去の実績からも勝ち上がれる馬を凡そ5-7割ほど選別できるようになります(今年度もそうなるとは限りませんが)。

例えば血統や馬体だけの単体評価で、これほどの成績を収めるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

この点からも募集馬選定のベースとして『リズム診断』は有用と言えるのかもしれません。リズム診断と血統や馬体、きょうだいの成績など別ファクターと掛け合わせて検討いただくと、より精度の高い募集馬選定ができるかと思います。
例)「評価S」に対し、例えば勝ち上がり率が劣る「体重400kg以下、管囲19cm以下は切り捨てる」などの条件を加えて絞り込む

※もう少し詳しく知りたい方は、以下の記事を参照。

このnoteでは何度も紹介をしていますが、『リズム診断』の指針となっているのはアーモンドアイの募集時歩様です。このように「すーーー」っと淀みのない歩様を理想としており、これを実現できる出力媒体(骨格・筋力・神経・気性など)であるか?をリズム診断の計算式・評価コメントに組み込んでいます。


『リズム診断』の実力は?

過去3年における各クラブの勝ち上がり率を以下に掲載しています。


★早期購入おまけ企画『そくサーチβ』

<独自ツール>測尺数値や性別、仔順などの指定条件に基づいて、競争成績の傾向を調べられる『そくサーチβ』本記事ご購入者向けのおまけ企画として公開します。よろしければ募集馬選考の際にお役立てください。
※2022年9月16日(金)頃までの限定公開です。
※データソースは各クラブ2013年~2019年産の募集馬、約3,000件。

閲覧方法などの詳細は、本記事ご購入後のページ内容をご覧ください。
↓こんな感じで調べられます(もっと細かい条件設定が可能)。

例)検索条件[キャロットクラブ]×[管囲19cm以下]×[牝馬]
→勝ち上がり率:29.0%(対象31頭、勝ち上がり9頭)
デビュー時平均馬体重:427.2kg
勝ち上がり条件:芝66.7%(平均距離1,717m)
OP以上勝ち:ゼロ


★ご購入について(現在は終了しています)

以下の注意事項をご覧になり、同意のうえご購入をお願いします。
※PayPay払いができ、8/31までキャンペーンでペイペイジャンボの抽選に参加できるそうです。

ご注意事項
・本記事は有料です。決済方法は、クレジットカード、キャリア決済、PayPayをご選択いただけます。購入方法はnoteヘルプをご覧ください。

・本記事の提供内容は、調査に基づく評価内容のみです。出資馬の決定、出資は、ご自身の責のもと行うようお願いします。記事ご購入後のクレーム、返金、ご質問など一切応じられません(TwitterでのDMもお受けしておりません)。

・今回募集馬に動画が追加された場合、及び以降の募集馬に対するリズム診断は行いません。また、票読み企画はおこないません。

・記事内容の編集は基本行いません。仮に行う場合、変更内容の差分を提示のうえ編集いたします。

・本記事は、一定期間のち予告なく無料公開をいたします(2022年10月頃を予定)。

診断対象馬(全88+5頭)

関東入厩予定馬 No.1~50
ミリッサの21、ジョプリンの21、ヒルダズパッションの21、グリューネワルトの21、インクルードベティの21、サンブルエミューズの21、シャルールの21、フィンレイズラッキーチャームの21、ザズーの21、ロスヴァイセの21、アールブリュットの21、フロアクラフトの21、マイハッピーフェイスの21、ブルーメンブラットの21、リカビトスの21、シャイントレイルの21、ピュアブリーゼの21、タイムハンドラーの21、ヴィータアレグリアの21、チアズメッセージの21、スペクトロライトの21、アンジュシャルマンの21、エスティタートの21、パルティトゥーラの21、フレジェールの21、ケイティーズハートの21、プルメリアスターの21、マイティースルーの21、ヒカルアモーレの21、コケレールの21、アイヴィベルの21、マリアライトの21、スプリングゲイルの21、コナブリュワーズの21、ミセスワタナベの21、エンプレスティアラの21、ジンジャーパンチの21、トップライナーⅡの21、アンフィトリテⅡの21、シンギングメリリーの21、シークレットスパイスの21、モアザンセイクリッドの21、ビットレートの21、ウインジュビリーの21、コルコバードの21、ピースエンブレムの21、ティンバレスの21、バイラオーラの21、ヒルダの21、キャントバイミーラヴの21

関東入厩予定馬 No.51~90
リラヴァティの21、、エリティエールの21、バウンスシャッセの21、トータルヒートの21、リリサイドの21、アルアリングスターの21、サトノオニキスの21、レーヴドゥラメールの21、シンハリーズの21、マンビアの21、アディクティドの21、ディーパワンサの21、ビートリックスキッドの21、ココシュニックの21、アドマイヤローザの21、リスグラシューの21、ディアデラマドレの21、ペルレンケッテの21、レネットグルーヴの21、マルティンスタークの21、グリューヴァインの21、クルークハイトの21、オーマイベイビーの21、ラプソディーアの21、アロマドゥルセの21、レイリオンの21、ヴィートマルシェの21、リッチダンサーの21、ヒストリックスターの21、ギーニョの21、ライジングクロスの21、カイカヨソウの21、クイックリトルミスの21、アピールⅡの21、ハーレクイーンの21、ローズノーブルの21、ピエリーナの21、グレイシアブルーの21、ヴィアンローズの21、ムーングロウの21

地方入厩予定馬 No.91~95(参考評価)
ブリトマルティスの21、ココファンタジアの21、ブランシェクールの21、ジルズパレスの21、ティッカーテープの21

※記事ページから購入できない事象が発生している方は、以下のマガジンページ内の「購入する」ボタンよりお求め願います。



このたびはご購入いただきありがとうございました!
『リズム診断』を参考に、良い出資に繋げていただけると嬉しいです。

更新情報

・8/29(月)03時過ぎ:文末に「総評」を記入しました。


■ リズム診断 結果一覧

※馬名の頭に「✔」が付いている馬は“母馬出資者優先権”の対象馬。色が付いているのは牝馬です。

※長所・短所が顕著な場合にそれぞれ「+」「-」を付けています。例えば「S+」だと、評価S馬の中でもさらに奇麗に歩けており、動力を効率的によく伝える出力媒体の持ち主であろうことを表します。

関東入厩予定馬 No.1~50

関西入厩予定馬 No.51~90

地方入厩予定馬 No.91~95(参考評価)


■個別評価(関東入厩予定馬 No.1~50)

No.1 ミリッサの21(牡) ※母優先

■評価「S」
勝ち上がり率が劣ってしまう、小柄な初仔(こちらの記事参照)。体高は、牝馬を含めた全募集馬の中で最も低い値。競走馬は体高から成長すると言われ、現時点でこの値ならば大きな成長は期待できないかもしれません。歩様のふるまいも小さくまとまった印象ですが、脚はきれいに出せており、骨格的な問題は無さそうです。特筆点はなくとも、動き自体は平均的な良さを持っています。

