Lesson 30 サブミッションとディフェンス
べつに特定のサブミッションを使わなくても黒帯になれるかもしれないがそれらの防御を知らないと黒帯になれないシリーズ。そしてベーシックカリキュラムもこれが最後です。
ギロチンチョーク(スタンディング、ガードプル)
手足の長いひょろっとした人はギロチンが得意そうでうらやましいですね。私は手足が短いずんぐりむっくりなのでそうおもいます。一方、ずんぐりむっくりのまま相手の首を自分の腕に詰め込むとぱんぱんのきつきつになっていいかんじに相手が苦しそうです。
ギロチンチョークはクローズドガードのレッスンでも習う技法なので同じです。腕力だけを使うのではなく体全体の力を使ってほしくて、形式的には①肘をあげたままにする、②相手のからだを下に蹴り推す(クローズドガードの場合)、③体を相手の首方向に曲げる、と教えています。デッドリフトをするときの筋肉を使おうという場合もあります。そして鮎の骨抜きのように、と説明することもあるのですが、もしかしてこのメタファーが通じていないかもしれないと思いながらあらゆる手を尽くすわけです。首をぶっこぬくような最大効率の力の使い方にきづいてほしいものです。
絶対に伝わってなかったメタファーシリーズは百兆個くらいあります。
ギロチンチョークディフェンス(スタンディング、ガードプル)
ヘッドロックの防御のフォームが混じっていますね。セルフディフェンス。
受け身を取りましょうとつたえながら毎回新鮮なドキドキを味わえます。皆さん受け身を取ってください。
総合の技法でもあります。ヴォンフルーチョーク。ググりたい場合はヴォンフルーチョークでぐぐるとけっこういいかんじにみつかりますよ、ということもありますがヴォンフルーの名前を毎回失念します。
相手の首の骨を明確にきめているのでゆっくりきめてはやめにタップ、ですね。苦しくなくてもタップしたほうがいいです、最初は。
ストレートアームロックディフェンス(スリップオーバー)
ストレートアームロックの防御なんてなんぼあってもいいですからね。顔側の足を処理するかおなか側の足を処理するかの問題で、ベーシックでは顔側の足を処理します。Sクラッチで柔軟に対処するのも特徴的。
ストレートフットロック
これとマスターカリキュラムのレッグロックをやっておけばノーギも含めてすべて対応できるので超お得です。別の言い方をするとこれしかないのでまずは自分の心を捨てて言われるがままにこのフォームを再現できるようになることが肝要です。
太鼓腹のおじさんがハート様のごとく自分のおなかに相手の足をぐにゅッとめりこませて固定するタイプのストレートフットロックが好きです。誰か研究しているはずだからいつか知りたい。
ストレートフットロックディフェンス
エビするだけで解除するパターンと、最終段階に至ったところから解除するパターンがあります。エビするだけのパターンで90%のストレートフットロックを回避できるので便利です。
最終段階からのエスケープは、痛いかどうかと言われたら痛いのでスパーリングではさっさとタップするのがいいです。絶叫しながら。
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