道場のブログ・SNS

道場のブログは一度に二週間分をまとめて予約投稿している。ブログ掲載用の画像も会員さんたちに教えてもらってけっこうバエる感じにしている。

入会や体験入門や出稽古のディスクレーマーの中に結構大きめの文字で、練習風景を撮影してネットで利用しますよ、って書いてあってもなおあとから文句を言ってくるタダ練習希望の自称経験者がいたので、うちの道場で練習している全員に直接私が口頭で練習風景を撮影してブログに掲載しますよ、と本人か未成年の場合はその保護者から言質をとるようにしている。あと道場やぶりの人たちにも同じように一筆もらっているし、撮影してネットに流すの?って聞かれたから笑顔でうん使いますよ嫌なら帰ってくださいとちゃんと説明した。

テクニックドリルをいいかんじに流れさせていくのと練習風景をいいかんじに撮影するのはトレードオフだと考える派閥の人もいるようだけど、はっきり言ってそれはとんでもなく不遜な見解だろう。あたかも自分が神でこの世の支配者でカリスマで救世主で自分がいなければ会員さんがなにひとつテクニックドリルを進められないかのように思っていなければそんな考え方には至らない。不遜だ。何も信じていない。終末、世紀末、ラオウ並みに孤独な考え方。孤独のグルメを味わっている。
あなたは一人じゃないしトライフォースのカリキュラムやインストラクターマニュアルがあるから自分基準ではなくそれを基準にして行動すればいい、頼もしい先輩会員さんたちが後輩を誘導しているはずなのだからそのすきにパチッととれば問題なかろう。というか、先輩会員にとってテクニックドリル中に後輩を誘導するのが一番大切な練習のうちのひとつだと思うのだけど。なおカブトムシをいじり倒して弱らせるクソガキのように後輩にああでもないこうでもないといって困らせる人は後輩を任せてもらえず結果的に(自分の練習相手を強くすることが練習なのだという定義からすると)練習にならない。

いい感じに(すなわち、道場の広大さと清潔さがはっきりとわかる感じで、おかげさまで毎日毎回たくさんの人が練習に来ている賑わいがなんとなくほのめかせるように、和気あいあいとした楽し気な雰囲気も伝わるように、一方で消毒器具とかモップとかゴミ箱とかブルガリアンバッグとか筋トレ用のベンチとか洗濯機とかが映らないように、トライフォースのロゴが画面のどこかに入るように、といったかんじに)、撮影してからさらにゴリゴリと加工してブログ写真の完成。女性のご尊顔は別のアプリで美女風に加工するべきなのだとはわかるけど、すでに皆さん十分美女なので大丈夫でしょう。いやこれ以上言うのやめとくわ。なんでもない。

SNSもあればインスタのかっちょいい感じの動画もあればそういったものに課金してブーストしたりするのもやればやるだけ時間が溶けて消えていくけれどやらない選択肢もないわけで悩みどころです。あとはうちの道場のスパーリング風景を撮影しているとそれっぽいテクニックが撮影されるのでそれのお蔵出しもどうしようか考え中。

そんなかんじでこのノートもすでに2週間分はストックを置いておく。これは性分なのでしかたがない。杉村さんはこの世で何も信じていないでしょうと芝本先生に言われた私は自分自身のことを一番信じていない。
noteの予約投稿が有料なのだけは大きな事前調査ミスだった。だってどう考えても予約投稿って無料機能の範疇でしょう。かなしい。

指導者としての自分は偉そうにみんなを信じるぜうえーいというけれどそうじゃないときは全く信じない。信じられない。自分は必ずミスをする。悪魔が作ったくじ引きをひいているようなもんだいつか必ず誰かが貧乏くじを引くもんだ。まいにちドキドキしている。どんまい切り替えていこう。

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