■父馬
ロードカナロア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/1 143.5cm 164.5cm 19.9cm 387kg
母7歳時 初仔

No.2 ジョプリンの21(メス)

■評価「S+」
こちらも初仔ですが、牝馬にしてはあるていど大きく出ました。しかも、かなり良い歩様です。一定間隔で脚を出せており、踏み込みから飛節の伸びまでの一連の動きは軽快かつしなやか。スーッと淀みなく歩けています。前後を見てもまっすぐに進めており、体幹や骨格的にも難が無さそうであることが分かります。多少の腕節のX脚・弓脚は気にしないで良いのでは。

■父馬
ロードカナロア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/15 151.5cm 174cm 19.5cm 454kg
母7歳時 初仔

No.3 ヒルダズパッションの21(メス)

■評価「B」
馬体重の割には、後肢が頼りないですね。このため脚を余力を持って動かせず、飛節が伸び切らず、どこか重さを感じさせるリズム感の悪い歩様になっています。脚の出に一定さはあるため、骨格的な課題は無さそうです。今後の成長・育成でどこまで伸びるか、といったところでしょうか。

■父馬
ロードカナロア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/28 161.5cm 178cm 21.3cm 485kg
母14歳時 9番仔

No.4 グリューネワルトの21(メス)

■評価「S」
躍動感のある、良い動きです。脚を出すタイミング、踏み込みの角度、歩幅など一定の出力ができており、水準以上の骨格・筋力を持ち合わせていそうです。ただし、顔をきょろきょろさせ、耳を四方に動かしており、精神面に課題がありそうです(冒頭10秒ぐらいのシーンでは、厩務員さんはリードを本馬の顔にぴったり付けて顔の位置を制御しているぐらいなので相当ですね^^;)。

■父馬
ロードカナロア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/8 154cm 174cm 19cm 454kg
母14歳時 8番仔

No.5 インクルードベティの21(牡)

■評価「S」
かなり緩さが目立つ、ハーツクライ産駒。動きの質を高めるにはまだまだといった印象ですが、脚の出や歩幅は一定であり、推進力を保ったままきっちりと歩けています。下地は揃っているため、緩さが解消したころの良いパフォーマンスに期待したいです。

■父馬
ハーツクライ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/23 152.5cm 175.5cm 20.8cm 482kg
母9歳時 4番仔

No.6 サンブルエミューズの21(メス) ※母優先

■評価「S」
さすが重賞馬の妹だけあって、本馬も俊敏さを感じさせる良い動きですね。まだ幼さもあって多少の不安定さは見られますが、歩様における基本的な動きは均一におこなえています。骨格・筋力共に水準以上とみて良いでしょう。

■父馬
エピファネイア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/30 152.5cm 173.5cm 20.1cm 450kg
母11歳時 5番仔

No.7 シャルールの21(メス) ※母優先

■評価「S」
歩様においては、全体的に平均点といったところです。特に踏み込み・飛節の伸びに少し物足りなさを感じ、躍動感に欠ける印象ですが、この馬なりに一定した動きができています。

■父馬
エピファネイア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/5/5 154.5cm 173cm 19.4cm 440kg
母9歳時 3番仔

No.8 フィンレイズラッキーチャームの21(牡)

■評価「A」
歩様の途中で後肢を出すタイミングや歩幅が異なっているなど、安定的な運動がまだできていません。踏み込み・飛節の伸びも物足りません。リズム診断では加速度の加点割合が高いため評価分類的には「A」としましたが、強いて歩様がよく見えた訳ではありません。

■父馬
キズナ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/17 151cm 173cm 20.8cm 429kg
母8歳時 2番仔

No.9 ザズーの21(メス)

■評価「S」
良い歩様です。推進力があり、どのシーンを切り取ってみても一定した動きができています。踏み込みの際に飛節の角度がなく、瞬発力勝負では不利でしょうか。キズナ産駒であり、やや硬さを感じる歩様のためダートでも良さそうに思いますが、大柄ではなさそうな牝馬のため判断に迷うところです。

■父馬
キズナ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/3 156cm 175cm 19.2cm 410kg
母13歳時 8番仔

No.10 ロスヴァイセの21(メス) ※母優先

■評価「S」
きれいな歩様です。脚を出すタイミング・歩幅・踏み込みといった動作を限りなく均一におこなえています。前肢と後肢もうまく連動できています。ただし、ストライドが短く、飛節が伸び切らないため、芝向きだとは思いますがワンペースの競馬が合うのかもしれません。

■父馬
キズナ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/3 150cm 173cm 19.9cm 421kg
母10歳時 4番仔
※小腸捻転により開腹手術(2021/4/16)

No.11 アールブリュットの21(牡) ※母優先

■評価「S+」
良い歩様です。軽やかで柔らかい脚の運びができており、無駄なく・負荷なく、体を動かすための基本的な能力が水準以上に備わっているものと思われます。首も上手く使って歩けており、体幹の良さほか、前向きな気性も感じ取れます。

■父馬
ドゥラメンテ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/26 159.5cm 180cm 20.2cm 466kg
母9歳時 3番仔

No.12 フロアクラフトの21(メス) ※母優先

■評価「S+」
均整のとれた、きれいな歩様です。脚の出・歩幅・飛節の伸び、どれもほぼ狂いなく表現できています。また動くテンポや推進性も一定であることから、躍動感のある歩様に繋がっています。こちらも水準以上の能力を感じさせます。

■父馬
ドゥラメンテ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/14 153cm 173.5cm 20.1cm 435kg
母11歳時 5番仔

No.13 マイハッピーフェイスの21(メス)

■評価「S」
本馬も良い歩様ですね。力感や飛節の伸び、躍動感は同じドゥラメンテ産駒のNo.11,12よりやや感じられませんが、一定した歩様ができています。骨格的な欠点っは無いことが伺え、軽やかな歩様からも水準レベルの筋力は持ち合わせていそうです。

■父馬
ドゥラメンテ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/15 158cm 173.5cm 20.5cm 440kg
母11歳時 6番仔

No.14 ブルーメンブラットの21(牡) ※母優先

■評価「S+」
かなり良い歩様です。既に馬格はありますが、脚元に重苦しさを感じさせない、むしろ軽快な歩様。推進力を損なわないまましっかり地面を捕らえられており、飛節も伸び、パワーと瞬発力を兼ね揃えたタイプに育ちそうです。ほど良い活気もあり、風格すら感じさせます。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/24 160cm 181.5cm 21.5cm 522kg
母18歳時 12番仔

