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宮ザキ園

皆さん、こんにちは。
すっかり秋めいてきましたね。
私の住む岡崎市は、まもなく紅葉の季節を迎えます。

紅葉の季節を迎えると、私がお手伝いさせていただいている宮ザキ園は、また多くのお客様でにぎわうようになります。

今は、かき氷と紅葉シーズンの狭間でほんの少しゆっくりできるとき。
そこで、今日は宮ザキ園についてご紹介させていただきます。

宮ザキ園の創業は、なんと江戸時代。
約200年の歴史あるお茶屋さんです。
今のご主人で6代目。

風情ある建物で、四季折々の自然を眺めながら、一服して頂けるカフェとして人気ですが、歴史や趣があるだけでなく、お出しする茶葉にも相当こだわりをもっています。

栽培から、加工、販売まで一貫して自社で行っているんです。
それも、化学肥料を一切使わない無農薬有機栽培です。

元々、宮ザキ園のある宮崎地区は豊かな山々に囲まれ、その湧き水を使用して、約400年前から、お茶の栽培がおこなれていました。

今ほど、手軽にお茶が飲めなかった時代。
当時は、薬としても扱われていたそうで、徳川家康公が、武士や農民の健康増進、健康維持のために、お茶栽培を奨励していたようです。
年貢も米の代わりにお茶で納めさせていたとの記述もあります。

宮ザキ園のスタッフとして、お店のお手伝いをするようになって知ったことです。
歴史だけではありません。

茶葉にまつわることもいろいろ知りました。

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・抹茶や玉露を作るために欠かせない被覆の作業が、意外に大変だということ。(上の写真被覆作業中)
日光を遮ることで茶葉が育たず(生産量が少なくなる)、高級になるということ。

・同じ煎茶でも品種によって、採れる時期はもちろん、味や香りが異なってくること。
品種名にヒントがあって面白いんです。
「おおいわせ」は早生品種!「さえみどり」は冴えた緑色のキレイな水色!

・淹れる温度によっても、甘味や苦味の加減が異なってくること
玉露は特に低温で淹れると甘味や旨味が際立ちます。

・摘んだすぐ後の茶葉なのか、少し寝かせておいた(熟成)茶葉かで、味の深みやコクが異なってくること。抹茶や満月紅茶は違いが分かりやすい!

宮ザキ園では月に1度の金継ぎ教室や煎茶道教室も行っています。また、イベントやカフェでの出店も行っています。

また、季節のお茶会などを催していますのでぜひ、お茶に親しみにきてください。

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いろいろなことを知ることによって、お茶の味わいがどんどん広がっていくと思います。

お手伝いを始めて1年半。
少しずつですが、お客さまにもお茶の話ができるようになってきました。

この奥深さを多くの人に知ってほしい。
純粋に、お茶の魅力に惹かれています。

少しずつ肌寒さを感じるようになるこれからの時期は、特にお茶が美味しく頂けます。
この三連休は、少し遠出をし、宮ザキ園のお茶を楽しみにいらっしゃいませんか。皆さまのお越しをお待ちしています。

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