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【東サラ】過去の先行満口馬の競争成績を調べてみた #東京サラブレッドクラブ

本記事は無料です。
リズム診断の2023年度募集馬への評価は上記リンクよりご覧いただけます(有料)。

この記事で分かること

募集時に“先行満口(抽選対象)”となった馬の競争成績と、そこから読み取れる傾向。

東京サラブレッドクラブで、募集時に人気だった馬は活躍するのか? という疑問を解決すべく、先行募集期間に「1,000口締め切り」が採用されていた2世代で調べてみました。

「1,000口締め切り」とは
先行期間中に申し込み数が1,000口に到達した時点で募集を締め切り、先に抽選をおこなう制度。特に人気が集中する馬の当落結果を先に発表することで、主に落選者に対してその他の馬への申し込みを促す目的(と思われる)で導入されていました。2019年産から運用されながらも、今年度は無し。

※掲載している競争成績は2023年6月19日現在のものです。
※表の「評価」は募集時におけるリズム診断結果です。
※勝ち上がり馬・率から、募集取り下げ、未出走馬、地方勝ちは除いています。

2020年産

・先行期間中の満口馬は、全22頭。
・先行満口馬の勝ち上がりは、全8頭。
・この世代の、クラブ全体の勝ち上がり頭数は全11頭(現時点。追加募集となった外国産馬を除く)。
・この世代の重賞馬は無し(2勝以上馬はレッドプロフェシーのみ)。

1,000口以上の抽選馬(この時点で募集締切)
10頭 ※募集番号順

400口以上の抽選馬
12頭 ※募集番号順


2019年産

・先行期間中の満口馬は、全17頭。
・先行満口馬の勝ち上がりは、全8頭。
・この世代の、クラブ全体の勝ち上がり頭数は全20頭(地方での勝利は除く)。
・この世代の重賞馬は、レッドモンレーヴ(2023年京王杯SC)のみ。

1,000口以上の抽選馬(この時点で募集締切)
5頭 ※募集番号順

400口以上の抽選馬
12頭 ※募集番号順

まとめ

わずか2世代の調査のため信憑性に乏しいのですが、募集時に“先行満口(抽選対象)”となった馬は「走るという訳では必ずしも無さそう」です。

ただし、人気最上位となる“1,000口馬”は、

・2020年産 9頭中4頭勝ち上がり(率44.4%)
・2019年産 5頭中3頭勝ち上がり(率60.0%) 重賞馬1頭

と一定の結果を残しています。よって、人気最上位馬に関しては「走る可能性が高い」という側面がありそうです。

他クラブも含めてさらに調査すると、新たな募集馬の判定方法が見つかるかもしれませんね。実際の競馬でも1番人気の勝率が最も高いですし、多くのかたの相馬眼の正しさを証明してみるのも楽しいかも?

今回の2023年度募集では、いち早く「1,000口突破」の警告が表示された4頭(レッドエルザの22、レッドパラスの22、ラストグルーヴの22、アッフェルマーレの22)は特に人気が高そうです。

果たして、これらの馬にもこの傾向が当てはまって活躍するのか? 今後の活躍を見守っていきたいと思います。

ちなみに、リズム診断で評価「S」を付けていた先行満口馬は、

・2020年産 8頭中4頭勝ち上がり(率50.0%)
・2019年産7頭中5頭勝ち上がり(率71.4%)

とさらに良い成績を収めています。よろしければ診断結果と人気予想を照らし合わせつつ『リズム診断』をご覧ください。

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