Lesson 14 クローズドガード2

リバースストレートアームロック

ホイラーグレイシーが幼児にヘッドロックしてそのままその幼児に投げ飛ばされている動画をみたことがありますが、ほんとうは、柔術はヘッドロックへのカウンターをひたすらやらされるような部分がとても大きいのだろうと推察しています。トライフォースでもベーシッククラスのレッスン4はひたすらヘッドロックエスケープです。その意味で、ヘッドロックに対するカウンターはブラジリアン柔術の真骨頂だ、と言われています。ヘッドロックへのカウンター。
とはいえクローズドガードに入れられた人がヘッドロックしてくると考える人は少ないでしょう。マウントポジションをブリッジで返されたときとかのフィニッシュポジションがこうなったりすることがよくあります。

リバースアームロックじたいがとてもいい技法なので、とっさにいつでもこの体捌きを使えるようになりたいものです。


フックスイープ(ヘッドロックに対して)

上の技の続き。クローズドガード(トップ)からのエゼキエルは常套手段なわけで、高名な先生の教科書の中にもセオリーやぶりのテクニックとして紹介されていたし、千年に一回くらいはこの展開に出会うので覚えておいて損はありません。というか、この動きをするのではないよというアカデミーとしての基本指針でもあります。

ペンデュラムスイープ

一番最初に習得する攻撃のテクニック・ストレートアームロックと同じ状況でつかえるのでペンデュラムスイープとアームロックは連携できます。マスターカリキュラムだと超絶技巧としてそれらのコネクションが紹介されています。白帯のとき、私はペンデュラムスイープで耐えた相手にもう一回同じ動きをしてストレートアームロックにつなげて一本勝ちして青帯をもらった記憶があります。下からのストレートアームロックと同じくらい大切です。このレッスンで教えられるペンデュラムスイープのコツが非常に優れていて誰でもいっぱつで使えるようになってしまうがゆえに、ストレートアームロックにたよらない人が多い気がします。ペンデュラムスイープを使うけれどストレートアームロックを使わない人はたぶん成長パラメーターがいびつなので注意です。トップだけとかボトムだけもよくありませんが、ボトムでもまんべんなく学びましょう。そして、ストレートアームロックはあるていどいわゆる打ち込みをやる必要があって、それが面倒くさいうえにおじさんを疲労困憊させる可能性が高くトライフォース志木ではほとんどやらせていません。暇なときに自主練としてやってください。


エルボーカップストレートアームロック

トライアングルチョークトランジション

このふたつもワンセットです。実戦というかガチ度高めの攻防ではたぶんガードポジション1のようにタイミングを利用してとるアームロックのほうがよくかかる気がしています。エルボーカップのアームロックは自分のやりたいことを明確に相手に伝えながら作っていくので工夫も多く必要になりますし、当然相手は逃げるのでそのあとのことも考えながらやっていきたいものです。

なお、足を組んじゃいけないと思いつつ私はたまに足を組んでしまう。これはたぶん人並外れて短い私の足の長さのせいです。

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