安全第一柔術

今年の世界柔術のあと、いろいろと考えることがありました。軽量級でもレスリング&フィジカル偏重時代が来るくらいのことがあってもおかしくないと思っていたのですがそうではないみたいですね。みんなが大好きな柔術はみんなが大好きな柔術のままですね。

いろいろと考えることがあり、2016年ヨーロピアンの芝本先生とカイオテハの試合を改めて見直しました。初めて見た時から何度見ても泣けます。今なお強くなり続けている先生に対して古い試合を引っ張り出す失礼を承知で、トライフォース柔術のひとつの到達点です。

いろいろ考えることがあり、50/50やラペラや足関節技をごちゃっと使って時間をつぶしながら相手を削るようなやり方を今までやっていなかったなと思い至り、自分の生徒がポイント先取されて残り時間永久にラペラ50/50で時間をつぶされたらどうしようみたいな恐怖心にかられ、ちょっと50/50と足関節技の比重を高めに2週間ほど過ごしました。

いろいろ考えて取り組んでいた結果ですが、言うまでもなく膝が不調をきたしはじめました。今回は半月板系の痛みです。さようなら、50/50。たった二週間の短い夢でした。ノーギで50/50からのヒールをバチバチに取り合うような攻防だったら何年続けても問題ないけれどやはり50/50だけは別格に膝に悪いです。ノーギでも無理にトップを取りに行くとやはり膝が悲鳴をあげます。撤退して二日間静養して一瞬で緩解です。よかった。
私の場合、ブルファイターパス、いわゆるトレアナパスについても同じことが言えます。ブルファイターになろうとこころに決めても大体3カ月で膝が不調になります。膝が悪い部族なので簡単に壊れます。

ここでぐっとこらえてもう一歩踏み込むかさっと撤退して一般人に戻るか、柔術人生でなんども向き合った問題です。今の私は瞬時に回れ右して元の道に戻ります。安全第一。

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