No.15 リカビトスの21(牡) ※母優先

■評価「A」
リズム診断の統計的な分類上は「A」評価となりますが、歩様自体に懸念点はありません。多少歩幅が狭くなるタイミングもありますが、推進力を保ったままの動きができています。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/27 150.5cm 176cm 20cm 418kg
母7歳時 初仔

No.16 シャイントレイルの21(牡) ※母優先

■評価「B」
すらっと脚をスムーズに出せており、横からの歩様は悪くありませんね。ただし、前後動画で見るとふらつきが見られる点が気になります。前腕節が外反(X脚)ぎみであるためか、特に右前肢が外弧歩様になっており、そこで微妙に崩れたバランスを保つために別の脚で補い……という連続のため、不安定な足取りになっているようです。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/22 153cm 176cm 20.6cm 437kg
母7歳時 初仔

No.17 ピュアブリーゼの21(メス) ※母優先

■評価「B」
大きな懸念点はありませんが、強調点もなく、平均的に動けています。リズム診断の統計分類上、歩様の加速度が遅いため減点となっており「B」評価としています。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/2 160cm 182.5cm 19.6cm 480kg
母13歳時 7番仔

No.18 タイムハンドラーの21(メス)

■評価「S」
良い歩様です。活気、軽やかさ、推進力を維持したままの運動ができています。やや歩様のリズムが一定ではありませんが、これは筋力の向上と共に安定してくるものと考えており、それ以外の懸念点は特にありません。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/6 149cm 172.5cm 18.6cm 403kg
母5歳時 初仔

No.19 ヴィータアレグリアの21(牡) ※母優先

■評価「B」
ベタッと歩き、重さを感じる後肢の歩様です。横・前後の動画をみて、骨格的な不安定感は無さそうなことから、筋力・運動神経的に、脚をスムーズに運べない基礎能力だと言えそうです。今後の成長・育成でどこまで積み上げていけるかしだいでしょうか。

■父馬
ニューイヤーズデイ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/8 154cm 177cm 20.1cm 440kg
母10歳時 4番仔

No.20 チアズメッセージの21(牡)

■評価「B」
本馬も重さを感じさせる脚どりです。後肢を着地させるごとに踏みしめるような恰好となってしまうため、前への推進力を逃がしてしまっています。こちらも骨格的な癖は無さそうなため、今後の成長・育成しだいでしょう。

■父馬
ニューイヤーズデイ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/5/9 151.5cm 173.5cm 20.5cm 439kg
母21歳時 14番仔

No.21 スペクトロライトの21(メス) ※母優先

■評価「D」
のんびりした歩様です。こちらの記事で示しているとおり、歩様のんびりは勝ち上がり率が劣るため評価「D」としています。ただし、脚を出すリズム・歩幅などは一定さがあり、のんびり歩様はこの馬の個性と捉えて、歩様以外の要素(馬体等)で評価したほうが良いタイプかもしれません。

■父馬
ニューイヤーズデイ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/26 153.5cm 173cm 19.8cm 433kg
母11歳時 5番仔

No.22 アンジュシャルマンの21(メス) ※母優先

■評価「S」
きれいに歩けています。体を使った運動ができており、ストライドは広く、活気や推進力も感じられ、とても見映えのする歩様ですね。脚を出すタイミングや歩幅も一定であり、基礎能力の高さを表しているかのようです。

■父馬
ニューイヤーズデイ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/3 153cm 175cm 19cm 441kg
母7歳時 2番仔

No.23 エスティタートの21(メス) ※母優先

■評価「A」
脚の出や、歩幅が微妙に不一致になるケースが複数あり、骨格もしくは筋力的な不安定さを感じさせます。ただし、そこまで大きく懸念するほどではなく、標準的な動きができています。

■父馬
ブリックスアンドモルタル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/24 146cm 168cm 18.9cm 411kg
母8歳時 2番仔

No.24 パルティトゥーラの21(メス)

■評価「S」
きれいに歩けています。横からの歩様では、左右どちらからの映像でも脚を出すタイミング・歩幅などが一定であり、挙動の再現性に秀でていそうです。可動域的にも問題なさそうですね。全体的に平均点が高いタイプとみています。

■父馬
ブリックスアンドモルタル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/12 154cm 166cm 21cm 412kg
母7歳時 2番仔

No.25 フレジェールの21(メス)

■評価「A」
やや硬さがあるものの、一定した動きができています。少々速い歩様のため統計分類上の評価を「A」としていますが、特に大きな欠点もなく、良い歩様ですよ。

■父馬
ブリックスアンドモルタル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/24 151.5cm 173cm 20cm 390kg
母17歳時 9番仔

No.26 ケイティーズハートの21(メス) ※母優先

■評価「S+」
きれいな歩様です。手術の影響は感じさせず、脚を出すタイミング・踏み込み・飛節の伸びという一連の動きを、軽快あつ安定的に実現できています。後肢の可動域も広く、稼働を上手く推進力に変換できる持ち主のようで、ここからも能力の高さを感じさせます。

■父馬
サトノクラウン

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/19 155.5cm 172.5cm 21.3cm 455kg
母12歳時 6番仔
※腎脾間膜エントラップメントにより開腹手術(2021/10/28)

No.27 プルメリアスターの21(牡) ※母優先

■評価「S」
一定した動きを実現できており、素軽く、きれいに歩けています。ハービンジャー産駒はトモの緩さが気になるところで、もちろん本馬も現時点で緩さはありますが、現時点でスムーズに歩けていることから基礎体力は備わっているとみて良いのではないでしょうか。

■父馬
ハービンジャー

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/29 156cm 174.5cm 20cm 441kg
母9歳時 3番仔

No.28 マイティースルーの21(牡) ※母優先

募集取り下げ

No.29 ヒカルアモーレの21(牡)

■評価「S+」
かなりきれいに歩けています。再現性の高い一定した連続運動と、柔らかみのある、リズム感のある歩様です。これは水準以上の筋力と柔軟性、関節を持ち合わせている媒体であるゆえと解釈しており、本馬の基礎能力の高さを表しているのではないでしょうか。前後の動きを見ても脚の乱れを感じさせず良いですね。母17歳時の仔など字面面からそこまで人気しないかもしれず、穴馬としていかがでしょう。

■父馬
リアルインパクト

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/5/7 159cm 177cm 20.5cm 478kg
母17歳時 10番仔

No.30 コケレールの21(メス)

■評価「B+」
歩様自体は悪くありません。後肢の歩幅の広さが特徴的であり、脚の出を始めとする一連の動作にイレギュラーな要素はなく、活気を感じさせます。ただし、リズム診断では歩様の加速度に加点比重を置いており、本馬はやや遅い歩様であることから機械的に評価「B」としています(課題)。ただし歩様自体は見どころがあるため「+」を付けています。

■父馬
リアルインパクト

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
158.5cm 180.5cm 19.9cm 467kg
母17歳時 10番仔

