Lesson 8 ニーオンベリー

Xガードのカリキュラムもそうだけれど、ニーオンベリーからのおすすめアタックはこの五つ!以上!というカリキュラムです。この世のニーオンベリーアタックはおおむねこれら五つの派生です。確かに。

コントロール

自分が白帯のころ、技と膝を肋骨にぐりぐりしてくる人がたくさんいたなと遠い目をしています。アメリカで柔術を教えてもらった青帯の人がインストラクター資格取得したいということで模擬指導をさせたら、プレッシャーをかけろとはっきりと言っていて、いやまあプレッシャーはかけるかもしれないけれどそんなにゴリゴリとするの?マジで?となりました。もうちょっと自立してほしい。相手に体重を預けたら自立できないので。

マウントトランジションストレートアームロック(ファーサイド)

引き起こさずにふわっと回って一呼吸でとりにいくやりかたもあるし、トップにいたままその場でリバースアームロックにいくやりかたもあるしこれもまたいろいろな考えがありますよ。おもしろいです。サイドコントロール1のストレートアームロック(ファーサイド)と対をなしているところにも美しさがあります。仁王像とか狛犬とかシーサーのように石像が二体ビシッとそろっているような美しさです。


ベースボールチョーク

本気でベースボールチョークを狙うぞ、という意思を示された場合、ディフェンスの手順が案外知恵の輪になってていまだに間違えて負けます。
一方、クロスチョークの手の形でベースボールチョークのたいさばきをするひともいます。結構います。めちゃくちゃたくさんいます。なぜ。
キャッチャーミットみたいに手がでかい人のベースボールチョーク、うらやましいです。

クロスチョーク

クロスチョークの手の形のままベースボールチョークのように取りに行くと相手に乗りすぎちゃって一発ブリッジでひっくり返されちゃうので注意です。DEEPのタイトル戦か何かでATTの選手が○○先生にめっちゃいいフォームのニーオンベリーからおそらくパウンドを仕掛けようとしたら、○○先生はブリッジ一発で返しつつ同時にストレートアームロックもしかけててなんだこりゃとなったものです。すごい。でもこれは再現が難しいのでテクニックとしてドリルしたりはできないはずです。同様に、クロスチョークのフォームが悪い人に対するオーバーヘッドロールエスケープもすごくよく使うんだけれどもこれもたぶん技じゃない。
何事もフォームが大切です。このドリルの文脈のもじもじとした攻防はノーギとかでも使うしニーオンベリーからのアタックの真骨頂ですね。得られるものがとても大きくて失うものがとても少ない、柔術っぽい技です。すき。

ストレートアームロック(ニアサイド)

ノーモーションでとりたいですね。難しいのかもしれないけれど。ノーギでも道義アリでも全く同じ柔術なので全く同じ技法を使えます。
とにかくゆっくりと動けるようになるととっさにスパーリングで使えるようになるのは、つまり一瞬で召し取れるようになるのは、簡単です。

ノーギでも全く同じです。


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