おつきあい

トライフォースオンライン教則の撮影が終わりました。なかなか気疲れします。その日は仕事にならないので結局有給休暇をとってそなえました。早朝にえらい腹痛になったあと昼過ぎからドキドキし始めて電車に乗るころには例のごとく過呼吸になりました。例のごとく、すなわちアドバンスト検定を受けたときのごとく過呼吸になったのですが、一度過呼吸になっておくとちょうどぎっくり腰のようにその予兆がわかるようになるため、はいはい例のあれねと慣れた様子で、つまりぎっくりの予兆が来たらぎっくりにならないように生きていくように過呼吸の予兆が来たらおさんぽしながらそれに付き合ったわけです。前回撮影されたテクニックはまだ配信されていないので今回の私がお蔵入りになっていないのであればはるか未来に配信されることでしょう。前回のノートを見ると撮影後になぜかソトムソウについて考えていたようです。前回まではけっこうな真剣度合いで、全体のバランスを考慮しながら、一回の撮影につき最低一個はスタンディングを収録しようと使命感に燃えていたようなのですが今回は受け手がラッソーの使い手の若者だということだったので逆にひたすらラッソーを収録しました。俺はこういう人間だ。こういう人間。ビッグダディ男の流儀。とりのこしのラッソーについては次回の収録に回すことでしょう。無限に出てきそうです。

藤井システムの藤井九段が藤井八冠について語ったところの一つで、藤井聡太さんが藤井システムのような一点突破の必勝システムを作ることはないだろう、という言葉があって、つまり藤井八冠は序盤中盤終盤あらゆる展開が得意なうえにそれらを実現するための能力がとんでもなく高いので、普通に理論上最善の理想的な将棋を打ったほうが強くて合理的だ、という意味で、わかるよ、わかる藤井九段、わかる、私は将棋は知らないがどうしてもそれを研究しなければならなかった問題意識も藤井システムと心中しなければいけない理由や男気も分かるぞ、わかる。そしてレベルの高いオールラウンダーがいちばん強いのもあたりまえだけどわかる。

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