No.31 アイヴィベルの21(牡)

■評価「B」
本馬も歩様自体は悪くありません。やや歩様が遅いため、独自調査の統計情報により機械的に評価「B」としていますが、一定した動きができています。前後の動きをみても、懸念点は無さそうですね。

■父馬
レイデオロ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/15 157cm 182.5cm 21.2cm 485kg
母8歳時 2番仔

No.32 マリアライトの21(メス) ※母優先

■評価「S」
小柄なこの馬なりのリズムで、一定した動きができています。歩様の加速度もほど良く、分類上の評価は「S」です。ただし、馬体が小さく出たこともあってかまだトモが頼りなく、後肢のストライドは狭くこじんまりとした印象の動きで、見どころは多くありません。

■父馬
レイデオロ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/15 149.5cm 169.5cm 19.5cm 391kg
母10歳時 4番仔

No.33 スプリングゲイルの21(牡)

■評価「A」
途中歩幅が複数回異なり、歩様のリズムも崩れており、やや安定性に欠ける歩様のようです(それゆえ、横からの動画が左→右に切り替わる瞬間に躓いていますが、歩幅が揃わなかったのでしょう)。ただし、特筆して悪いという訳ではないため、平均レベルとみています。

■父馬
ミッキーアイル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/5/7 148cm 175cm 20cm 435kg
母7歳時 2番仔

No.34 コナブリュワーズの21(メス)

募集取り下げ

No.35 ミセスワタナベの21(牡)

■評価「D」
前からの静止状態を見ると、前腕と管骨の軸がずれた”オフセットニー”が生じているように見えますね。こちら「内管骨瘤や腕節の剥離骨折などの問題を起こしやすい」と言われており注意が必要そうです。歩様で言うと、この馬なりのリズムで伸びやかに歩けており悪くなさそうですが、加速度がゆっくりであるため統計分類上の「D」評価となります。

■父馬
オルフェーヴル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/9 152cm 172cm 20.4cm 456kg
母7歳時 初仔

No.36 エンプレスティアラの21(牡)

■評価「B」
一定した歩様であり、平均レベルに動けています。骨格的にも問題なさそうです。ただし、ゆっくり目の歩様であるため、リズム診断の統計分類上の「B」評価となります。

■父馬
シュヴァルグラン

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/8 160cm 175.5cm 21cm 445kg
母17歳時 12番仔

No.37 ジンジャーパンチの21(牡)

■評価「S」
良い歩様です。緩さが目立ちますが、メリハリのある部位やその動きから、雄大に見せる歩様ですね。軽やかに均一したリズムで脚を出せており、前後の動画でもまっすぐ歩けていることから、骨格や筋力的にも良いものを持っていそうだと分かります。

■父馬
スワーヴリチャード

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/29 151.5cm 176cm 20.4cm 463kg
母18歳時 12番仔

No.38 トップライナーⅡの21(メス)

■評価「S」
運動神経の良さを感じさせる、活気が目立った歩様ですね(他クラブ募集されたスワーヴリチャード産駒も同様のイメージを抱いたことからも、良い能力を伝える種牡馬なのかもしれないと個人的に注目しています)。本馬は、やや飛節が伸び切らないため、良い脚をワンペースで長く使えるタイプに育つかもしれません。全体で一定した動きができており、平均点は高く映りました。

■父馬
スワーヴリチャード

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/25 150cm 173.5cm 19cm 410kg
母19歳時 12番仔

No.39 アンフィトリテⅡの21(牡)

■評価「S+」
ダイワメジャー産駒は、骨ばってゴツゴツした、やや硬い動きが多いイメージを抱いているのですが、本馬はその逆。とても柔らかみのある動きをしています。歩様における一連の運動も乱れなくキビキビと行えており、かなり良いのでは。初仔ながら馬格もあり、ダイワメジャーの最晩年の産駒として活躍に期待したいですね。

■父馬
ダイワメジャー

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/4 158cm 178cm 20.5cm 492kg
母6歳時 初仔
※左前副手根骨骨折 骨片除去手術(2022/4/26)

No.40 シンギングメリリーの21(メス)

■評価「B」
踏み込み深く、歩幅をキープしたまま動けているなど、歩様自体は悪くありません。歩様の速度がゆっくり目であることから、統計分類上の評価「B」としています。

■父馬
ダイワメジャー

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/29 157cm 178cm 21.1cm 486kg
母6歳時 3番仔
※右飛節OCD除去手術(2021/11/27)

No.41 シークレットスパイスの21(牡)

■評価「S」
ややストライドが狭くピッチ気味な歩様ですが、安定した一連の動作をおこなえています。分類上の評価は「S」ですが、全体の動きとしては平均レベルといったところでしょうか。

■父馬
リアルスティール

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/24 159cm 172.5cm 20.5cm 433kg
母6歳時 初仔

No.42 モアザンセイクリッドの21(メス)

■評価「S」
本馬もストライドが狭く、飛節も伸びきっていませんが、この馬なりの一定のリズムを保ったまま歩けています。その他の特筆点はなく、平均的に良い歩様です。

■父馬
リアルスティール

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/5/5 156.5cm 170cm 18.7cm 400kg
母12歳時 6番仔

No.43 ビットレートの21(メス) ※母優先

■評価「S」
キビキビと歩けており、良いですね。後肢の運びがとても効率的であり、推進力をキープしたままの動作ができています。脚の出・踏み込み・歩幅は一定であり、安定したパフォーマンスが期待できそうえす。

■父馬
ドレフォン

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/19 156cm 180.5cm 20cm 489kg
母9歳時 3番仔

No.44 ウインジュビリーの21(牡)

■評価「S」
無駄なく動けており、良い歩様です。同じ歩幅、かつ一定のリズムを刻んで脚を運べており、前後の動画を見てもまっすぐ進めています。体を動かすための骨格や基礎能力は水準以上にありそうですね。
なお本馬は7番仔ですが、デビューできたのが初仔のみ(競争登録されていない仔も含む)。体質の弱さが継がれているのかもしれず、このあたりはよく考慮したほうが良さそうです。

■父馬
リオンディーズ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/21 157cm 173cm 21cm 448kg
母13歳時 7番仔

No.45 コルコバードの21(牡) ※母優先

■評価「S」
良い歩様です。右後肢の踏み込みが多少甘くなるタイミングはありますが、飛節は良く伸び、一定のリズムでしっかり動けています。

■父馬
ルーラーシップ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/6 154cm 173.5cm 20cm 444kg
母8歳時 2番仔

No.46 ピースエンブレムの21(牡) ※母優先

■評価「B」
脚を出すタイミングや歩幅がずれ、少々ぎこちない歩様ですね。骨格か基礎能力に課題があり、安定した稼働ができないのだと思われます。現時点で馬体重が500kgを超えており、仕上げに時間がかかるほか、ぎこちない歩様ゆえに一部分に負荷がかかる懸念もあります。

