ブラジリアン柔術のクニック多すぎ問題

テクニックを演繹的に覚えるべきか帰納的に覚えるべきか。
すなわち、様々な状況に関する原理原則的なものをまず覚えてそれらを個別の事情にあてはめながら取り組むべきか、それとも、あらゆる状況の対応策やアタック方法を個別具体的にいったん暗記するべきか、という問題です。

結論としては両輪でまわすことになるのだけれども、とはいえ、スパーリング動画を見返したりするとき、相手はこのように判断したのだから自分はこのように応じるべきだったとか何か所も指摘されると柔術って覚えることが多すぎじゃない?みたいに思うわけで、気持ちもわからないでもない。

原理原則的なものは確かにあるけれど、それらを腑に落ちる形で自分の中に落とし込むためには、または、そもそもそれらの原理原則的なものを彫り出すためには、個別具体的なあらゆる問題とそれらの解決方法にあたることが前提であって、その意味では帰納的な立場をおすすめしたいきもちです。
トライフォースだったらベーシック・アドバンスト・マスターの三つのカリキュラムでそれぞれ30レッスンしかないから結局たった90レッスンで、そんなに多くはないと思うんだけどな。

カリキュラムを覚えて使う→原理原則的なものを彫り出す→自分のスパーリングを見直して改めてそれぞれの状況における個別具体的な対応策を学び使う→個別の状況から自分にとっての原理原則的なものを見つける、の流れじゃないでしょうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?