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【ボクシング】第3戦も超接戦。エストラーダが僅差でロマゴン下して勝ち越し/マルティネスは捉えきれずも判定勝利

☆12月3日(日本時間4日)・アメリカ/デザート・ダイアモンド・アリーナ(アリゾナ州グランデール)
WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦
○ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)チャンピオン
●ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)1位
判定2-0(114対114、116対112、115対113)

 前回(2021年3月)同様、いったい両者はどれだけのパンチを繰り出しただろうか。それでいて、最初から最後まで速いテンポはまったく変わらず、スピーディな攻防を演じきった。疲れを見せることもなく、打って打って打ちまくり、よけてよけてよけまくる。両者のスタミナもさることながら、ともに脱力し、リズミカルに打つ。その波長がバッチリとかみあうとこうなるという最たるものだ。

 そして、これまた前戦と同じく、エストラーダの勝ち、ゴンサレスの勝ち、引き分けと、どのパターンを指示する者がいたとしても何ら疑問は抱かない。スコアに10対10をつけてよいのなら、ほとんどのラウンドをそうつけてしまうだろう。このふたりの戦いを、どちらかに振り分けていくというのは非常に酷な行為である。

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