■父馬
シルバーステート

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/14 158.5cm 183cm 21.2cm 510kg
母15歳時 7番仔

No.47 ティンバレスの21(牡) ※母優先

■評価「B」
やや歩様の加速度が遅いため、リズム診断の統計分類上の評価「B」としています。歩様自体は癖もなく、可もなく不可もなくといったところで悪くないですよ。

■父馬
ヘニーヒューズ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/15 159cm 177cm 20.7cm 502kg
母9歳時 3番仔

No.48 バイラオーラの21(メス) ※母優先

■評価「A」
あまり見どころの無い歩様です。歩様の速いピッチ気味の馬に多いのですが、本馬も勢いに任せて一本調子に歩いているようです。可動域は狭く、歩幅やリズムが時おりバラけています。

■父馬
マインドユアビスケッツ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/30 155cm 180cm 19cm 478kg
母15歳時 9番仔

No.49 ヒルダの21(牡)

■評価「A」
左後肢に少々難があるのでしょうか。踏み込みが甘くなり、そこでバランスを保つために右後肢を出すリズムがずれ、推進力を欠いてしまほどのぎこちない歩様が見られます。日々の連続運動の中でも負荷がかかっていると思われ、育成のなかで上手く補正ができると良いのですが。

■父馬
ミッキーロケット

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/23 145.5cm 167cm 19cm 413kg
母8歳時 2番仔

No.50 キャントバイミーラヴの21(メス)

■評価「B」
後肢の飛節がよく伸び、歩幅が広く、しっかり歩けていますね。ややゆっくり目の歩様であるため評価「B」としていますが、体を動かすためのフレームは整っているように思います。今後の成長・育成しだいでしょう。

■父馬
No Nay Never

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/7 152.5cm 179cm 20cm 455kg
母5歳時 初仔


■個別評価(関西入厩予定馬 No.51~90)

No.51 リラヴァティの21(牡) ※母優先

■評価「S」
体を使った派手なアクションではないため目立ちませんが、きれいな歩様です。一連の動作が滞りなくおこなわれ、体を動かすための基礎能力は水準以上のものを持ち合わせていそうです。

■父馬
ロードカナロア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/14 152cm 169.5cm 19.4cm 426kg
母10歳時 4番仔

No.52 エリティエールの21(メス) ※母優先

■評価「A」
多少の歩様の重さと、歩幅のずれはありますが、きれいに歩けています。やや歩様が速いため統計分類上の評価を「A」としていますが、悪くない動きですよ。

■父馬
ロードカナロア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/5 152cm 172cm 19.1cm 401kg
母7歳時 初仔

No.53 バウンスシャッセの21(メス) ※母優先

■評価「B」
この馬なりの一定した動きができており、良い歩様です。ただし、やや歩様の速度が遅いため評価「B」です。終始尻尾を振っており神経質そうな一面もありますが、耳も絞っておらず集中力を欠いて歩様のバランスを崩している様子ではなさそうなため気にせずでも大丈夫でしょう。

■父馬
ロードカナロア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/16 158cm 176.5cm 20.6cm 453kg
母10歳時 4番仔

No.54 トータルヒートの21(牡) ※母優先

■評価「A」
歩様が速い馬は歩幅が狭いことがほとんどですが、本馬は広く、しっかりと歩けています。やや脚を出すタイミングがずれますが、全体的に良い歩様と言えるでしょう。

■父馬
ハーツクライ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/21 153cm 176cm 21.4cm 475kg
母10歳時 4番仔

No.55 リリサイドの21(牡)

■評価「A」
やや速い歩様ですが、しっかり歩けています。気になるポイントとしては、厩務員さんはリードを短く持ち、本馬の首の位置を固定するかのようにガッチリと制御していますね。気性的な課題があるのでしょうか。

■父馬
ハーツクライ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/28 152.5cm 171.5cm 20cm 442kg
母14歳時 10番仔

No.56 アルアリングスターの21(メス)

■評価「A」
本馬もやや速い歩様ながら、しっかり踏み込み、飛節を伸ばして歩けています。右後肢の踏み込みが若干浅くなる時がありますが、全体的に良さそうです。

■父馬
ハーツクライ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/8 153cm 175cm 20cm 453kg
母6歳時 3番仔
※右大腿膝蓋関節感染性関節炎により洗浄手術(2021/4/17)

No.57 サトノオニキスの21(牡)

■評価「S」
脚の出・歩幅など一定した出力ができており、きれいに歩けています。軽やかさもあり、俊敏そうな印象を受けますね。水準以上の能力を感じさせる歩様です。

■父馬
エピファネイア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/13 156.5cm 177cm 20cm 442kg
母8歳時 2番仔

No.58 レーヴドゥラメールの21(メス)

■評価「A」
やや速い歩様ですが、活気あり、首と全身をうまく使った良い動きです。この血統はとにかく故障の懸念が付きまといますが、本馬は脚の出や歩幅も一定さがあり、前後の動画を見てもまっすぐに歩けており、歩様を見る限りではリスクを感じません。

■父馬
エピファネイア

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/12 150.5cm 172cm 20cm 425kg
※母5歳時 2番仔

No.59 シンハリーズの21(牡)

■評価「C」
後肢の可動域が狭く、柔軟性に欠けるためか歩幅がバラバラです。後肢の踏み込みが浅くなることが複数回あり、前肢との連動が取れておらず、推進力に欠ける歩様となっています。

■父馬
キズナ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/29 150cm 169cm 20.1cm 420kg
母19歳時 13番仔

No.60 マンビアの21(メス)

■評価「S」
きれいな歩様です。一定のリズムや歩幅を保ったまま四肢を動かせており、体全体をうまく使った推進力を生み出せています。キビキビと動けており、運動神経・体幹の良さも感じさせます。

■父馬
キズナ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/3 151cm 172cm 20.2cm 396kg
母13歳時 8番仔

No.61 アディクティドの21(メス)

■評価「S」
手術の影響を感じさせない、とても活気のある歩様です。飛節の角度があり、グッと踏み込んでから蹴り上げるまでの一連の動作を軽快に成立させています。小柄ですが、体を動かすための基礎能力は充分持ち合わせていそうですね。

■父馬
キズナ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/12 153.5cm 173cm 19cm 404kg
母15歳時 8番仔
※両後肢OCD除去手術(2021/10/29)、左飛節OCD除去手術(2022/7/22)

No.62 ディーパワンサの21(牡) ※母優先

■評価「A」
歩幅が狭く、やや速い歩様。この馬のフレームなりに一定の動きはできています。ただし、かなり繋が立っており、飛節の角度も少ない棒歩きのような状態のため、節々への負荷はかなり高そうです。

