Lesson 11 クローズドガード1


シットアップスイープ

太古の昔はヒップスローと言われていた技法。ヒップスロー、つまり腰投げ。
いきなりよいしょと起き上がるとつぶされてしまうとのスタートはかなり画期的でほかの動きとのつながりもぐっとやりやすいはずです。決してお尻をマットから浮かそうとしないひとがいるのでこれがよくある失敗パターンです。空気を読んでパートナーも自ら仰向けに転がってくれるので失敗だと気づけない悲劇をなんとしても食い止めたいものです。

ギロチンチョーク

クローズドガードからきめるとしたらアームインギロチンは力が入らないものの、アームインギロチンはマスターカリキュラムも含めて教えられません。10年後くらいに改定されるであろう改定版には取り入れられるかもしれないといううわさです。ネバーエンディングストーリーです。

腕力だけできめようとしてもきまるし、気道を圧迫してもきまるときはきまるけれど、体重を使ったり全身の力を使ったり気道以外の場所をおさえたりするのはちゃんとした先生に教えてもらえるなら教えてもらったほうがいいテクニックです、地味に。


ラップトアームロック

ラップトアームロックです。ラップトアームロック。ジャンジャックマチャド先生の弟子であるエディーブラボー先生は自分のDVDのなかでジャンジャックのかたちだと呼んでいました。単にマチャドと呼ぶ日本の先生もいますがマチャド先生ってわんさか兄弟がいて全員鬼のように強いらしいのでマチャドだと日本以外では通じないのかもしれません。マチャド。

半身になってえぐい角度のアメリカーナで攻める流派もありますがまあそれはそれでオモプラータのほうが勝率高めですね。


フックスイープ
オモプラータ

ラップトアームロックで相手が防御した場合のオプションが最後の二つのレッスンです。
つぶされたら右にエビをしてフックスイープ。左にエビして逃げられたらオモプラータです。
白帯で最初に教えてもらうオモプラータでスイープじゃなくてきめきることを教えて、オモプラータからのスイープはベーシックでは教えないというのはかなり特徴的な流派です。ヒールフックとオモプラータはスイープです、と言う先生もいるくらいです。ここからさきは哲学と政策の問題でどちらが正しいというわけではない。

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