柔術は役に立つのか(キッズ編)

ある日サウナに行こうとする道すがらとても丁寧なお問い合わせ電話を頂戴しました。ホームページをちゃんと読まれたらしく、キッズクラスへの入門問い合わせでした。
オムツを取れたら入会可能です、とトライフォース志木のキッズクラスの基本ルールをお伝えしつつ、その他つらつらとお答えしました。

最後に、ブラジリアン柔術を習ってなにか身につくことはありますか?と聞かれて、ありませんねえ、とお答えしました。ゲームとしての柔術は最高に楽しいですし学校や職場や家庭以外の居場所ができることの楽しみもありますが、それだけで大人だったら十分にやる理由になるのですが、子供に柔術をやらせてなにか特別に身につくかと言われますと、特にないですねえ、と。
たぶん、先方は営業でいうところのセールストーク的な、クロージングトーク的なものを求めていたらしく、助け舟を出す感じで、え、じゃあたとえば護身術になるとか、ありますよね??、と上品な感じに促してくださいました。
助け舟に乗れるかい?乗れらあ!とばかり、そうですね、柔術の成り立ちの経緯もあって柔術をやると子供たちは護身術という点ではかなりのものになりますよ、でも、セルフディフェンスできても、、、それが役に立つかというと、、、あんまり役に立ちませんねえ、とお答えしました。上品な感じで鼻で笑ってくださいました。
結局、礼儀作法とか身体能力向上だったらこれこれこういのがいいんじゃないんですかね、的にしみじみと語り合って終わりました。オリンピックスポーツはやはりその点すごいです。何より人格育成になりそうな気がする。私は甘やかしてばかりです。
なお、一昨年くらいのIBJJFのルール講習会後の試験の第一問目が、ブラジリアン柔術の目的について、で、「オリンピックスポーツを目指すこと」と回答したら間違いだったはずです。やっぱりブラジリアン柔術最高です。徹底しています。オチはなしです。

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