■父馬
ドゥラメンテ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/18 149cm 166cm 19.2cm 380kg
母7歳時 初仔
※左眼窩骨折整復手術(2021/6/25)

No.63 ビートリックスキッドの21(メス)

■評価「S」
脚の出・歩幅など一定の出力ができており、良い歩様です。まだまだトモに緩さが目立つため少々重さがあり、前肢が勝った歩きですが、成長と育成と共に前後バランスの取れた動きができるのではないでしょうか。

■父馬
ドゥラメンテ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/1 151.5cm 174cm 19.2cm 453kg
母17歳時 11番仔

No.64 ココシュニックの21(メス)

■評価「B」
やや脚どりを重く感じさせる、ゆっくり目の歩様。可動域などは問題なさそうですが、脚を動かすための筋力がまだ乏しいようです。活発さもあまり見らず、単に歩かされているような様子です。なお、前肢が骨瘤の発症リスクが高いと言われるオフセットニー気味であり、牝馬にしては大柄であることから部位に対する負荷からの故障リスクを感じさせます。

■父馬
ドゥラメンテ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/13 162cm 183cm 21cm 487kg
母16歳時 11番仔

No.65 アドマイヤローザの21(牡)

■評価「B」
後肢を出すタイミングが不一致です。推進力が乗ったかと思いきや緩まったり、耳もキョロキョロと動かしていることからも、集中力の散漫さからくる不規則な動きになっているのだと推測されます。脚の運び自体は良く、可動域は問題なさそうです。精神的な成長がカギとなるでしょう。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/9 155cm 180cm 20.9cm 486kg
母7歳時 初仔

No.66 リスグラシューの21(牡) ※母優先

■評価「B」
これだけの高額馬を「B」とするのは少々考えてしまうところもありますが、忖度せずに他馬同様に評価します。ゆっくりめの歩様であり、ちょっと後肢の足取りが重いですよね。現時点では緩さが目立ちことからも、余力を持って脚を動かせるほどの基礎筋力が備わっていないからだろうと推測します。歩幅などは一定であることから、骨格的な難はなさそうです。両親の成長力が反映されることに期待したいです。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/7 150.5cm 171.5cm 20.4cm 444kg
母7歳時 初仔

No.67 ディアデラマドレの21(牡) ※母優先

■評価「S-」
横から見た歩様は、素軽い印象であり、程よい速度で歩けているため統計分類上の「S」としています。ただし、前後の動きをみると「-」を付けざるを得ません。前肢・後肢共に、充分に踏み込むことができないといわれる狭踏肢勢です。特に前肢が顕著であり、体重の負担が集中してしまうため蹄などへのリスクが懸念されます。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/9 156cm 178.5cm 20.2cm 470kg
母11歳時 5番仔

No.68 ペルレンケッテの21(牡) ※母優先

■評価「B」
ややゆっくりした歩様。可もなく不可もなくといった形で、歩様に関して強調点はありませんが、懸念すべき要素もなく、普通に良く歩けています。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/14 157cm 175.5cm 20.9cm 450kg
母13歳時 7番仔
※さく癖

No.69 レネットグルーヴの21(メス)

■評価「S」
前肢が立ち繋ぎで、弓脚のようですね。膝や腱への負荷から、故障への懸念が高まります。歩様自体はキビキビと軽快に歩けており、分類評価として「S」を付けています。良い能力を持っていそうなだけに、ただ丈夫に育つことを願うばかりです。

■父馬
モーリス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/31 158.5cm 182cm 19.1cm 478kg
母11歳時 5番仔

No.70 マルティンスタークの21(メス) ※母優先

■評価「S」
脚の出・歩幅など、いずれのシーンでも一定した動きができています。後肢は飛節の角度が浅く、伸び切らないため、やや硬めの印象。運動神経が良さそうであるがゆえ、節々への負荷は注意したほうが良いかもしれません。

■父馬
サトノダイヤモンド

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/28 150.5cm 169cm 18.9cm 410kg
母16歳時 10番仔

No.71 グリューヴァインの21(牡) ※母優先

■評価「B」
飛節はあまり伸びず瞬発力勝負では劣りそうなものの、歩幅は一定であり、ややゆっくりめですが歩様自体は悪くありません。また、球節などの各パーツがしっかりしており、丈夫に走ってくれそうな印象です。

■父馬
ニューイヤーズデイ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/20 155cm 179cm 21cm 468kg
母9歳時 3番仔
※右飛節OCD除去手術(2022/2/9)

No.72 クルークハイトの21(メス) ※母優先

■評価「S」
緩さが目立ちやや力感に欠ける印象ですが、前肢・後肢ともに一律であり、きれいに歩けています。ただし前から見た動画では、前肢が広踏(ガニ股のような歩様)かつ外弧を描いており、これが今後も顕著なようだとスピードを損なう走りとなってしまう恐れがあります。

■父馬
ニューイヤーズデイ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/5 157cm 177cm 20.4cm 454kg
母7歳時 初仔

No.73 オーマイベイビーの21(牡) ※母優先

■評価「C」
かなり速い歩様であり、踏み込み・飛節の伸びが浅く動きにゆとりが無く、勢いに任せて歩いているだけのような状態です。耳を頻繁に動かしていることからも、気性的な難しさを持ち合わせていそうです。

■父馬
ブリックスアンドモルタル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/25 151cm 172.5cm 20.1cm 436kg
母10歳時 6番仔
※さく癖

No.74 ラプソディーアの21(メス) ※母優先

■評価「S」
初仔✕小柄は勝ち上がり率が劣り、管囲等の測尺も小さく出ており、これらの要素だけを見るとオススメできません。ただし、歩様評価としてはこの馬なりに一定の動きができており、速度もほど良く、評価「S」としています。

■父馬
ブリックスアンドモルタル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/24 147.5cm 170.5cm 18.7cm 394kg
母7歳時 初仔

No.75 アロマドゥルセの21(牡) ※母優先

■評価「S+」
きれいに歩けています。後肢の運びは軽やかでありながら、力感を伝えつつも歩幅は一定に刻めています。活気・推進力も備わっており、かなり良い歩様と言えます。ハービンジャー産駒ということでトモの緩さが気になりますが、現時点でこれだけの運動ができていれば充分と言えるのではないでしょうか。

■父馬
ハービンジャー

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/7 153cm 173.5cm 20.7cm 442kg
母7歳時 初仔

No.76 レイリオンの21(メス) ※母優先

■評価「S」
かなり良いリズムで脚を運べていますね。踏み込みから、次の踏み込みまでの間隔が実に軽快。歩幅も一定に刻めています。1つ気になったのは、後ろからの動画で右後肢が踏ん張り切れていない点。骨格か筋力の均衡が取れていないのか、左斜めに踏み込む形となり、そこでバランスが損なわれるため軸がぶれて徐々に右へと寄っています。横から見て歩様が乱れている訳ではないため育成で補強できる範囲ではと思いますが。

■父馬
ハービンジャー

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/21 154cm 178cm 18.9cm 438kg
母8歳時 2番仔
※両飛節OCD除去手術(2021/11/1)

No.77 ヴィートマルシェの21(牡) ※母優先

■評価「S」
やや歩幅が揃わないケースが見られ、首と体を使った運動ができておらず躍動感や推進力に欠けますが、脚の運び自体はほど良いリズムを保って歩けています。正面から見ると少しオフセットニー気味でしょうか。

■父馬
リアルインパクト

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/17 156cm 175.5cm 20.2cm 469kg
母19歳時 12番仔

No.78 リッチダンサーの21(メス)

■評価「S+」
名牝21歳児の仔で「どう出るかなぁ?」と気になっていましたが、かなり良い歩様ですね。動きは実に軽快。一定のリズムを保ったまま、スッと次の動作に移行できています。前後の動きを見てもまっすぐに歩けており、骨格的なリスクは無さそうです。

■父馬
リアルインパクト

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/15 154cm 177cm 19.5cm 434kg
母21歳時 16番仔

No.79 ヒストリックスターの21(牡)

■評価「S」
全体的に緩い馬体。そのため後肢に少し重さを感じる動きですが、脚の出・歩幅などは一定であり、歩様はまずまず良いといったところでしょうか。ただし、前肢が“狭踏姿勢”のようで歩様が不安定。前後の動画で見るとよく分かりますが、前肢がふらふらして着地位置が常に定まっていません。過度な負荷がかからないと良いのですが。

■父馬
レイデオロ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/13 155cm 176.5cm 20.1cm 461kg
母16歳時 12番仔
※咽頭部ポリープ切除(2021/9/21)

No.80 ギーニョの21(牡)

■評価「S+」
きれいに歩けていますね。規則性のある一定した脚の出や歩幅であり、前肢・後肢の連動を推進力として伝えられる歩様ができています。水準以上の動きに見えます。歩幅は広くないため、マイル前後が主戦場となるでしょうか。

■父馬
レイデオロ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/1 153cm 170.5cm 20.2cm 443kg
母18歳時 11番仔

No.81 ライジングクロスの21(メス)

■評価「S+」
本馬も整った歩様で、きれいに動けています。前後の動きもまっすぐに脚を出せており、首を使った動きの良さからも体幹に優れていることが伺えます。小柄なつくりのため、体重維持には苦労しそうではありますが……。

■父馬
ミッキーアイル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/25 149.5cm 171cm 18.5cm 404kg
母18歳時 12番仔

No.82 カイカヨソウの21(メス) ※母優先

■評価「S」
一定のリズム・歩幅を保って歩けており、骨格・筋力的にも基礎が備わっているようです。飛節に角度がなく、硬さのある歩様ですが、血統からもダートかなと思うためこれで良いでしょう。

■父馬
オルフェーヴル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/2/15 157.5cm 178.5cm 19cm 449kg
母11歳時 5番仔

No.83 クイックリトルミスの21(牡)

■評価「S」
やや踏み込みの甘さ、力感の無さを感じますが、特に癖もなく一定さを保った歩様ができています。平均的に良い歩様です。

■父馬
スワーヴリチャード

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/24 156cm 173cm 21.2cm 461kg
母17歳時 12番仔

No.84 アピールⅡの21(牡)

■評価「S」
まずまず良く動けています。時おり耳を絞っており、気難しい面はありそうです。このためか、前後の動画を見るとよく分かりますが、まっすぐ歩いていると思ったら寄れたり、集中力に欠けて動きにも影響が少なからず出ているようです。横からの歩様で脚を出すタイミングや歩幅が異なるのもこうした気性面からかもしれません。以外の懸念は無く、歩様として良いものを持っていると感じています。

■父馬
ダイワメジャー

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/15 151cm 172cm 19.7cm 410kg
母13歳時 8番仔

No.85 ハーレクイーンの21(メス)

■評価「C」
やや勝ち上がり率が劣る、かなり速い歩様です。速い馬は勢いだけで歩くようなかたちとなり歩幅などがバラバラなケースが多いのですが、本馬はそれなりにまとまっていますね。歩様的には見どころが少ないのですが、そこまで悪いという訳ではなく、本馬の特徴として捉えたほうが良いのかもしれません。

■父馬
リアルスティール

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/1/20 156cm 183cm 18.6cm 434kg
母8歳時 3番仔

No.86 ローズノーブルの21(メス) ※母優先

■評価「B」
ややゆっくりめの歩様。前後の動画でみると、前肢・後肢ともに外弧歩様であり、四肢の蹄の着地位置が常にバラバラですね。蹄が若干遠回りとなる着地ゆえ、他馬と比較してゆっくり目の歩様になっているのでしょうか。横から見ると後肢の可動域は広く、リズム良くのびやかな良い歩様をしているため、節々に余計な負荷がかならないと良いのですが。

■父馬
ドレフォン

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/21 154.5cm 174cm 19.2cm 416kg
母12歳時 6番仔

No.87 ピエリーナの21(牡) ※母優先

■評価「S」
横・前後、どこから見ても一律できれいに歩けています。血統や飛節の角度的にもダート向きかなと思うものの、機敏そうな脚の運びで、ある程度の柔らかみもあり芝でもやれそうですね。

■父馬
リオンディーズ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/17 156.5cm 173cm 19.3cm 429kg
母10歳時 4番仔

No.88 グレイシアブルーの21(メス)

■評価「S」
活気よく、しっかり歩けていますね。脚の運びは滑らかであり、テンポ良く後肢を踏み込み、一連の動作を無駄なく完結できています。体を動かすために必要な骨格・筋力は充分備わっていそうです。

■父馬
ルーラーシップ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/29 148cm 172cm 19.5cm 423kg
母19歳時 12番仔

No.89 ヴィアンローズの21(牡)

■評価「A」
やや速い歩様。また若干、後肢いずれかの踏み込みが浅くなるタイミングがあり、そこで推進力を欠いてしまう動きになっています。全体的にみて、歩様は平均的といったところです。

■父馬
アルアイン

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/25 155cm 173cm 20cm 430kg
母19歳時 15番仔

No.90 ムーングロウの21(牡)

■評価「B」
やや遅い歩様で、脚の運びも少し重い印象。横から見ての動きは悪くなく、可動域の広い骨格を持ち合わせていそうですね。前後の動きを見ると、右手前に頼って歩いているため、右へ右へと寄れているのが分かります。骨格は悪く無さそうなため、現状の筋力不足・バランスの悪さゆえの、少し重い足取りになっていると理解できます。今後の育成しだいでしょう。

■父馬
ジャスタウェイ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/14 153cm 174cm 21cm 465kg
母12歳時 8番仔


※参考評価(地方入厩予定馬 No.91~95)

【リズム診断】は“中央勝ち上がり”をコンセプトとしており、地方競馬のデータ収集は行っていないため、診断理論が当てはまるのか未知数です。あくまでも参考内容としてご覧ください(診断評価に対する実績からも除外します)。

No.91 ブリトマルティスの21(牡)

■評価「S」
牡馬ですが、かなり小柄に出ましたね。ダートはあるていど馬格がないと難しい面もあり、大きなマイナスポイントかなと思いますが、歩様自体は良いですよ。前後・横から見ても、まっすぐに脚を出せており、無駄のない動きができています。

■父馬
オルフェーヴル

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/5/13 150.5cm 163.5cm 18cm 357kg
母17歳時 9番仔

No.92 ココファンタジアの21(メス) ※母優先

■評価「B」
歩様はややゆっくり目であり、非力さゆえか後肢を充分に動かせていません。可動域は広そうですね。この母にして地方募集は少し驚きでしたが、ダートでの活躍となると本馬の歩様からはあまりイメージが湧きませんでした。

■父馬
ニューイヤーズデイ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/10 153cm 174cm 19.1cm 430kg
母8歳時 2番仔

No.93 ブランシェクールの21(牡) ※母優先

■評価「S」
母優先馬となりますが、地方馬では本馬が一番よく見えました。やや踏み込みが不一致ですが、動きにある程度の硬さがあり、飛節の角度が浅く伸び切らない歩様は、ダートの馬場をグリップしやすく長く良い脚を使えそうです。球節など骨太であり、丈夫そうでもありますね。

■父馬
マインドユアビスケッツ

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/4/22 156.5cm 177cm 21.6cm 475kg
母8歳時 2番仔

No.94 ジルズパレスの21(牡)

■評価「A」
やや速い歩様のため、分類上「A」評価としています。可もなく不可もなくといった歩様で、この馬なりに一定した脚の動かし方ができています。

■父馬
レッドファルクス

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/3/11 152cm 172cm 19.7cm 463kg
母8歳時 初仔

No.95 ティッカーテープの21(メス)

■評価「A」
小柄な牝馬であり、繋ぎが立っている訳でなく、歩様は素軽い印象。ダート適正と言われると「?」と感じてしまいます。

■父馬
ワールドエース

■生月日 体高 胸囲 管囲 体重
2021/5/3 145cm 167.5cm 17.9cm 388kg
母20歳時 12番仔


今年度、最も歩様が良く見えた馬

  • No.39 アンフィトリテⅡの21(牡)
    個別評価欄にも記載しましたが、ダイワメジャー産駒にしては意外とも思えるほどかなり柔らかい歩様です。そして、スーーッと余力を持って歩けており、初仔ながらかなり身体能力が高そう。ダイワメジャーの後継種牡馬はカレンブラックヒル、アドマイヤマーズぐらいであり、直系を残すためにも本馬には種牡馬入りするぐらいの活躍を期待したいです。

次に歩様が良く見えた10頭

※良く見えた順

  • No.2 ジョプリンの21(メス)

  • No.11 アールブリュットの21(牡)※母優先

  • No.29 ヒカルアモーレの21(牡)

  • No.22 アンジュシャルマンの21(メス)※母優先

  • No.75 アロマドゥルセの21(牡)※母優先

  • No.80 ギーニョの21(牡)

  • No.12 フロアクラフトの21(メス)※母優先

  • No.26 ケイティーズハートの21(メス)※母優先

  • No.81 ライジングクロスの21(メス)

  • No.78 リッチダンサーの21(メス)

総評

「今年の募集馬はレベルが低い」といった書き込みも見られますが、診断をしてみると評価「S」馬は半数ほどおり、全体感としては例年通りかそれ以上のレベルではないかと感じています。ただし、飛び抜けて良く見えた馬はあまりいなかった印象です(この意味では「レベルが低い」と言えるのかもしれませんが)。

そんな中でも、あくまでも歩様だけでの評価ですが、上記で挙げた11頭は動きが良く見えオススメです(中には人気にならなそうな馬もいますが)。
※上記のうち母親優先馬が5頭。こうして見ると母親優先の権利を持つことが、魅力的な馬に出資するために相当有利であることがよく分かりますね……。


なお、Twitterに記載した、母馬の年齢に関する情報を反映しておきます。

今年度は明らかに意図的に高齢の母馬を増やしていますよね。そしてなかなかデキが良く見える馬が多かったです。高齢となった繁殖牝馬は、実績があり、必要とされているゆえの存在。

試しに、高齢の母馬について「そくサーチβ」でざっくり調べてみると以下のような成績であると分かります。

<検索条件>
生産牧場:ノーザンファーム
母年齢:15歳以上

<検索結果>
サンプル頭数:237頭
勝ち上がり頭数:140頭
勝ち上がり率:59.1%

「成績が劣る」とも言われている出産時15歳以上の仔であっても、ノーザンファームという競争の激しい生産牧場で残り続けた優秀な繁殖牝馬であれば、勝ち上がり率が約60%にも達します。よって、「母馬が高齢だから」という理由だけで除外するのはもったいないかもしれません。


リズム診断「キャロットクラブ 2022年度 編」は以上となります。ご購入いただきありがとうございました。以後は、ほぼ毎日更新予定である「人気度・票読み」企画もお楽しみください。

なお繰り返しますが、リズム診断は歩様のみで評価を行っています。ぜひ以外の要素と掛け合わせて、より活躍が見込めそうな馬に絞り込んでいただければと思います。なお絞り込みの際には、以下の「そくサーチβ」で、勝ち上がり率が高い or 低い条件を見つけ、照らし合わせのうえ検討を進めていただけると嬉しいです。

今後、出資時に役立つデータ紹介やコラムなど無料記事なども展開していきます。よろしければこの『リズム診断』&『筆者のTwittereアカウント』のフォローと、本記事へのスキをお願いします。

おまけ企画「そくサーチβ」

アクセス方法:
公開終了

データソース:
2013-2019年産 サンデー、社台、G1、東サラ、キャロット
2015-2019年産 シルク
2015-2017年産 グリーン

ご注意事項:
・『そくサーチβ』内で表示される数値は、各クラブが発表する数値をもとにしていますが、もしかしたら入力ミスしているかもしれません。大きく間違ってはいないはずのため「だいたいこんな傾向!」「β版のおまけ企画だから仕方ない」と大目に見ていただけると助かります^^;

・1次募集の結果通知が出る2022年9月16日(金)頃までの限定公開です。以後、別クラブ募集時に再公開する可能性があります。また、何か不都合があった場合は期間途中であっても予告なく非公開とさせていただきます。

・キャプチャなどによる画面転載、URLの共有は一切無しでお願いします。また、改善点のご要望は一切お受けできません()。

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